2015年01月07日

【園内集団感染に注意!】子どものノロウイルス(前編)

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こんにちは!保育士バンク!編集部です。

今年もノロウイルスの流行が始まっています。

昨年11月には千葉県船橋市内保育園で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が起こり、園児・職員合わせて32人の感染となりました。また、一番新しい発表では昨日6日に福岡県福岡市の高齢者施設で入所者・職員23名の感染者が出ています。

秋の終わりから春先にかけて流行り、重症化の心配はありませんが強烈な吐き気や下痢を伴う症状が特徴で心身共に負担が掛かる病気です。

冬に流行る風邪や予防についてお送りしている今週ですが、今日はノロウイルス!
細かな注意が必要な為、今回は前編と後篇に分けてご紹介します!

●感染~回復までは短期間

ノロウイルス感染症は「ウイルス性食中毒の代表」と呼ばれる感染症の1つです。
厚生労働省では感染者が毎年増加傾向にある、と危険性を示唆しています。

・ウイルス耐性が強力
塩素や熱にはかなりの耐性があり、60度程では10分異常加熱してもウイルスは死滅しません。

・感染源は主に二枚貝
生牡蠣など加熱が不十分なまま食す事で、ウイルスが侵入し十二指腸・小腸の細胞に取り付き体内で増殖します。
嘔吐や下痢・発熱を発症しますが、2・3日経つと次第に感染力が弱くなっていきます。

・感染期間は約一週間
潜伏期...2日以内
発症...2~3日
回復期...2~3日

※この間は感染の危険があるので、完全に回復するまで自宅療養しましょう

●二次感染の恐怖

この病気で一番怖いのが、二次感染。

ノロウイルスは全て口から感染します。
吐しゃ物や糞便から空気中を漂うウイルスを吸い込む「飛沫感染」、処理した際の「接触感染」、空間に残った埃などを吸い込む「塵埃(じんあい)感染」で発病します。

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・初期症状

まず微熱が出て、次第に「吐き気や嘔吐」・「腹痛」・「下痢」を発症します。

基本的に食中毒の症状と同じです!

○乳幼児の特徴

・顔色が悪く、目がうつろ
・チクチクとした腹痛
・水っぽい下痢をする(特に新生児の場合)
・37度~38度の熱が出る
・急に嘔吐が続く
・嘔吐と下痢でぐったりしている

●特効薬は無し!絶対安静!子供は脱水症状の併発に注意

実はノロウイルスには、抗ウイルス剤が現時点では存在しません。
予防接種も出来ないのです!

なので発症したらすぐ病院・・ではなく、自宅療養で問題ありません。
症状が落ち着くまで温かくして安静に過ごし、自然治癒の回復を促すことが大切です。

・脱水症状には注意
特に子どもの場合は食欲が落ちて、下痢や嘔吐の連続で水分不足になってしまいます。
少しずつで良いので薄めたスポーツ飲料・湯さまし・お茶・経口補水液といった物を与えましょう。
小児科医がすすめる目安は「4時間で体重(1㎏単位)×50mlを飲ませる(例:15㎏なら750ml)」です。

万が一消耗が激しく水分を全く取れない状態が続く場合は、病院を受診し点滴による水分補給をします。

いかがでしたか?数日で然回復しますが、ノロウイルスは辛い病気ですよね。

次回は予防対策についてご紹介いたします!

★ 【園内集団感染に注意!】子どものノロウイルス(後編)はこちら