2017年02月07日

保育士の手取り・ボーナスって安い?職業別比較

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◆保育士の手取り・ボーナスは低い?職業別比較



保育士のお給料は、他の職業に比べると低い傾向にあります。

最近では保育士のお給料・待遇の悪さ、人員不足がメディアに頻繁に取り上げられるようになり、国や自治体から保育士の月給を引き上げる方針が出されたりもし始めました。

しかし、実のところ他の職業とどのぐらいの差があるのでしょうか。また、どうして保育士の給与は安いのでしょうか。

今回は保育士の給与について他の職種ともに比較しながら、徹底分析してみたいと思います。


◆保育士の手取りってどのくらい?



実際問題、保育士はどのぐらいのお給料を手取りでもらっているのでしょうか?



◯給与は月平均21万円

平成25年度に実施された調査によりますと、保育士の平均月収は21万円(平均年齢35歳)だそうです。

そこから所得税や保険料などを差し引いて、手取りは15万円~20万円弱といったところでしょうか。

対して全職業の平均月収ですが、だいたい32万円程度(35歳の場合)ということがわかっています。

差し引かれる金額も多くなりますから、手取りは25万円前後になるかと思います。ですがそれでも、保育士よりずっと高い金額をもらっていることになりますね。

一般企業と比べ、保育士のお給料はかなり安いということがおわかりいただけるでしょう。

◯ボーナスは年平均54万円

「手取りが低いのならボーナスも低い...?」と思いがちかもしれませんが、保育士という職業上、需要がなくなることはほぼないため、景気に左右されることのない安定したボーナスを受け取ることができます。

実際の金額についてですが、保育士の年間ボーナス平均は54万円程度と言われています。

参考までに、他女性の多い職業のボーナス平均額を書きますと、下記のようになります。

・看護師:78万円

・栄養士:59万円

・オフィス一般事務:40万円

・調理師:33万円

・美容師:5万6,000円

◯保育園の形態によってボーナス支給額には差が出る

比較的安定した額のボーナスを貰える保育士ですが、勤務する保育園が公立保育園か私立保育園かで、かなり大きな差が出ます。

私立保育園の場合、社会福祉法人か株式会社かでも違いが出たりするのですが、月給の2~2.5ヶ月分のボーナスが貰えるのが平均的です。

金額は40万円前後となり、少ないところなら30万円台、多いところなら50万円近くとなります。

たいして公立保育園の場合、ボーナスは月給の3.6ヶ月分もらえるのが平均的で、金額も60万円超えと、私立と比較して段違いということがわかるでしょう。


◆保育士の給与が安い理由とは?



他の職種に比べて、保育士の給与が安いことがわかりました。

しかし、保育士の資格といえば国家資格。簡単に取得できるものではありません。

また、保育士の仕事は子どもたちを保育園で一日預かることです。

預かった子どもたちの一時の親代わりとなり、その成長を促し、見守る役割を担う、とても責任の重い仕事です。それにも関わらず給与が安いのはどうしてでしょうか。

◯保育士の給料が安い理由その1...サービス業であるため

最近では社会問題として大きく取り上げられることも多くなったので、行政も、保育士のお給料を改善するという声を上げています。

しかし、誰もが納得するような改善はまだ見られません。なぜ一向に給料は上がらないのでしょう?

考えられる原因の一つには、保育士という職種の特徴があげられます。

世の中にある仕事の大半は、サービスや商品に対する対価を収入としています。

子どもを預かるという保育サービスも、他の職種同様サービス分に利益をのせて「月謝」という形で対価をもらうべきなのですが、

保育のようなサービスはサービスの対象者、すなわち子どもや保護者から高額の対価をもらうことが難しい職種なのです。

ちなみに「月謝」はだいたい公定価格で決まっているため、保育園が勝手に上げることも難しいと考えられます。

◯保育士の給料が安い理由その2...補助金が増えないため

月謝を過剰に上げるわけにもいきませんので、国は保育園に補助金を出し、保育園はそれを運営や給与の費用としています。

公立保育園の場合なら、市区町村が国や都道府県から補助金、保護者から保育料を受けとり、市区町村から各保育園に運営費が届く...という流れになっています。

補助金があるのなら、保育士のお給料はもう少し上がるのでは?と考えてしまいそうですが、補助金は税金が使われているため過大に上げにくい、というデメリットもあります。そのためなかなか給料が上がらないのです。


◆現状は「やりがい」依存



保育士は心身ともに重労働であるにも関わらず、対価が安いお仕事です。この矛盾した状態を保っているのは、一言でいうと保育士の我慢です。保育士の仕事のきつさから目をそむけ、やりがいや魅力を見つめ、何とか歯を食いしばっています。こうした我慢が長続きしないことは、現状の保育士不足を見れば一目瞭然でしょう。女性が活躍する社会をつくるためにも、子どもが安心して暮らせる社会をつくるためにも、保育士の待遇改善は国家的課題と言えるでしょう。

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