2016年05月05日

保育園の手遊びが、子どもに与える効果とは?

手遊びとは、歌いながらその歌詞の内容に合った手や指の動きをするなど、歌と手の動作がひとつになった遊びのこと。

保育士さんなら、毎日のようにたくさんの手遊びをしていると思います。

まだ赤ちゃんのクラスでも、保育士さんが手遊びを始めると、意味はわからなくてもじっと見ていたり、なんとなく手足を動かしたりなど、反応しますよね?

道具も必要とせず、いつでもどこでも出来るのが魅力な「手遊び」ですが、実は想像以上に、子どもたちの成長につながる要素がたくさんあることをご存知ですか?

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手遊びが子供に与える影響

まず、手遊びの魅力は道具の準備もいらず、歌や手・指の動きだけで、気軽に楽しむことができるというところです。

また、手をつないだりなどの体の接触、リズムや動きの感覚を共有して楽しむことが、子供の成長に必要な要素をたくさん含んでいます。

では、手遊びが子供に与える効果には具体的にどんなものがあるのでしょうか?

手を動かすことで脳が活性化される

手は、外部の脳とも言われるほどに、脳の大部分を刺激する器官のひとつです。

手遊びではまさにこの「手」が主役。しかも左右の手をバランスよく使うため、脳の活動を活性化して発達を促してくれます。

また、もともと手歌遊びは、歌の長さも短く、子どもが覚えやすいよう、身近な言葉が歌詞に使われています。それを毎日のように繰り返し歌うことで、「繰り返しの効果」により、歌詞の中で、何度も繰り返し使われる言葉を認識することが増え、言葉の学習も促進します。更に、単に言葉を覚えるだけでなく、その「もの」について興味・関心を持つことにもつなげられるでしょう。

五感が刺激され心の安定感を得られる

手遊びは、歌や手の動きを通して、子どもたちと触れ合うことになります。

耳や肌に心地いいを刺激を受けると、子どもや赤ちゃんの脳には、オキシトシンというホルモンを分泌します。

このオキシトシンには、気持ちの安定をもたらす作用がありるため、普段から心地いいふれ合いをたくさんしている子供や赤ちゃんは、オキシトシンの分泌が盛んになり、結果として情緒が安定しやすくなると言われています。

情緒が安心すると、子どもたちは外界からの刺激を柔軟に吸収することができます。つまり他者とのコミュニケーションを楽しんだり、言葉を学習したり、外界に対する活発な興味を持ったりするようになり、これらがこころの成長につながるんですね。

コミュニケーション能力が発達する

手遊び歌をたくさんするほど、子どもたちのコミュニケーション能力は伸びていきます。

そもそもコミュニケーション能力の原点は、「人と一緒に居ることが楽しいと感じる体験」「自分の気持ちをわかってもらえる体験」「気持ちを共有する体験」です。

手遊びには、まさにこんな体験がたくさん詰まっていますよね。

更に、一緒に手遊びをすることで、保育士さんと子どもたちの呼吸やリズムが合わさります。

歌詞の面白い部分、手の動きの楽しい部分などで、一緒に笑ったり、大きな動きをすることにが、コミュニケーション能力の向上につながります。

運動機能、考える力が引き出される

歌と動作がひとつになった手遊びは、繰り返し行うことでリズム感を養ったり、反射機能を発達させることもできます。

日常ではなかなか行わない手先、体の動きを体感することができるので、体の各部分の動かし方、力の入れ方などが自然と身に付き、感覚も磨くことができます。

遊びながら手先の器用さを育むことができるのも手遊びの大きな魅力です。

保育士さんにも良い効果が

このように、手遊びには子どもの体の成長につながる良い効果がたくさんあります。

また、その効果は子ども達だけではなく、

・両手を使うことで右脳と左脳のバランスが良くなる

・ストレス解消・リズムに合わせて呼吸が整う

・行動力が促進される

など、保育士さんにとっても同じような効果が期待できますよ。

 

子ども達も大好きな手遊び。

保育士さんには単純な毎日の繰り返しでも、実はこんなにたくさんの意味や効果があるのは素敵ですね。

子どもとの手遊びの時間をたくさん楽しみましょう!