2016年04月04日

地域型給付とは

子ども・子育て関連3法が2012年に成立し、2015年から保育制度が刷新されていることをご存知ですか?

子育て支援の質と量の改善を目指すことを目的にした新制度は、新たに「施設型給付」「地域型給付」の2つをその重要な柱として、確立しました。

今回のコラムではこの2つのうち、「地域型給付」の制度について、ご紹介いたします!

地域型給付の概要

地域型給付の説明に入る前に、2つの柱のもう一本である施設型給付について、ざっと説明いたします。

施設型給付とは、これまで給付元がバラバラだった保育園、幼稚園、認定こども園に対する財政支援を「施設型給付金」として一本化する給付制度です。
助成金支給における煩雑さを是正する効果を見込んでおり、よりスピーディーかつより簡単な手続きで 給付金を支給・受け取りをすることが可能になっています。

それに対して地域型給付とは、
簡単に言ってしまえば『小規模な保育施設に対する財政措置』です。

今までは認可されていなかった小規模保育施設を「地域型保育事業」として市町村が認可事業に認め、助成金対象とする制度が新たに確立したのです。

小規模保育施設とは、具体的には下記のとおりとなります。
・定員が6人以上19人以下の「小規模保育」
・定員5人以下のいわゆる保育ママの「家庭的保育」
・ベービーシッターなどの「居宅訪問型保育」
・企業などが従業員向けに社内に設ける「事業所内保育」

(※いずれも原則として0歳〜2歳の子どもを対象にしています。)

この制度の目的としては、待機児童の大半が満3歳未満の子どもであることを踏まえ、
こうした小規模保育や家庭的保育などの量的拡充により、保育園不足を解消し、
各地域での、特に都市部での待機児童の解消を図れるのではないかという点があげられます。

特に今回上記にあげたような小規模保育サービスには、今までそれぞれ統一した基準がありませんでしたから、市町村による認可事業として支援対象とすることで、質をキープさせながら整備していくことができると考えられています。

「地域型」という名称は、小規模保育施設が各地域の子どもの数や保護者の働き方の実情を反映して運営されている背景を受けて、つけられた名称なのでしょう。

 

いかがでしたか?
地域型給付により、保護者が子どもを預ける施設の選択肢の幅がぐっと広がったことが、おわかりになったと思います。
保育士にとっても、とても重要な給付金制度なので、きちんと覚えておいてくださいね!