2017年02月04日

とっても有効な☆視覚支援

Follow the NPO



3回目のコラムを書かせていただきます、NPO法人ひなたの山口と申します。

 

前回は、幼稚園や保育園などで『問題行動を起こしてしまう子』に対しては、特に気をつけて声掛けをしよう!

『出来ないこと・苦手なことよりも、出来ること・得意なことに着目しよう!』、

『注意するときは、具体的に・肯定的に』ということを書かせていただきました。

 

 今回は、発達障がいの子たち(特に自閉症スペクトラムの子)には、非常に有効とされる、『視覚支援』についてご紹介したいと思います。




・視覚支援は「オーダーメイド支援」



『視覚支援』や『構造化』は非常に有効な分、諸刃の剣で間違った使い方をしてしまうと、刺激が強い分、逆に使う前よりも状態が悪くなってしまう可能性もあります。

その子の特性・理解度などによっても提示の仕方や教材の内容が全く変わってくるので、基本的にはその子一人ひとりに合わせて作成する、オーダーメイドの支援だと思っています。

 

そのため本来は、まずはその子自身に会わせていただいたり、幼稚園や保育園の環境などを実際に確認させてもらわないと、無責任な支援方法は書きたくないのですが・・。



(※札幌の方であれば、実際に足を運ぶことも可能なので、何かあればおっしゃってくださいね☆)

 

なので今回は、同じ目的でも利用者の方によって、提示の仕方を変更している具体的な例を幾つか紹介することで、「視覚支援」について知って頂ければと思います。



例えば、同じ『お店(GEO)に行く』ということを伝えるカードでも・・・

本人の特性、理解の程度、認識の仕方、注視の仕方、好みによってカードはそれぞれ違うものを用意し、また、その方の利用方法提示状況によっても、サイズや提示数を変えています。




◆詳細な部分にまでこだわる子の場合



例えば、このカードを使用している子は、発語はなく、字も全く読めないのですが、下記の画像で、『○○区の△△店』『○○区の△条のお店』など瞬時に判別しています!

また、同じ『ゲオのお店』でもぞれぞれの店舗別にカードを用意していますが、

この子は、このようなカードを100種類以上把握し、理解していて、楽しくお出かけの際に使用しています☆(IQ自体は、10あるか無いかの方です。





20170204_90.jpg



日によって、行きたいゲオのお店も違うので・・・^^; 毎回、カードで本人の意思を確認しています。




◆お店のロゴで良い子、イラストの方が良い子の場合



写真よりかえって、抽象的な方が良い場合も多いです、これも時と場合によりますが、文字だけで提示する子などもいます。




20170204_91.jpg




◆余計なものが写りこんでいるとそちらに着目してしまう子の場合

例えばお店の写真で、店舗の前に車が写っていると、『くるま』のカードだと勘違いしてしまう場合があったりと、他に着目してしまうことも多いので、カードを作成する際には注意が必要です。




20170204_92.jpg




・その他の「視覚支援」の例



ちなみにこれは、ある幼稚園で置かせていただいたものです。

①  登園時の手順書

朝、登園時に自分でやらなければならないことが幾つかあるが、自立して行なうのは難しい様子、

とのことで、手順書を作成したものです。

 

この子は、IQも100以上あり、会話もほぼ問題なく上手に出来ますが、だからといって必ずしも指示通り出来る訳ではない場合もあります。




20170204_93.jpg



手の平サイズの大きさで作成し、登園したら、1つ1つの行程を確認しながら、自分で行なえるような手順書を作成しました。

 

②  靴下の脱ぎ履きについて

ここの幼稚園では、登園時、日によって靴下を脱ぐ日と脱がない日がありました。

それが、やはり発達に心配のあるお子さんは、自分で判断することが難しい場合が多いです。

 

晴れだったら、靴下を脱いで園庭で遊ぶ。
雨だったら靴下は脱がない。

行事がある時は、そのまま靴下を履いている

  なんて難しいんでしょう! 

(定型発達の子は、逆に何故わかるんだ・・・と私なんぞは思ってしまいますが・・・^^;)




20170204_94.jpg



これは、最初ひなたを利用してくれている子のために作成したのですが、実際にわからない子たちがたくさんおり、今は園全体で使ってくれているそうです☆ 嬉しいですね♪

やはり、実際に通っている幼稚園に足を運ばせていただくと、どこにつまづきがあるのか、どういった支援が必要か発見しやすいです!




・視覚支援で大事にしたい事



視覚支援を行う場合には、

◎本人のつまづきやニーズを細かく丁寧に確認していくこと、

◎また一度で上手くいかなかったからと言って諦めず、何度でも本人が認識しやすいように、こまめに提示の仕方を変更したり、作り直していくこと

が大事かな、と思います☆

 

実は、私の子どもも保育園で現在お世話になっているのですが、子ども達の数18人くらい?に対して、担任の先生はお二人で、『保育園の先生は、本当にすごい!』といつも感じています。

 

私たち福祉のサービスだと、ヘルパーの仕事だと基本1対1ですし、児童発達支援事業(以前の児童デイ)でも、うちの法人だと基本1対1か、2人の子どもにスタッフ一人という体制なので、(他の事業所でも多くて、4人の子ども達に対して、1人のスタッフという配置でしょうか)支援もしやすいのだと思います。

 

幼稚園や保育園でも、申請が出来れば『発達に心配のある子』に対しての職員『加配』がつけることも出来るかもしれませんが、それも実際のニーズとは必ずしも一致していないこともあるような気がします・・・

 

 いつも園の先生方には、子ども達の安全を守りつつかつ、成長もさせていただいて、本当に感謝してもしきれないです。

これからの季節、暑くなってきて大変なことと思いますが、身体に気をつけてくださいね。

 

ひなた 山口

http://hinata-happy.jp/

特集コラム一覧

オススメの保育士求人

    • 正光寺保育園 29年4月に《浦和園》《南浦和園》を同時に新規開園

    • 保育士、看護師
    • 正社員、パート
    • 《2017年4月オープン☆小規模☆定員19名》ぴっぴのもり保育園

    • 保育士
    • 正社員、パート
    • 放課後等デイサービス バディ西成教室【2017年8月新規オープン!!入社祝い金2万円あり!】

    • 保育士、その他
    • 正社員、契約社員、パート
    • 金蘭会保育園(仮称)

    • 保育士
    • 正社員、パート
    • いまふくゆうゆう保育園、どいゆうゆう保育園

    • 保育士
    • 正社員、パート
    • 長尾保育所、伊丹乳児院、有岡乳児保育所

    • 保育士
    • 正社員、契約社員