2017年04月25日

叱るタイミングは?知っておくと便利な保育のコツ

◆子どもたちに伝わる指示や叱り方とは?



毎日のお仕事、お疲れ様です。
「ああ、今日も上手く子どもたちを動かすことができなかった...」「今日は〇〇ちゃんを叱ったけど、あれで良かったのかしら...」と、新人のうちは日々迷いながら保育に取り組んでいるという保育士さんも多いかもしれませんね。




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実は「叱る」ということひとつとっても、そのタイミングや方法などコツがあるのです。
そこで今回は、子どもたちに伝わる指示の出し方や叱り方のコツをお伝えします。



◆子どもたちに伝わる指示の出し方①お片づけ編



それではまず、おそらく毎日保育士さんが苦労されていると思われるお片づけから。
園の一日の流れの中で、場面を切り替えるシーンには片づけがつきものですね。
ですが、遊びの最中に急に「片づけしましょう」と言われても、なかなか切り替えができないのが子どもたち。
楽しく片づけられる方法で指導してみましょう!



〇予告を2回行って心の準備をさせよう

片づけの時刻を決めておいて、5分くらい前に片づけの予告をして、心の準備をさせてみましょう。
たとえば、「みんな時計を見て~。
長い針が6になったお片づけしようね」といった感じです。
子どもたちはその5分間で遊びの区切りをつけようとするでしょう。

中には「もう少しだけ」と粘ってなかなか区切りをつけない子もいるかもしれません。
そんな時には、2~3分前に「そろそろ時間じゃない?」ともう一度片づけを促してみましょう。

この方法を日ごろから習慣づけておくと、子どもたちは気持ちを整理する術や判断力を身につけることができ、自発的に片づけられるようになるでしょう。



〇進行を見極めてグループごとに声がけを

「片づけましょう」と全員に声をかけても遊びに夢中な子どもたちに、その声は届きません。
「自分じゃない誰かに言っているんだろうな」と都合の良い解釈をしてしまうからです。
そんな時は、遊んでいるグループごとに声をかけて片づけを促すのが良いでしょう。

注意したいのはそのタイミングです。
たとえば、おままごとをしているグループなら、「そのお料理を食べたらお片づけね」、積木で遊ぶグループなら「そのお城ができたらお片づけね」、絵本を読んでいるグループなら「絵本が読み終わったらお片づけね」といった感じです。

遊びの進み具合を見極めて声をかければ、子どもたちもスムーズに片づけモードに切り替えられるでしょう。
いつまでも遊びの区切りを付けられないグループには「もうみんなはお片づけしているよ」などと、やんわりと急ぐように促しましょう。



〇こんな言い回しには注意!

子どもたちへの指導は、伝え方が大事です。
以下のような言い回しには注意しましょう。



●「さっさと片づけなさい!」

没頭している子どもたちに命令口調はやめましょう。
せっかく楽しい遊びの気分を台無しにしてしまいます。



●「早くしないと、今日の遊びの時間はなしだよ!」

無理強いや、脅かして片づけさせることは、子どもの自立心を阻害してしまうのでやめましょう。



子どもたちには、片づけも遊びのひとつ、というメッセージを常に発信していきましょう。
「おもちゃを出して遊んで、片づけるところまでは遊びだよ」と言い聞かせてあげれば、子どもたちにとっても片づけが苦ではなくなるでしょう。
保育士は、遊びの区切りを見極める目も大切にしましょう。



◆子どもたちに伝わる指示の出し方②並び方編



保育の現場では、子どもたちにきちんと並んでほしいことがよくあります。
まっすぐ一列に並んでほしい時や、二列に並んでほしい時も。
子どもたちにはわかりにくいものですが、先生からのちょっとした指示で、子どもたちは意外と簡単に並べられるようになりますよ。



〇一列に並んでほしい時

【ボディランゲージを使おう】

「一列に並んで」と言われても、子どもたちはどこにどうやって並べばいいのかわかりません。

そこで、先生は手をまっすぐ前に伸ばして見せて「ここに一列に並ぶ」ということをわかりやすく示しましょう。
それを見れば、子どもたちも並ぶ場所や方向を理解することができ、順番に並び始めます。
先生の前に並んでほしい時は、一方の手を前に出す、先生を中心にして横に並んでほしい時は、両手を広げるなど、このように、言葉だけでなく手の動きや態度で視覚にも訴えるとわかりやすいですね。



