2016年06月20日

保育士さんの休憩時間って?きちんと休憩を取るためには

保育園や幼稚園では、正規職員の多くが8時間以上労働ですので、基本的に45分~1時間以上の休憩時間は保障されています。ですが、実際は規定時間の休憩をとれていない園も多いようです。子どもの安全管理のためにも休憩はしっかり取ることが重要です。保育士が疲れていては、子どもの安全を守ることも、充実した保育を行うこともできませんよね。こちらでは保育士の休憩時間の実態と、休憩時間を確保するにはどうしたら良いかをご紹介します。

 

・保育士の休憩時間の実態

保育園や幼稚園でとる休憩時間には、制限が設けられていることが多いですね。緊急事態や何かあった時にすぐに対応できるよう、園内での休憩を推奨している園などがそうです。そのため、「休憩」と称しながらも、子どもに何かあったり、電話があったりしたら対応をしなくてはならなかったりと、しっかりと休憩が取れていないことも多いようです。過去の調査によると「休憩時間は規定どおり取れているか」との問いに対し、半数近くの保育所が「取れていない」との回答となっています。

 

・休憩時間に外出できる職場を選ぶ

保育園や幼稚園では、外出せずに憩室で過ごすことがルール化されている園もありますが、法律上は、休憩時間が自由に利用できないのは「乳児院、児童養護施設、知的障害児施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設に勤務する職員で児童と起居をともにする者」と規定があります。つまり、保育園や幼稚園の職員は、休憩時間を自由に利用でき、外出してよく、外ランチもできるはずです。そのため、本来は社内規定で外出が禁止されていること自体、法律的にグレーゾーンと思われます。面接時などに「こちらでは、休憩は部屋休憩ですか?外出可能ですか?」と、事前に聞いてみるといいかもしれません。

 

・勤務体制や引き継ぎの徹底をする

休憩中の保育士を休憩室に呼びに来たりヘルプを呼んだりするといった光景も多いようですが、これでは自由な休憩時間とは言えませんよね。何かあった時のための待機は「手待時間」と言い、労働時間に値します。このような体制が常態化すると「いざという時は休憩室にヘルプを出せる」という働き方になってしまい、常に職場にいなければ仕事が回らない職場になってしまいます。本来は、何かあっても担当以外の誰かも対応できるような体制や、引き継ぎをしてから休憩に入ることが必要です。自分が不在でも業務に支障がないような勤務体制を整え、引き継ぎの徹底をすることは、組織としての力も高めていきますし、そんな働き方が理想ですよね。

 

保育士になりたてであれば、コミュニケーションのために休憩室で他の保育士とのコミュニケーションを取ることも重要ですが、慣れてきたら1人でほっと過ごす休憩時間も貴重ですよね。休憩でリフレッシュできた充実感があると、午後の仕事もはかどるものです。休憩がうまく取れないとストレスも溜まっていきますので、休憩時間もしっかり取れる職場選びというのも重要ですね。