2015年08月03日

幼児がかかる夏風邪「手足口病」症状と対処法を知ろう!

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こんにちは!保育士バンク!編集部です。

早朝から夜遅くまで蒸し暑い日が続きますね。体力を消耗のが激しいと体調を崩しやすくなってきます。

今年は7月に入ってからの手足口病の子どもの患者数が急増しています。

過去に流行した2011年を上回るペースとなっており、病院では感染予防を呼びかけています。

 

本日は子どもが夏に最も掛かりやすい「手足口病」についてご紹介します。

 

●手足口病

・ウイルスによる感染症

手足口病は口の中や手足などに発疹が出る、エンテロウイルス系の感染症です。毎年夏を中心に流行し、報告される患者の90%が5歳以下の乳幼児となっています。

感染経路は飛沫感染、接触感染、口からの感染(便に排出されたウイルスが空気中を漂い、口に入る事)となっています。乳幼児はウイルスに掛かっていない子が殆どの為、感染するとほぼ発病してしまいます。

保育園・幼稚園は子ども同士の距離が近く、接触頻度が高い為、集団感染に注意しなければなりません。

 

・発症は3~5日後、数日で治るが脱水症状などに注意

手足口病に感染すると3日から5日後に口の中、手のひら、足などに2・3㎜の水法制の発疹がでます。

発熱する割合は患者の約3分の1と、人によって起こらない場合があります。

 

殆どの場合数日間のうちに治る病気ですが、口の中のブツブツの痛みで水分を上手く摂れず、脱水症状など重症化する危険もあります。ごくまれにですが髄膜炎や脳炎などの合併症を起こす場合もあります。

水分が摂れず尿がでない、高熱が2日以上続く、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼吸が早くて息苦しそう、ぐったりしている、などの症状が確認された場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

 

・複数回掛かる場合があるので注意

手足口病で特に気を付けなければならない点は、何度か掛かる危険がある、という事です。

原因となるウイルスがコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)コクサッキーウイルスA10など複数あるので、免疫の無いウイルスに掛かってしまう場合があります。

既に一度掛かったからもう安心、という油断は禁物ですので注意しましょう。

 

・予防、対処法について

実は手足口病には有効なワクチン、予防薬というものがありません。

保育園での基本的な予防は、まず職員も子どももしっかりと手洗いを水と石鹸で十分行いましょう。タオルの共有はNGです。また、職員は排泄物を適切に処理する事が大切です、

 

しかしながら、乳幼児ひとりひとりの衛生観念が発達していない保育園で完全に感染を防ぐことは難しい事が現状です。

基本的に軽い症状だけで治る病気ですので、もし掛かってしまっても慌てず、安静を保って、自然に治るのを待ちましょう。

先程ご紹介した合併症が心配される症状が見られないか、経過を注意深く見守りましょう。