2016年07月03日

保母資格

保母資格とは

乳児から小学校就学までの幼児を保育するために必要な資格のことを、「保母資格」(1999年の児童福祉法改正前まで)といい、現在では「保育士資格」といいます。名称が変わった背景には、徐々に男性も保母資格を取得する人が増えてきたからです。昭和51年以前は男性が資格を取得することすらできませんでした。そして男女雇用均等法の流れも受け、女性を連想させる保母という呼び名をやめ、現在の「保育士」という呼び名になりました。そしてさらに2003年からは国家資格にも認定されるようになりました。

保母資格の取得方法

保母資格の取得方法としては、①厚生労働省が指定する保育士養成校(四年生大学、短期大学、専門学校、通信制学校)を卒業すること②保育士試験を合格することです。保育士試験は年に1回実施されていて、受験科目は、筆記だけでなく、実技試験もあります。

保母資格は、保育士資格と大きく変わりは無い

名称は変わりましたが、業務内容は特に大きな変更はなく、名称が変わったことを受けて、過去に取得した保母資格のままでは現在は働くことができなくなり、新たに保育士への登録をし直さなければいけなくなりました。ただ、登録をせず、保母資格のままでいても資格がなくなるというわけではないので、保育士として業務につく予定がなければ必ずしも登録申請を行う必要はありません。

保育士登録の手続きも期限はなく、保母資格証明書にも有効期限はないので、以前取得した、保母資格証明書で登録が可能です。

また、保母資格は、保育所だけでなく、児童館や学童、病院、ベビーシッターなどで勤務する場合も資格は必要とされる事が多いので、幅広い職業に対応可能な国家資格でもあります。

保母資格は、年齢も関係ない!

年齢に関係なく続ける事ができ、女性としてハンデになりがちな結婚、出産の経験もプラス材料として扱われるので、とても魅力的な資格であり、将来子育てにも役に経ちます。

また、近年女性の社会進出が進んでおり、保育園に子どもを預ける家庭が増えてきて、待機児童問題も深刻化しており、需要は高いです。ただ子どもを預かるだけでなく、生活を通じて基本的生活習慣を身につけさせるための指導、配慮、援助を個々の発達に応じて対応していかなくてはなりません。また、保育時間の延長、24時間保育や休日保育など、保育施設も多様化し、増加傾向にあります。保育時間内に幼児教育を行ってほしいなど、多様化するニーズにも対応していかなくてはいけないため、高いスキルをもった人材、施設といったような環境整備をしていかなければならないのです。預ける側としても国家資格である、保母資格を持った職員に対応してもらえると大きな安心感にもつながるのです。