2016年06月30日

重症心身障害児施設

重症心身障害児施設とは

重症心身障害児施設とは、児童福祉法第43条の4で定められている福祉施設で療養施設という位置づけになります。ここにいる子どもは、重度の知的障害と肢体不自由を併せ持っており、障害程度がともに重度であるため、精神面・行動面における発達遅滞が見受けられるため、自立が難しく、日常生活全般にわたって介護を必要とします。

重症心身障害児施設の特徴

具体的には、食事、排泄、洗面、移動などの日常生活上の介助が必要であったり、興奮、おもらし、異食などの問題行動をもっていたり、急なてんかんなどの発作を起こす場合もあるため、日常的な看護が必要となります。
また、手足の機能や言語機能、食事や排泄などの日常生活で必要なことのほとんどを、自分ひとりで行う事ができません。

医学的には、元東京都立療育センター院長大島一良によって考案された分類により定義されています。(このうち、重症心身障害は1~4に相当しており、1の中でも特に重い状態の子どもを「超重症児・者」としています。)

学校教育法上では、重度重複障害の一つとしてとらえられています。一般的に「児」の施設なので、0歳~18歳くらいまでが対象となっていますが、重症心身障害児のための施設であるため、18歳を超えても特別に援助が継続されているのでこの施設で生活を続けていきます。
○重症心身障害児施設の職員...保育士や心理指導員やカウンセラー、理学療法士、作業療法士などの他、医療法において定められている職員なども勤務しています。

重症心身障害児施設での保育士の仕事

保育士は児童指導員とともに、子どもの日常生活全般を支えています。この中で1番重要とされている仕事は、入所している児童に対する心のケアです。長期入所する場合が多いため、情緒面や精神面、遅れをとっている知能や生活習慣の習得などへのケアが大切であるので、この部分が保育士の重要な役割となっています。また、症状が軽くなれば子どもの食事、排泄、睡眠、着替えなど日常生活へのサポートや指導が中心となり、子どもが持つ興味や能力を見付けだして支援し、施設内の環境整備や改善などを行います。ここで勤務する保育士は、保育に関する知識はもちろん医療に対する知識など多岐に渡る知識が必要になります。施設の職員達は、季節行事などのレクリエーションを計画・実行したりして、日々の生活が単調になってしまいがちな施設の生活リズムに変化をもたせていきます。