2016年10月01日

保育士の雇用形態は様々...正社員で働く長所と短所とは?

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働き方が多様化しているこのご時世、正社員にどうしてもこだわるという人は、やや減りつつあります。

正社員人気の高さはあるものの、中には

「契約社員の方が、困った時に辞めやすくて楽!」という人もいれば、

「色々な職場に行ってみたいから、派遣社員として働きたい」という人もいます。

 

では、保育士にとって、正社員として働くことの長所や短所はどういったところにあるのでしょうか?

今回のコラムでは、正社員として働く保育士のメリット・デメリットをご紹介いたします!

 

■正社員保育士の比率はどれぐらい?

 そもそも、保育士の中で正社員の割合はどのくらいなのでしょうか?

 

保育士は関係なしに労働者全体でいえば、正社員の割合は59.5%という数字が出ています(2015年度厚生労働省調べ)。

非正規雇用労働者の割合は年々増加し、この2015年度の調査で初めて正社員の割合が6割を切る結果なりました。

 

たいして、保育士の正社員の割合は54.4%。

全労働者と比べて、5%程度正社員の比率が小さいのがわかります。

特に正社員の割合が低いのは公立保育園。公立保育園の場合、正社員はなんと半分以下の46.5%なのです!

 

正社員の比率が下がっている原因としては、早朝保育や夜間保育など、保育サービスが多様化したことにより、

短時間働ける非正規保育士を雇って対応しているからでしょう。

 

■正社員保育士のメリット

 非正規雇用の保育士と比べ、どんどん比率が下がっていく正社員保育士ですが、

では正社員として働くメリットには何があるでしょうか。

 

一つはなによりも「安定性」。

契約社員や派遣社員と違って、雇用契約に期限はありませんから、

基本的には半永久的に雇用してもらうことが可能です。

 

そして、雇用し続けてもらうことにより「昇給」と「昇進」が見込めます。

特に公立保育園の保育士の場合は、決まった勤続年数で必ず昇給が発生しますから、長く働くにはうってつけでしょう。

 

その他にも、賞与の多さや社会保険への加入、交通費や住宅補助の支給など、

充実した制度があるため、正社員を保育士を目指す人は多くいます。

 

■正社員保育士のデメリット

 反面、正社員保育士にも短所は多くあります。

 

まずあげられるのは、残業時間の多さでしょう。

それも保育士の場合、就業規則にもよりますが、基本的には残業代は出ません。いわゆるサービス残業です。

 

その上、お遊戯会や運動会などの行事で忙しくなると、残業だけでは済まず、自宅へ持ち帰り仕事が発生したり、休日出勤でこなさなければならなくなったりもします。

契約社員や派遣社員の場合、雇用契約に書いてある以上の労働については厳しく制限されることが多いので、

残業を強制される雰囲気はあまりないと言ってしまっていいでしょう。

 

有給休暇についても、正社員の方が取得可能日数が多いのがほとんどなのですが、

契約社員や派遣社員よりも取得しづらいという問題があります。

 

そして最大のデメリットとして、責任の重さがあげられるでしょう。

保育園で子ども達に起きることの大半は、正社員保育士の責任です。

特に役職持ちになると、責任者としての重圧はさらに増すことになります。

 

正社員を選ぶならば、そのプレッシャーをはねのけ、自分の仕事をきちんとこなせる人でないと難しいかもしれないですね。