2016年08月17日

保育士は残業も多い!サービス残業の実態

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保育士という職業は、残業がとても多い仕事だと世間的にも認識されています。

 

「仕事はキツいし、残業は多いし、そのわりに給料は低いし...」という愚痴が、

保育士をしている人の間から、頻繁に聞こえてくるほどです。

 

しかし、「残業をしているのなら、残業代でお給料も多少は高くなるものじゃないの?」と考える人も多いのでは?

そこでキーとなる単語が"サービス残業"です。

 

今回のコラムでは、保育士の残業とサービス残業について、ご紹介いたします。

 

保育士の平均残業時間が"一ヶ月で4時間"!?

 厚生労働省の調査によると、保育士の残業時間はなんと"一か月で4時間"とのこと。 

単純計算で週に1時間、1日12分となります。

 

「残業が多い」と不満をもらす人が多い保育士の残業時間としては、

にわかに信じがたい調査結果となっています...。

 

どうしてこういう調査結果になってしまったかと言うと、

保育士がおこなう残業の多くがサービス残業になっているため、という現状のせいです。

 

厚生労働省の調査結果は、実際に支給されている残業代から計算されています。 

つまり、実際はもっと働いているのに手当がついていないサービス残業が多いという問題がここで持ち上がるわけです。

 

保育士の労働時間

 保育士の勤務は、基本的に朝8時30分~夕方5時ぐらいとなっています。

(もちろん保育園によっては、前後30分ぐらいのズレがありますし、もっと早くから受け入れているところも、夜間保育を実施しているところもありますが。)

 

労働時間としては、休憩の一時間を挟むとして、8時間程度が基本でしょうか。

子ども達全員が保護者にお迎えに来てもらって、ようやく勤務終了となります。

 

しかしながら、保育士の仕事は子どもたちが帰ってからもたくさんあります。

保育日誌や月案・週案の作成、月に一度ある「保育園だより」「保健だより」なども負担の大きい作業です。

 

そして問題なのは、こういった作業をする時間は"勤務時間外"とみなされてしまうことです。

 

保育士業界は未だに「子どもを預かる時間=保育士の勤務時間」という風習が根強く残っており、

こういった事務処理の時間などは「子どもがいない時間=勤務時間外」とみなされてしまい、サービス残業とみなされてしまうのです。

 

サービス残業のあれこれ

 保育士のサービス残業の例として、持ち帰り仕事も挙げられます。

 

その名の通り、手軽に持ち運べるものを持ち帰って自宅で作業することです。もちろん自宅でしていることなので、お給料は出ません。

 

お誕生日会のお誕生日カードの用意や、お遊戯会で使用する小道具と衣装の作成などなど...。

子どもがいる前では準備できないため、どうしても子どもが帰った後か、自宅でしか作業できないものとなり、

結果、残業代のつかないサービス残業となってしまうのです。

 

もちろん、残業代を出したり、極力勤務時間内に事務仕事などができるように配慮されている保育園も有りますが、

まだまだ保育業界には、"残業でカバー"という風習が根強く残っているのです。