2015年04月10日

【マザリーズ】で赤ちゃんとコミュニケーションを取ろう

mazariis2.jpg

保育士の皆さん、こんにちは!保育士バンク!編集部です。

皆さんは【マザリーズ】という言葉をご存知でしょうか。

もしご存知なくても、保育士の皆さんは、普段から知らずに知らずのうちに実践していることかと思います。

マザリーズは【赤ちゃんを育てる魔法の言葉がけ】です。

具体的には一体どういったものなのか、ご紹介したいと思います。

 

■マザリーズの始まり

マザリーズは英語でmathereseと表記し、日本語だと【母親語】と訳されています。

Mathereseという言葉を初めて用いたのはアメリカの文化人類学者・言語学者であったチャールズ・ファーガンで、時代は1966年のことでした。

 

■マザリーズって何?

国や言語、種族に関わらず、女性が赤ちゃんに話しかける時には

「やや高めの声のトーン」

「抑揚たっぷり」

「ゆっくりテンポ」

「同じ言葉の繰り返し」

無意識のうちに、このような話し方になるのではないでしょうか。

チャールズ・ファーガンはこれをマザリーズと定義づけたのです。

 

このマザリーズが赤ちゃんにどんな影響があるのかを調べた実験があります。

その結果、赤ちゃんは色んな話しかけを聞いた中で、マザリーズを聞いた時にだけ敏感に反応していたのです。

赤ちゃんには特別に感度の高い音の域帯があり、これは普通の大人の声よりも少し高い周波数域にあたるのです。赤ちゃんに必要なのは自分を育ててくれる母親であり、その存在をマザリーズを通じて感じているといえるのです。

一方でお母さんは赤ちゃんに話しかけて反応が無くても、繰り返し繰り返し話しかけ続けるものです。そして、その回数が増えれば増えるほど、普段の会話のトーンとは全く違ったものになっていくことが実験によりわかりました。

このように、赤ちゃんはマザリーズによってお母さんの存在を確かめ、お母さんはマザリーズによって赤ちゃんの反応を引き出そうとしているのです。

マザリーズは、親子関係の基礎を築き上げるための、すばらしいコミュニケーションツールだと言ってもいいでしょう。

 

マザリーズを好むのは赤ちゃんだけではなく・・・

余談ですが、実は赤ちゃんに限らず、誰しもがマザリーズによって対話意欲がわくようです。低く抑揚のない早口で話しかけられるのと、少し高めの抑揚のあるゆっくりとした口調で話しかけられるのでは、どちらと会話したくなりますか?

想像してみるとわかりますね(^^)/

 

また近年では、産後うつ状態のお母さんが、マザリーズを使うことによってうつの症状が改善されるのではないか、という研究も行われているようです。

赤ちゃんに温かく話しかけることが、お母さんにとってもいい影響がもたらせるなんて素敵ですよね♪

そしてマザリーズが研究されるずっとずっと前から、無意識のうちに実践していた女性って、すごいですよね!