2015年01月13日

【乳幼児が特に危険!】ロタウイルスの特徴

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こんにちは!保育士バンク!編集部です。


先週「ノロウイルス」についてご紹介させていただきましたが、その際ご意見頂いたのが「ロタウイルス」。
どちらも感染性胃腸炎を起こすウイルスの病気です。

突然の嘔吐から始まり、激しい下痢、発熱が続き約1週間で回復...とやはり基本的な症状は「ノロウイルス」と似ています。
ですが、特徴や予防薬など異なるポイントも多くあります!

今回は「ノロウイルスとロタウイルスの違い」を中心にご紹介させていただきます。

●ノロウイルスとはここが違う


・乳幼児が多い!大人はかかりにくい
乳幼児期(0~6歳頃までの間)に殆どの子供が一度はかかると言われています。大人になると掛かりにくく、軽い症状となります。

また潜伏期間が最大3日とノロより少し長い場合もあります。
新生児の初期症状は以下の通りになります。

1.おしっこの量が減る・でない
2.顔色が悪く・ぐったりしている
3.皮膚に張りがない
4.唇や手のひらが乾燥している

・下痢の症状が違い、嘔吐症状が強い

ロタウイルスにかかると「米のとぎ汁のような白色をした便(白色水様性下痢)」が特徴です。また1日5~6回嘔吐する事があります。

症状が続くと、年齢が低いほど体が小さく摂取量が少ない為、水分・塩分を大量に失い脱水症状になりやすい傾向があります。

 

・ワクチン予防が可能!
発症後の治療法はやはりまだ確立されていません。ですが、近年予防薬が海外で開発されました!!
日本では2011年から「ロタリックス」、「ロタテック」という飲む予防薬(任意接種生ワクチン)が発売されました。

これにより発症・重症化を90%防ぐことが可能です!
ノロウイルスと比べると若干感染力は低いとは言われていますが、人が多く集まる場所では手洗い・消毒で集団感染を完全に防ぐ・・ということは中々難しい為、近年ワクチン予防がすすめられています。


生後6週間から可能で、4週間隔で2~3回接種(経口)と短期間で出来ます。

ワクチンの種類によりスケジュールは異なりますので、初回接種など早めに受けられるよう掛かりつけの医者とよく相談しましょう

●感染期間・経路・治療法はノロウイルスと同じ


・発症期間
潜伏期間...1~3日、発症期間...2~3日、回復期間...2~3日

・感染経路
経路は口からウイルスが入る(経口感染)のみですが、処理した際の「接触感染」、空間に残った埃などを吸い込む「塵埃(じんあい)感染」なども感染の原因となります。

・やはりで安静に過ごすことが大事
発症した場合特効薬はない為、自宅で休ませ、こまめに水分補給をすることが治療の基本となります。
下痢止めなどはかえってウイルスの排出が減らされるので、回復を遅らせることが有ります。


万が一脱水症状が心配される場合は点滴治療が必要となりますので、病院へ連れて行きましょう。
また、ノロと同様に「次亜塩素酸ナトリウム」(家庭用漂白剤)も消毒に効果があります!

いかがでしたか?詳しい消毒方法などは、是非こちらのノロウイルス消毒についての記事(後編)をご覧ください!

★関連記事 【園内集団感染に注意!】子どものノロウイルス(前編)

★【園内集団感染に注意!】子どものノロウイルス(後編)