2017年05月19日

子どもたちが楽しく取り組める「脳トレ」

今、子どもたちの脳トレの玩具が多く販売されています。
これから保育士を目指すみなさんは「脳トレ」に興味がありますか?



子どもたちが楽しく取り組める「脳トレ」

実は脳トレの玩具をあえて買わなくても身近にある日用品や昔から遊ばれている玩具などで子どもたちは十分楽しみながら脳トレができます。
今回は、子どもたちが楽しく取り組める「脳トレ」についてご紹介します。

脳に良い刺激!両手を器用に使うあそび

◯ボタンかけあそび(難易度★★★)

昔からパジャマのボタンかけといえば、赤ちゃん時代を卒業するための試練。

これができるようになると例えオムツが外れていなくても、なんだかお兄ちゃん、お姉ちゃんぽく見えてくるから不思議です。

さて、そんなボタンかけを応用したお魚つなぎはご存知ですか?
お魚の形にフェルトを切り抜き、お魚の目玉の部分にボタンをつけて、尻尾の部分にボタンホールを縫います。

お魚をどんどんつなぎ合わせる単純なあそびですが、制限時間内にお魚を何匹つなげられるかを競い合っても楽しいですよ。

ボタンサイズをいろいろ用意しておけば、どんなお洋服のボタンかけもすぐにできるようになること間違い無し!


◯おりがみあそび(難易度★★〜★★★★★)

両手を使ったあそびの定番中の定番といえばおりがみあそびですね。

紙1枚あれば、場所も問わず、一人でもあそぶことができます。

最初は三角折り、四角折りなど、おりがみの基本形から始めて、少しずつレベルアップしていきましょう。

おりがみの裏側にペンなどで補助線を引いておくと折りやすいですね。

年中、年長さんぐらいになると、おりがみの本を見ながら好きなものを折れるようになっていきます。

もちろん、紙を折らずにくるくると丸めたり、びりびりとちぎって穴を開けたりするなど、型通りではない折り方もOK。
楽しみながら指先を使うことが脳への刺激になります。



◯泥だんごあそび(難易度★)

言わずと知れたお外あそびの定番。

大人があれこれ教えなくても、誰でもすぐに始められる簡単さがウリです。

でもキレイに形の良い泥だんごをつくろうと思うと、泥の水分を調節しながら、両手を器用に使うことが求められます。
お水が多すぎるとべっちゃっと潰れちゃいますし、お水が少ないとぱさっと崩れてしまいます。

お砂場にころころと小さな泥だんごが並んでいると、なんだかほっこりしてきますよね。

赤ちゃんの脳に効く!指先あそび4選

◯ティッシュペーパーあそび

テーブルの上のティッシュペーパーが赤ちゃんにすべて引き抜かれ、床一面ティッシュペーパーの海。
あるあるないたずら被害ではないでしょうか。
それを片付ける親の大変さも分かりますが、このティッシュあそびだって立派な指先運動。
ティッシュをつまんで、シュッと引き抜いて、フワッと投げてみたり、クシャクシャに丸めてみたり、脳に刺激を与える知育あそびなのです。



◯ねんどあそび

指や手のひらを使って感触を楽しむ経験は、脳の発達にとても大切と言われています。
だからねんど遊びはまさにピッタリの遊び。
こねたり、ちぎってみたり、丸めてみたりなど指先を細かく使うことで手先の器用さが育まれます。

自由に形が変えられることによって、自発的な行動を促し、創造性を高める効果もあります。
自分が知っているものに見立てて、ごっこ遊びの道具にするなど、発展させて遊ぶこともできます。



◯シールあそび

ぺたぺたとシールを貼る感覚って大人でも楽しいもの。
赤ちゃんにとっては、シールを貼ったりはがしたりする感触が指先・脳への刺激となります。
シールを決まった枠の中に貼ることは細かい作業で赤ちゃんにはまだ難しいかもしれませんが、どのようにシールを貼るかによって遊び方もいろいろですね。



◯おやつ

ころころしてパクッと口に入れると甘ーい「たまごボーロ」。
言わずと知れた赤ちゃんの定番おやつ。
たまごボーロを指先でつまんで口に運ぶ動作だって、脳に刺激を与える知育運動です。
ちゃんと口まで運ぶことができれば、美味しいご褒美が待っているんですから、これほど楽しい知育あそびもありませんね。



このように、高価な知育玩具を買わなくても、おうちの中には、知育あそび、知育教材があふれています。
おうちは大人にとっては見慣れた風景ですが、赤ちゃんにとってはおもちゃ箱みたいなもの。
目に映るものは、一つ一つが好奇心を刺激するおもちゃ。
あれもこれも全部楽しみたいんですね。
散らかしちゃっても危険がない限りは大目に見てあげたいものです。

知育・脳育のカギは睡眠にあり!

◯乳幼児にとっての睡眠とは

『睡眠』は『休息』の時間と言われていますが、『休息』以外にもとても大切な役割があることをご存知でしょうか?赤ちゃんや小さなお子様の体内で分泌される成長ホルモンのほとんどが、なんと寝ている間に分泌されるそうなのです。
つまり、起きている間に経験した知的な刺激や記憶の定着は寝ている間に行われているわけなのです。
昔から「寝る子は育つ」と言われたりもしますが、「寝る子は『脳』が育つ」と言い換えることもできそうです。



◯良質な睡眠をとるために

1.体内時計を整える

ご存知の方も多いと思いますが、人間の体内時計の周期は24.5~25時間といわれております。
1日は24時間ですので、体内時計の周期と誤差があります。
この誤差をスムーズに調節するのが日光です。
朝昼晩で変化する日光の明るさが体内時計の周期を調整してくれる役目を果たします。
そして、この1日24時間の生活リズムを整えるために大切なことは、早寝早起き習慣なのです。



