2016年04月29日

一時保育とは

「一時保育」(正式には「一時預かり」)とは、保育所、幼稚園、認定こども園その他の場所において、児童を一時的に預かることを指します。

その目的は、安心して子育てができる環境を整備し、もって児童の福祉の向上を図ることにあります。

一時預かりの背景

保育所等を利用していない家庭においても、日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより、一時的に家庭での保育が困難となる場合があります。

また、核家族化の進行や地域のつながりの希薄化などにより、育児疲れによる保護者の心理的・身体的負担を軽減するための支援が必要とされているため、一時預かりの事業が行われるようになりました。

一時預かりの内容

家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児または幼児について、主として昼間において、保育所、幼稚園、認定こども園その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行うことが「一時預かり事業」と呼ばれています。

一時預かりの類型

一時預かり事業には以下の5つのタイプがあります。

第一に「一般型」です。これは保育所、幼稚園、認定こども園、地域子育て支援拠点、駅周辺等利便性の高い場所などで行われるもので、主として保育所等に通っていない乳幼児を対象とするものです。保育従事者の2分の1以上は保育士であることが求められています。

第二に「幼稚園型」です。これは幼稚園、認定こども園で実施されるもので、幼稚園に在籍する満3歳以上の幼児を対象に、教育時間の前後や長期休業期間中に当該保育園において一時的に保護を受ける事業です。別名「預かり保育」と呼ばれています。

第三に「余裕活用型」です。保育所、認定こども園、家庭的保育事業所、小規模保育事業所、事業所内保育事業所で、利用児童数が利用定員総数に満たない場合に行われる一時預かりがこれに当たります。

第四が「居宅訪問型」です。利用児童の居宅において実施されるものですが、対象児童が(1)障がい等の理由で集団保育が困難、(2)ひとり親家庭で保護者が一時的に夜間・深夜の就労を行う場合、(3)離島等で保護者が一時的に就労を行う場合に限られています。

第五が「地位密着型」です。地域子育て支援拠点や駅周辺等利便性の高い場所などで実施されるもので、乳幼児の処遇を行う担当者が2名以上配置され、うち1名以上は経験豊富な保育士が配置されている必要があります。