2017年02月04日

お疲れ保育士さんへ...『ぐちゃぐちゃ落書き』でリラックスしよう!

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◆右脳活性化が一番のリラックス



こんにちは。アートセラピスト柴崎千桂子です。


私はアートセラピーを教える仕事もしています。


アートセラピストになりたい人もいれば、お仕事にアートセラピーを役立てたい人もいて、その中には保育士の先生たちもいます。


先生たちのお話を聞いていると、日々、きめ細やかに子ども達をサポートし、
そして、時にはお母さんたちを受け止めていて、受容的な力をたくさん使うお仕事だなと本当に感心してしまいます。

 
人を援助する仕事の人が、気をつけたいことの一つはセルフケア、とよく耳にすることでしょう。


人をサポートすることに一生懸命で、自分が疲れてしまっては、サポートも十分にできなくなってしまいます。

 
担当する子どもたちのためにも、何より自分が気持ちよく働くためにも、イヤな気持ちをためずに常にスッキリしていたいものですよね。




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◆クリエイティビティを使ってリラックス



さて皆さんはセルフケアにどんなことをしていますか?


カラオケ!


おいしいものを食べる!


マッサージ!


スポーツで汗を流す!


旅行に行く!


人によって様々あることでしょう。


じつは、脳が一番リラックスできて、いい気分になれるのは、自分のクリエイティビティを使っている時だ、ということはご存じでしたか?




クリエイティビティを得意とするのは右脳。


右脳を活性化させている時に、私たちは一番リラックスできるのです。


私たちは仕事や社会生活を営む中で、知らず知らずのうちに、ルールや秩序を守ったり、論理的に考えたり、左脳をかなり使っています。


そうすると、左脳はオーバーワーク気味で右脳とのバランスが...


このバランスをとってあげるのが、リラックスし、疲れをとる秘訣です。




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ですが、「クリエイティビティを使いましょう!」と言われると「どうしていいか、困ります」という人も多いようです。

 
「自分のクリエイティビティを使うぞ!右脳を活性化するぞ!」


と思って力をいれて真面目に取り組もうとするとじつは逆効果。


どんどん頭がヒートアップしてしまいます。

 
そんな時に、自分の右脳のスイッチをポン!と押してくれるのがアートなのです。




◆右脳のスイッチをオン!



ぐちゃぐちゃ落書きをして、なんだか気持ちがすっとする体験をしたことはありますか。


「何かを描こうとして描いたわけじゃないけれど、手のおもむくままにぐちゃぐちゃと線を描いていたらなんだかすっきりしてきたなあ。さっきまで考えこんでいたことも、ま、いっか!」


あれが、右脳のスイッチが入っている状態なのです。




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でも上手に描こうとすると、右脳のスイッチは入りにくくなってしまいます。


「それじゃあ、上手、下手を気にしないで描くぞ!」とするとそれまた力が入っちゃそうですよね。

 
そんな時はこんな方法もあります。


自分で上手にコントロールできないほうがいいので利き手でない方の手で描いてみる。




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または、もし使い慣れていないようなら、筆ペンでラクガキしてみるとかもいいですね。





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もし誰かと一緒にやるならば、へたくそに描く競争をやってもいいですね。




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上手でないほどいいのです。


へたっぴで

幼稚で

ばかばかしくて

やっているうちになんだか笑えてしまう。


そのぐらいのほうがいいのです。


そのほうが右脳も活性化し、リラックスしていきます。


そして、あなたのクリエイティビティで一日の疲れをとってください。



 

◆アート日記



さらに一日の最後にアート日記というのもお勧めです。


やり方はこんな感じです。




1.小さなノートと自分が使いたい筆記具を用意します。



2.今日一日の中でイヤだったことを思い出して、色や線でぐちゃぐちゃと描いてみます形になってもいいですし、形にならなくてもいいです。



3.ある程度描いたところで、描かれたものを見返してみましょう。



4.その描かれたものに名前をつけて、キャラクターにしてみましょう。



たとえば、「ぐちゃぐちゃくん」とか「ぐるぐるちゃん」とか。




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これをやると、イヤなことがあった日も、すっきりして寝ることができます。


そこまでいかないとしても、ちょっとはマシな気分になって寝ることができます。




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◆アート日記の効果



なぜアート日記だとすっきり寝ることができるのでしょうか。


それにはこんな私たちの心のクセに基づいた理由があるのです。


私たちは、自分の決まったモノの見方や考え方のパターン、人との関係性の中でよくやってしまう反応のパターンをそれぞれ持っています。


知らず知らずのうちに日常においてそれらを繰り返しています。


たとえば、関係性の中でよくやってしまう反応のパターンとはこんな感じです。


兄弟同士がケンカをしているのを見かけると、「コラー!」と問答無用で大きい子のほうを「お兄ちゃんでしょ」と怒る、というのがパターンです。


客観的に様子を見たり、よくよくそれぞれの話を聞いてみたりすると、違う結論が出てくるかもしれないけれど、それらをせずに、反応的に行動してしまうことがありますよね。


それがパターンです。


このパターンを変えると、いつもとは違う結果を得られることがあったりするんです。




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◆メガネを外して見てみる



別の言い方をすれば、自分のメガネで日常を見ているということです。

 
たとえばそれはこんなことです。


私が話しかけると、いつもあのお母さんは不機嫌そう。


私、何か怒らせちゃったかなあ。


なんだかあの人に話しかけるのが憂鬱だなあ。


(話しかけてみる)


ああ、やっぱり今日もイヤそうな顔をしていた。


あの人苦手だなあ。

 
そんな少しのことが毎日の中で積もるとだんだん負担になってきます。

 
そこでメガネを外して話しかけてみると、不機嫌そうに見えたのにはまったく別の理由や事情があるかもしれない。

 
でも、このメガネ、長年親しんだものですからなかなか外すのが難しい。


かけていることすら忘れてしまっているかもしれません。


このメガネを自然と外させてくれるのが、「アート」なのです。




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アート絵日記でいえば、「今日あったイヤなこと」がいつものメガネの自分。


でも、ぐちゃぐちゃとアートをしていると、右脳のスイッチがオンになり、クリエイティビティが発揮され、メガネが知らず知らずのうちに外れてしまいます。


クリエイティビティで新しい柔軟なアイディアでもって、アートを描きかえることで、じつは、そこに発散が起きているのです。

 
このアート日記を自分で始めると、子ども達の絵についても、とらえ方が変わってくるかもしれませんよ。

 
この子がどんな気持ちで、この線や形を描いたのだろうと、興味や関心の持ち方が自分の中で変化するのを感じるかもしれません。

 
すっきりとした気持ちで毎日を迎えるために、アートによるセルフケア、試してみてください。

 
もっといろんな種類のアートを試してみたいようでしたら、私の本「ワタシらしさが花ひらく」がセルフケアのためのワークブックなので、参考にしてみてくださいね。

 





柴崎千桂子

Canadian International Institute of Art Therapy

名誉クリニカルアートセラピー修士NPO法人子ども未来研究所・理事
クエストアートセラピースクール校長

高野山大学非常勤講師

聖心女子大学人間関係学科卒、順天堂大学病院・聖路加国際病院小児病棟内アートセラピー従事、講演やワークショップを開催し、アートセラピーの商品開発や通信教育にも力を入れている。

著書その他:『ワタシらしさが花ひらく』BABジャパン出版、『クエストセルフセラピーカード』著及び監修。

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