2016年04月08日

放課後児童クラブとは

放課後児童クラブとは、文字通り放課後の児童に遊びや生活の場を提供するものです。

正式には「放課後児童健全育成事業」と言いますが、

「学童保育」や「学童クラブ」、「放課後(児童)クラブ」、「学童保育所」など、地域や設置者によって名称は様々ですね。

児童福祉法第6条の32項の規定に基づいて、学校が終わった後帰宅しても保護者が労働などの理由で家にいない子どもたちに対し、

児童館や専用の施設などを利用して、勉強や遊び、生活の場を提供し、健全な育成を図るもののことを言います。

「放課後児童」とは、小学生で10歳未満ぐらいの子どもたちのことをいいます。

今回のコラムでは、放課後児童クラブについて詳しく説明いたします。

直近の放課後児童クラブの状況

放課後児童クラブは、今現在どのぐらい設置され、どのぐらいの子どもたちが利用しているのでしょうか?

平成27年の実施状況について、厚生労働省が取りまとめていますのでご紹介いたします。

・放課後児童クラブを利用している児童の数

1024635

・放課後児童クラブ数

22608ヶ所

・利用できなかった児童数(待機児童数)

16941

共働き世帯が増加していることが影響してか、

放課後児童クラブを利用している児童も、クラブの数そのものも、共に年々増加傾向にあるようです。

それとともに、待機児童数も増加傾向にあります。

放課後児童クラブの運営母体には3パターンあります。

1つ目のパターンとしては、その地域の行政(市町村)。

2つ目は行政が設置し、社会福祉法人、父母会、運営委員会、NPO法人等のような民間が運営しているパターン。

3つ目は行政府介入で、民間の団体が設置・運営しているパターンです。

放課後児童クラブの実施施設としては、児童福祉施設である「児童館」をはじめとして、

学校の余裕教室や学校敷地内の専用施設などがあります。

特に小学校内は多く、全体の53.1%にあたる12011ヶ所は、小学校内で放課後児童クラブを実施しています。

放課後児童クラブでの活動内容とは

「子どもたちの健全な育成を図る」とありますが、

実際、放課後児童クラブで、子どもたちは何をしているのでしょうか?

放課後児童クラブの、具体的な事業内容としては下記のようになります。

 • 放課後の子どもたちの健康管理、情緒の安定

 • 放課後の子どもたちの安全確認、来所帰宅時の安全確保

 • 遊びを通しての自主性、社会性、創造性を培うこと

 • 連絡帳等を通じた家庭との日常的な連絡、情報交換

 • 放課後の子どもたちの遊びの活動状況の把握

 • 遊びの活動への意欲と態度の形成

 • 家庭や地域での遊びの環境づくりへの支援

施設によっては、おやつの提供や、おやつ作りの指導があったり、

宿題を見てあげたりすることもあるようです。

放課後児童クラブでは、基本的には学習指導はおこなわないものなのですが、

運営母体が民間団体の場合はその例に含まれず、なかば進学教室のような児童クラブにしている例もあります。

 

いかがでしたか?

共働き世帯が増えるにつれ、保育園とともに放課後児童クラブはますます需要が高まってくるでしょう。

保育士としても無関係ではありませんので、その動向は知っておきたいところですね。