2016年02月04日

危険と隣り合わせ!子どもの事故、どう防ぐ?

幼稚園や保育園など、子どもを長時間預かる施設では、常に子どもの安全に気を配る必要があります。

ちょっとした段差につまずいたり、何でも口に入れてしまったり、お友達とけんかをしたり......子どもって、本当に目が離せませんよね。

子どもの命を守るためには、「安全管理」と「安全指導」の2つの視点が大切です。

安全な環境を作る「安全管理」

安全管理とは、事故が起きにくくなるような環境を整えることです。

たとえば、子どもが頭をぶつけそうな家具の角を柔らかいものでカバーしておく、赤ちゃんのそばに口に入る大きさのものを置かないなど、保育士などの職員が目を配る必要のあるものです。

安全管理の内容は、天候や季節によっても変わります。

たとえば、雨の日には、渡り廊下が濡れて滑りやすくなっていないか、子どもたちが体を動かすのに十分な広さの部屋かなど、晴れの日とはまた異なった視点が必要になります。

毎日決まったチェック項目をこなしていけば良いのではなく、その時々に合った環境を整えていくことが重要です。

自分で判断できるようにする「安全指導」

子どもが少し大きくなって分別がつくようになったら、自分で自分の命を守れるように指導する必要があります。

自分で行動できる範囲が広くなると、その分、大人の目が届きにくくなり、怪我や事故に巻き込まれるリスクも大きくなります。

そこで、自分で身のまわりの危険を察知できるようにすることで、より安全に、自由度の高い遊びができるようになるのです。

安全指導を行う上では、「見守り」が重要になります。

たとえば、次のような場合、あなたはどうしますか?

4歳くらいの子どもが、木に登り始めました。

いままで木登りなどしたことのない子どもです。

落ちて怪我をしてしまったら、大問題になります。

子どもは、あなたの心配をよそに、懸命に、どんどん登っていきます。

さて、あなたはどうしますか?

「危ないからもう降りなさい!」と言うでしょうか。

子どもが新しいことに挑戦しているのだから、しばらく近くにいて、様子を見ますか。

安全か危険かを判断する能力は、ただ子どもを危険から遠ざけているだけでは育ちません。時には、多少危険なことでも、子どもに挑戦させることが必要です。命の危険がある場合は即座に止めさせる必要がありますが、子どもが自ら失敗することによって学ぶことは、大人が思っているよりもずっと大きなものです。

子どもの安全を確保しつつ成長をうながす。「見守り」には、そうしたつかずはなれずの距離感が大切です。

職員同士の連携が大切!

安全管理でも安全指導でも、職員同士の連携が何よりも大切です。

普段から、どんなことに注意したらよいか、子どもに挑戦させて良い範囲と止める範囲など、安全管理や安全指導について、職員同士で共通意識を持っておくようにしましょう。

子どもの事故には、未然に防げるものと、突発的に起きるものとがあります。防げる事故は、防ぎたいものですね。