2016年04月18日

病児保育とは

共働きで働く親やシングルで子育てする親にとって、子どもが病気になった時に大きな壁が現れます。

37.5℃を超える発熱や、嘔吐・下痢症状などがあると通常の保育園への登園は出来なくなってしまいます。

そんな時、症状が落ち着くまでは自宅にて様子を見なければなりません。

しかし、そんな状況でも働く親にとっては社会人としての責任も生じてしまうものです。

その日にどうしても外せない会議や打ち合わせなどがある場合、子どもの病気を理由に変更することのできる人は少ないと思います。

また、未就園児と過ごす親も時に、急な冠婚葬祭が入ったり、予定を組んでいた時に子どもが病気になってしまい、予定を変更せざるを得ない状況もあると思います。

そういった時に祖父母が近くにいたりすれはま安心して子どもを預けられますが、地方出身だったり、核家族化が進んだりする中でなかなかそうもいかない現状があります。

そんな時のために働く親をサポートしてくれるのが「病児保育」です。

病児保育は究極の育児支援

「病児保育」とは、普段、保育園に通っている子どもが病気になったとき、仕事が休めない親に変わって病気の子どもをお世話するという意味で使われていますが、単に病児のお世話をするだけではありません。

本来子どもは病気の時にはより一層身体的にも精神的にも、そして社会経済的、教育的にも発達ニーズを満たされるためにケアされることが望ましいのです。

「病児保育」というのは病気にかかっている子どもとその保護者のニーズを満たすために、保育室・看護師・医師・栄養士などの専門家集団によって保育と看護の両面からサポートするのです。

病児保育が「究極の育児支援」と言われるのは、子どもの健康回復へのサポートだけでなく、家庭でのケア方法などを具体的にアドバイスしてくれ、専門家集団によるあらゆる局面からの支援を行うことで、親の育児のスキルアップや、それによる親自身が自らの育児に自信をもてるようになるからです。

病児保育ってどんなところ

病児保育事業には大きくわけて「施設型」と「訪問型」とに分けられます。

「施設型」は親が病気の子どもを専門の施設に連れていき預けます。

「施設型」には「医療機関併設型」があり、開業医や総合病院の一角に専用の保育スペースを設置しているため、医師や看護師が常に近くにいることから、急変時の対応など医療面での安心度が高いです。その反面、なれない環境に預けられることから年齢によっては初めての利用時には泣いてしまう子も多いかもしれません。

「訪問型」では子どもにとって普段と変わらない環境で保育を受けることが出来ることから、子どもの心理的な安心感をもって保育を受けることが出来ます。その反面、病児保育士だけでの対応となるため、急変時の対応が保育士のスキルに任されてしまう部分もあります。

保育室を選ぶポイントは

病気の子どもを預けるわけですから、事前の説明会や施設の見学など積極的に行うといいでしょう。

子ども自身も事前に保育室の様子を見ておくこともスムーズな受け入れに効果的です。

各施設により、保育時間・保育料金・食事提供の有無など対応は様々です。

突発的な利用になるからこそ事前に色々調べておくと良いでしょう。

全国病児保育協議会のサイトでは協議会に加盟している全国の施設を検索する事が出来ます。

しかし、協議会に加盟していない施設も多数あるため、お住まいの自治体のHPなどで確認することもお勧めします。