【ひとりずつ名前を呼んで並ばせよう】

「一列に並んで」と言われても、理解できない子もいます。
そんな時は個別に声をかけましょう。
まず「○○ちゃん来て~」と先頭になる子を呼んで、その後も順番にひとりずつ「次は△△ちゃん、××の後だよ」と、どの子の後に並べば良いか具体的に指示して並ばせましょう。
全員並べたら「きちんと一列に並べたね!」と、その様子を認めてあげれば、次からはもっとスムーズになるでしょう。



〇二列に並んでほしい時

【手をつないで並ばせよう】

二列に並んでほしい時は、それぞれ列に並ばせるよりも「近くのお友達と二人で手をつないで並んで~」と声をかけて、子どもたちをペアで並ばせると良いでしょう。
一人になってしまった子は先生が手をつないで並びます。

その後で「はい、手を離しましょう」とつないだ手を離させると二列になります。
好きな子とペアになれなかったことで、拗ねてしまう子もいますので、そんな時は、「今日は○○ちゃんと一緒になろうね」と他に一人でいる子を見つけて先生がサポートしてあげましょう。



【1、2、1、2と番号を言わせて分けよう】

まず、子どもたちを一列に並ばせます。
次に、前から順に1、2、1、2と番号を言わせて、その後で「はい、1の人はこっちで2の人はこっちだよ」と数で子どもたちを分けると二列になります。

「一列に並びなさい」という命令口調や「さっさと二列に並んで」なんて言葉には子どもたちは反発します。
「並ぼうね」「並んでね」といったやわらかい言い方や、急がせたい時は「急いでみて~!」などと言ってみましょう。
子どもたちも素直に聞いてくれますよ。



◆子どもたちに伝わる指示の出し方③叱り方編



だれもがいつもやさしい保育士さんでいたいものですよね。
でも、子どもを叱らず、やさしくしてばかりでは子どもは育ちません。
愛情があり信頼関係がしっかりしているからこそ、子どもをちゃんと叱ることができるので、ためらわず叱ってください。
では、どのように叱るのか、叱る時の状況と叱り方、タイミングを一緒に考えてみましょう!



〇簡潔にいけないことはしっかり伝える

何をしても大丈夫、叱られないとわかれば、当然のように子どもは言うことをどんどん聞かなくなります。
きちんと理由を伝え、いけないことはいけないと何度もしっかり伝えてあげましょう。

ですが、いつまでもくどくどと叱るのはいけません。
時間だけがかかり、子どもは「なんで怒られているんだっけ?」と何を叱られているのか忘れてしまいますので、わかりやすく簡潔に伝えてあげてください。



〇怒鳴らず教えてあげよう!

「どうしていつもケンカばかりするの!」などと、つい怒って怒鳴りがちに叱ってしまっていませんか?しかることと怒ることは違いますので、感情的にならず、「どうしてケンカになったの?」などと冷静に対応してあげてください。
なぜいけないかを教えてあげる姿勢でいきましょう。

子ども自身が気づいて反省できる機会を作ってあげることが大切なのですが、その時に気をつけなければいけないことがあります。
注意するのはいいですが、叱ったままで「もう知らない!」などとつきはなさないであげてください。
子どもの思いを受け止めつつ、後でちゃんとフォローしてあげることが重要ですね。



〇やさしさときびしさを身につけよう

叱るということは「危険なことを知らせる」「相手のことを思う気持ちを育む」「注意や反省を促す」など心の成長にとって、とても重要なことですので、たくさんの愛情を持って叱りましょう。
保育士さんとの関係ももっと親密になるはずですよ。そして、叱った後は「いっぱい叱ってごめんね」とぎゅっと抱きしめてあげるなどとスキンシップをしたり、愛情のこもった言葉がけも忘れずにしてあげましょう。



◆指示の出し方&叱り方のコツを習得しましょう!



子どもたちに伝わる指示の出し方や叱り方のコツをお伝えしました。
ざっと読んでみて、何か得るものはあったでしょうか?「なるほど!」と思ったことや、「こうすれば良かったのか...」という気づきがあった方は、ぜひ明日の保育からこの保育のコツを取り入れてみてください。

保育士さんがちょっと頭を使って考えて指示を出すだけで、ビックリするほど子どもたちは変わります。
子どもたちの心に響く叱り方や指示の出し方をして、スムーズに保育活動に取り組める環境を作りましょう!

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