2016年09月22日

離職率が高い保育士、その原因は?

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子どもに聞く「将来の夢ランキング」で、毎年上位に入る保育士。

一見夢いっぱいの職業ですが、実は保育士の離職率は、けっこう高いのです。

 

離職率が高い理由は、雇用条件と労働環境です。

これは、一般的な職業でも同じですが、保育士の場合、どの保育園に勤めるかによって、かなり条件や環境が左右されます。

 

今回は、保育士の離職率を高める、3つの主な原因をご紹介します。

 

■給料が安い

保育士の給料が安すぎることが、近年話題になりました。

その中でも、残業代がでない、サービス残業を強いる保育園が少なくありません。

求人票では保育園の開園時間のみを表示して、実際には夜遅くまで事務作業やイベントの準備に追われる、しかもその分の残業代は出ない、ということでは、モチベーションを維持するのは難しいですよね。

また、月給として提示されている金額に、「見込み残業代」として残業代が含まれている場合もあります。この場合、残業をしても給料はあがりません。

求人票を見るだけではわからないことも多いので、面接等で確認してみると良いでしょう。

 

■休みが取りにくい

小規模の保育園では、ぎりぎりの人数で運営していることも多く、休みが取りづらいのが現実です。

しかし、有給休暇や産休・育休は、労働者に与えられた当然の権利です。保育士もまた労働者。

忙しい時期の取得は避けるべきですが、平常時には自由に休みが取れるべきです。

有給もおちおち取れないような職場は、離職率が上がって当然です。

「有休取得率」「有給消化率」を、面接時に尋ねてみるのも良いでしょう。

尋ねた時に、面接官が少しでも嫌な顔をするようであれば、休みが取りにくい職場である可能性があります。

直接聞きにくい場合は、キャリアコンサルタントにお願いしてみるのも良いでしょう。後から後悔するよりも、懸念事項は先になくしておいたほうが安心です。

 

■福利厚生が整っていない

市町村立など、地方自治体が運営する公立保育園に正規採用された場合には、公務員並みの手厚い福利厚生が期待できます。

一方、私立の小さな保育園等では、年金や保険といった福利厚生が完備されていない場合があります。

そうした場合、国民年金や国民健康保険料を自分で支払う必要があり、給料の手取りも13〜15万円まで減ってしまいます。

このような状況を避けるため、応募前に求人票をよく確認しましょう。「社会保険完備」と書いてあれば、保険料等の心配は要りません。

また、大手の派遣会社の派遣社員になれば、派遣会社の方で保険に加入してくれる場合があります。

 

■条件をよく確認してから応募しましょう

このように、保育士の離職率の高さには、様々な理由が考えられます。

しかし、その多くは、就業前に確認ができます。

 

求人票をよく読み、不安な点は面接時に直接尋ねたり、キャリアコンサルタントを経由して確認したりしましょう。

 

保育士は、子どもの成長を間近で見られる、やりがいのある仕事です。

仕事をめいっぱい楽しめる、自分に合った職場を探しましょう。