2016年05月24日

<保護者とのトラブルを防ぐ>言いにくいことを言う時は・・・

保育士は保護者に対して「本当はこんなこと言いたくないのだけれど、言わなくては」といった状況がありますよね。

たとえば、子どもがふざけて園の花瓶を割ってしまったり、けんかをしてお友達にケガをさせてしまったり、写真代が数十円足りていなかったり。

このような話をするときは、顔を合わせたタイミングでいきなり切り出してしまうと、保護者は顔色を変えて次々に反論したり、逆に保育士を質問攻めにしたり、かえってこちらが気分を害するような反応が返ってきてしまうこともあるでしょう。

では、保護者に対して「言いにくいこと」を伝えるときはどうしたらいいのでしょうか。

人は悪い話はいきなり聞きたくないもの

人は、驚く話や、悲しくなる話、腹が立つ話など自分のマイナス感情を引き起こすことを突然言われると、その感情を受け入れる準備ができていないことから、激しく動揺してしまうものです。

いきなり悪いニュースを聞くと、素直に「そうですか」とは受け入れられないものなのです。

心理学的に言うと、自我防衛機能が働いて、素直に認めまいとする気持ちが沸いてきて、言われたことに対して否定しようとするのです。

保護者としてみたら、機嫌良く園に来たのに、何の前触れもなくいきなり嫌な話や驚く話を聞かされると、動揺の方が先に来てしまい、素直な反応が非常に出にくく、そんなつもりはなかったのに反論したり、逆に質問攻めに遭わせてしまうこともあるのです。

思い出したように言ってみる

保護者に言いにくい話、気分が悪いだろうなという話をしないといけないときには、その話をいきなり切り出さないようにして、まずはお互いに笑顔になるような話をしてみましょう。

たとえば、「○○ちゃんって本当に○○が好きなんですね~。びっくりするほど△△していましたよ!」など、何でもいいのできっかけを作りましょう。

保護者が、それに対して「そうなんですよ、いつもうちでも~・・・」などと笑顔になるような話を最初にしましょう。

そしてその話の後、思いついたように「あ、そうそう、実はですね・・・」。

と「本件」を伝えましょう。

人は、笑顔になっているときは気分が良く、心もおおらかになっているものです。

保育士からの話も素直に聞ける状態になっていますので、いきなり切り出したときとは全然違う反応が返ってくるはずですよ。

いきなり悪いニュースを聞かされるとだれでも混乱してしまうものです。

言いにくい話を保護者に伝えなくてはいけないときは、ワンクッションおいて笑顔になってもらってから聞かせましょう。

普段から、子ども話を通じて保護者とコミュニケーションを取っておくことも大切ですね。