2016年05月10日

保育課程とは

保育課程とは、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえ、保育の内容に示されたねらい及び内容が保育所生活の全体を通して、総合的に展開されるよう、編成されなければなりません。

また、地域の実態、子どもや家庭の状況、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する長期的見通しを持って適切に編成されなければなりません。

また、子どもの生活の連続性や発達の連続性に留意し、各保育所が創意工夫して保育できるよう、編成されなければなりません。

保育課程の基本事項

「保育課程」は、保育時間の長短、在所期間の長短、途中入所等に関わりなく入所児童すべてが対象です。

保育所の保育時間は、児童福祉施設最低基準第3 4 条に基づき、1 日につき8 時間を原則とし、地域における乳幼児の保護者の労働時間や家庭の状況等を考慮して、各保育所において定めることとされています。 

さらに延長保育、夜間保育、休日保育などを実施している場合には、それらも含めて子どもの生活全体を踏まえて編成します。

また、入所児童の保護者への支援、地域の子育て支援は、保育課程に密接に関連して行われる業務です。

保育課程の編成 

各保育所において施設長の責任の下に編成します。

全職員が参画し、共通理解と協力体制のもとに創意工夫して編成します。 

乳幼児期の発達の特性や連続性を踏まえて保育課程を編成するとともに、柔軟性を持って保育を展開します。

一人一人の子どもの発達過程として理解し、人間形成の最も基盤となる時期であることを十分に認識して編成することが必要です。

その際、地域の特性やそれぞれの保育所において積み重ね蓄えられてきた様々な記録や資料などを生かして特色あるものとしていくことが大切です。

また、保護者の思いを受け止め、保育課程に反映するかどうかなど検討することが求められますが、子どもの最善の利益が第一義にあるべきです。

保育課程編成の手順 

1)保育所保育の基本について職員間の共通理解を図ります。 

2)各保育所の子どもの実態や子どもを取り巻く家庭・地域の実態及び保護者の意向を把握します。 

3)各保育所の保育理念、保育目標、保育方針等について共通理解を図ります。

4)子どもの発達過程を見通し、それぞれの時期にふさわしい具体的なねらいと内容を一貫性を持って組織するとともに、子どもの発達過程に応じて保育目標がどのように達成されていくか見通しを持って編成します。

5)保育時間の長短、在所期間の長短、その他子どもの発達や心身の状態及び家庭の状況に配慮して、それぞれにふさわしい生活の中で保育目標が達成されるようにしまs。

6)保育課程に基づく保育の経過や結果を省察、評価し、次の編成に生かします。

保育課程編成の留意事項 

特に3歳未満児は、個人差が大きいことから、工夫してねらいや内容を組織することが求められます。

家庭との連携についても視野に入れて設定します。 

また保育所の保育が小学校以降の教育や生活につながることを踏まえ、発達の連続性に配慮して編成します。

その際、保育所における保育が、一人一人の子どもをかけがえのない個性ある存在として認め、子どもが充実感を持って生活できる場であることにより、小学校の生活につながっていることを認識することが重要です。