2.リラックスさせる

赤ちゃんや小さなお子様は自分自身が眠たいと思っていても、気持ち良く眠るための条件が整っていない時には、うまく眠りにつけないことがありますよね。
濡れたオムツが気持ち悪かったり、お部屋が明るすぎたり、音がうるさかったり・・・。
子守唄を歌ってあげたり、抱っこしてゆらゆらとゆすってあげるなど赤ちゃんをリラックスさせてあげることで、ぐっすり眠ることができます。



3.眠りを妨げない

ぐずってぐずってやっと眠りについたのに、外部の刺激によって目覚めてしまうことがあります。
よくあるのが、抱っこして寝かしつけたあと、お布団に寝かせる時瞬間です。
ママの腕の中でぽかぽかして気持ち良かったのに、急に冷んやりしたお布団に移されたら、そりゃ赤ちゃんもびっくりですよね。
その他にも、電話の音や犬の鳴き声なども眠りを妨げる刺激です。



◯情緒の安定にも欠かせない「お昼寝」

イライラしたりストレスがたまっている時に睡眠時間をとると自然とイライラが収まっている経験のある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃんや小さなお子様も同じです。
お昼寝をすることで、午前中の体の疲れやストレスを解消でき、起きたらまた元気良く活動することができます。

わくわく脳トレ!「どっちが多い?」

◯積み木を使った知育あそび

積み木を積んで、どちらのほうが積み木の数が多いか推測するというあそびです。
前、横、上、いろいろな視点で積み木を数えながら答えを考えることがポイントですね。

透明なガラステーブルやプラスチック板の上に積み木を並べて、真下からのぞけるようにするのも推測のヒントになります。

もちろん小さいお子様の場合は、パッと見た直感で答えさせるのもあり。

積み木や同じ形のブロックなどがあれば、ご自宅や保育園でもすぐに遊ぶことができますね。



では遊び方の説明です。



◯あそびかた

1.最初は、4〜6個ぐらい、前、横、上から見た時に死角がないような積み方から始めましょう。



2.異なる積み方をした2つの積み木のうち、どちらの個数が多いかを考えて答えさせます。



3.慣れてきたら、少しずつ個数を増やしていきましょう。



4.さらに難易度を上げて、死角があるような積み方をしましょう。



◯ポイント

・積み木に手を触れないようにしましょう。

・前、横、上下、多角的な視点で数えられるように促します。

・積み木の個数を正確に当てることよりも、死角部分にも積み木が存在することを知ってもらうことが大切です。



◯この遊びのメリット

<空間認知能力を養える>

スポーツやアートの分野で成功する人は、空間認知能力が高いと言われています。

どこからも見えない死角の部分に何個ぐらい積み木があるのかを推測して答えていくことで空間認知能力をきたえます。



<理系力UP!>

小学校の算数でもこのような積み木問題を習います。
幼児期のうちから、遊びながら楽しく立体図形を学ぶことができます。

積み木の個数を親や先生と一緒に数えながら、数や量の概念を理解していきます。

楽しく脳トレ!「あべこべ写真」

世の中にはたくさんの知育あそびや玩具があるけれど、子どもたちが夢中になって、集中して遊んでくれるあそびやおもちゃには、どこか共通点があったりします。

例えば、ブロックやパズルは想像力をかきたてたり、五感を刺激するという点で共通するものがあります。

つまり、そうしたポイントを押さえることで、何も市販のものを買わなくても、ちょっとした知育あそびをすることが可能です。

ご紹介する知育あそびは、お花や自動車などの写真や絵をプリントして、それを分割してあべこべに並べた脳トレパズルです。

ものの特徴を捉え、頭の中で絵柄をイメージして答える遊びです。

とても単純ですが、ものの色、形、構造を理解していないと素早く回答することができませんよね。
保育園やご自宅でもお金をかけずに簡単にできるあそびですのでチャレンジしてみてください。



では遊び方の説明です。



◯あそびかた

1.子どもたちみんなが知っている、生き物、乗り物、お花、食べ物、人物などの写真をプリントします。



2.プリントした写真や用紙を4つ切りします。



3.4つ切りした写真をばらばらに並べます。



4.元の絵は何か、子どもたちに質問します。



5.並べ替えて何度でも遊ぶことができます。



◯ポイント

・「黄色い色をしているね」「タイヤがついているね」などのヒントを与えると、小さい子も参加できます。

・年長さんには、ひらがなを4つぎりしたものや、ちょっとした引っ掛け問題を出すのも良さそうです。



◯「あべこべ写真」遊びのメリット

<想像力UP!>

絵の断片を頭の中でつなぎ合わせたり、色や形などをもとに元の絵をイメージすることで想像力を養うことができます。



<観察力UP!>

日頃から身の回りにあるものを良く観察している子や絵本好きな子のほうが正答率が高くなります。
おうちやお外遊びの時に、ものを観察するように促してみると良いですね。



<理系力UP!>

「車のタイヤは4個」「カブトムシは足が6本」「野菜を輪切りにした時の形」など、ものの特徴を数量的、構造的に捉える力がつくことで小さいうちから理系的な視点でものを観察できる子になります。

身近なもので脳トレ

いかがでしたか?
多くの子どもと触れ合う保育士だからこそ、子どもたちの脳トレが気になりますが、意外にも身近なものや昔から遊ばれている玩具で脳トレができます。

また、見えない部分を推測する遊びは、とても単純ですが、子どもたちだけでなく、大人にとっても脳トレ問題になります。

大人も一緒に楽しながら、子どもの能力がアップできれば一石二鳥ですね。

是非、夢の保育士になったら、これらを試してみてください。