2016年05月03日

保育所保育指針とは

保育指針は保育所における保育の内容や保育に関連する運営等について定めたものです。

保育所における保育は各保育所の保育の理念や目標に基づいて行われるべきもので、その内容については各保育所の独自性や自主性が尊重されるべきものであると定められています。

その一方で、子どもの利益を守る目的で、子どもの健康や安全の確保、発達の保障の観点から、各保育所が準拠すべき保育内容に関する全国共通の枠組みが必要とされるのもまた事実です。

そこで厚生労働省は、保育指針において、各保育所が拠るべき基本的事項を定め、保育所において一定の保育の水準が保たれるよう努めています。

すなわち、保育所保育指針は、児童福祉施設最低基準(1948年厚生省令第63号)における施設設備や職員配置等の基準、保育従事者の基準(保育士資格)と並んで、保育所保育の質を担保する仕組みであるといえるでしょう。

また、この保育指針は保育所以外の保育や家庭的保育においても指針として活用されることが期待されています。

保育所保育指針の構成

保育所保育指針は7章構成となっています。

1章(総則)では、保育指針を貫く基本的な考え方が示されています。

2章(子どもの発達)では、発達過程区分に沿った子どもの発達の道筋が示されています。

3章(保育の内容)では、乳幼児期に育ち経験することが望まれる基本的な事項と、発達過程に応じた特有の配慮事項が示されています。

4章(保育の計画及び評価)では、保育目標を達成するための保育課程とそれを具体化した指導計画の作成要領が示されています。

5章(健康及び安全)では、子どもの健康支援、環境及び衛生管理並びに安全管理、食育の推進、健康及び安全の実施体制などが示されています。

6章(保護者に対する支援)では保育所が実施すべき保護者に対する支援及び地域における子育て支援について定められています。

そして、第7章(職員の資質向上)では質の高い保育を展開するために求められる基本的事項、施設長の責務、職員の研修について定められています。

改訂の歴史

保育所保育指針は19658月に策定されて以降、時代の変化に合わせて1990年、2000年、2008年と3回にわたって改訂されてきました。

次回改訂は2018年が予定されています。