2017年04月17日

保育士さんの為の『年齢別』事故対策


昭和の頃と比べて乳幼児の死亡人数は年々減少しているものの、亡くなる原因は病気よりも不慮の事故の割合が高くなっています。
つまり、ちょっとした心掛けで様々な事故から子どもを守ることが出来ます。




保育士さんの為の『年齢別』事故対策



保育士は、子どもの「命」を預かる責任感の強いお仕事です。
思い掛けないことがきっかけに、大きな事故につながることもあるため、「子どもたちの安全面」を普段から気を付けなければなりません。
大人にとっては何でもないようなことが、子どもにとっては脅威になることがあります。
これから保育士を目指すみなさんに年齢別の事故対策をご紹介します。





◆0歳から1歳で気を付けたいポイント



赤ちゃんは身の回りの物全てに興味を持ちますが、危険を察知する能力がありませんので、保育士さんやお母さんが事故防止の認識を深めることが必要です。



◯ 転落(ソファーやベッド)

赤ちゃんは成長するにつれ寝返りの頻度が増え、突然転落することがあります。

特に高い場所が危険となりますので、ソファーやベッドなどに赤ちゃん一人にすることはないように気を付けましょう!



◯窒息(フカフカの枕やブランケット)

赤ちゃんが自分で頭を起こすことが出来ないうちは、フカフカの枕やブランケットは危ないです。
ベッドの周りにぬいぐるみなどの柔らかい物を置くのも、窒息の要因となりますので、ベッドの周りは整理しておきましょう。



◯窒息(ビニール袋)

赤ちゃんの大好きなビニール袋も口や鼻に張り付いてしまうと窒息の可能性があります。
使った後はすぐに折りたたんで片づけるようにしましょう。



◯誤飲(タバコ)

何でも口に入れたがる時期です。
危険な物は赤ちゃんの手の届かない所、見えない所で保管しましょう。



◯やけど(アイロン)

赤ちゃんは何でも触りたがります。
特にコードのような長い物は好きなので、アイロンのコードは引っ張ってしまうので大変危険です。



◯やけど(テーブルクロス)

熱い飲み物など、赤ちゃんが届かない高いテーブルに置いているつもりでも、テーブルクロスを引っ張ってしまい落下してしまう事故が発生しています。



◯やけど(台所)

赤ちゃんは昨日まで手が届かなかった物が、ある日いきなり届くようになります。
取っ手の部分は奥に向けるなど、手が届きにくくなる工夫をしましょう。



◯やけど(ストーブ)

ストーブはタイプにもよりますが、転倒などの恐れもあるので基本的に危険です。
柵などで囲い近づけないようにしておきましょう。



◯やけど(ポット)

安全ロックをしていても転倒したら熱湯が出てしまいますし、近くに置いておくのは危険です。
また、湯沸し中の蒸気も高温のため危険ですので気を付けましょう。



◯溺水(お風呂)

建物の中でも水の事故は少なくありません。

お風呂場の鍵は閉めるか、水をためておかないように意識しましょう。



◯転落(階段)

階段からの転落は骨折や頭部打撲など大きな事故を招きます。

ハイハイが出来るようになる前までには階段の上下に安全柵を設けましょう。



◯交通事故(自転車)

チャイルドシートは赤ちゃんの年齢に合った物を使用しましょう。

ベルトでしっかりと固定し、正しい使い方を守りましょう。



◯切傷(ハサミやカッター)

赤ちゃんは刃物が危険な物だとは認識できません。

近くに置いてあれば握ってみたり、振り回してみたりしてしまいますので、使った後は必ず手の届かない所にしまいましょう。



◆2歳から3歳で気を付けたいポイント



◯最も多いのが「誤飲」

公益財団法人日本中毒情報センターによる急性中毒の相談件数は、約3万7000件寄せられており(2011年受信報告)、その約80%は5歳以下の子どもの誤飲です。

ひとり歩きが出来るようになる6カ月~2歳に特に多い事故で、誤飲事例には様々な物があります。



★おもちゃ...ままごと用の小さな物、ミニカーやお人形などから外れた小さなパーツ

★ビニールや紙...シール、破けたビニールなど


★タバコ...吸い殻・灰皿替わりに使っていた容器の残り水など


★薬品・化粧品...しゃぼん玉の液、歯磨きのチューブ、石鹸、化粧水、マニキュア、つけ爪


★その他...硬貨、ボタン電池、乾燥剤、保冷剤、ストラップなど



保育園ではタバコや化粧品は心配ありませんが、思い掛けない物が危険を及ぼすかもしれない、という心構えを忘れないようにしましょう。

乳幼児の口の大きさは約39㎜前後で、飲み込める長さは約51mmとされています。

これより小さな物は口の中に危険性があるとみなし、床から1m以上の高さがある所に置くようにしましょう。



◯「お風呂」は2歳児には危険な場所

自由に移動できるようになってくると、室内での転倒や転落、やけど等のリスクが高まります。

特に多発しているのがお風呂での事故です。

浴室内で滑って転んだり、高温で出てくる給湯や沸かしすぎたお湯に触るやけどで重症となるケースもあります。

また、残念ながら毎年浴槽での溺死も毎年発生しています。

洗い場から浴槽の縁まで50cm以下の高さだと転倒する危険性が高いです。

残し湯をしない、絶対に一人で近づけないために目を離さないようにしましょう。



◯調理器具、暖房器具にも注意

やけどする可能性がある物は床・子どもの手が届くとことに置かないようにしましょう。

特に炊飯器の蒸気の吹き出し口は最高98℃になることがあります。

数秒触れただけで皮膚が薄い子どもは重傷を負ってしまいます!



◯飛び出し事故や遊具などからの「転落」

3歳児になると身体能力がさらに発達し、目の前の物に意識を取られやすくなります。

ボール遊びに夢中になって周囲への注意力が無くなり、追いかけて道路へ...という「飛び出し事故」は毎年多発しています。

また滑り台やブランコから滑り落ちたり、自動車のサンルーフやパワーウィンドーやで遊んでいて指や首を挟んでしまう事故も起こってしまいます。



◆4歳以上で気を付けたいポイント



◯4歳児に最も多い死亡原因は交通事故

4歳を超えると、子どもはますます活発になり、活動範囲が広くなります。

特に自動車事故は毎年最も身近で発生しやすい事故となっています。



◯4歳児に最も多い怪我の発生場所は室内

死亡には至らない子どもの怪我は「建物の中」で最も多く発生しています。



★4歳児における救急事故の原因

<発生場所>

・居室...74%

・階段...9%

・浴室...5%

・廊下・通路...5%

・庭・敷地...5%

・台所...3%

・その他...2%



<事故原因>

・転倒...34%

・転落...13%

・衝突...7%

・異物・誤飲...6%

・刃物・鋭利物...6%

・創傷その他...6%

・高熱液体...5%

・挟まれ...3%

・墜落1m以下...3%

・飛来・落下物...3%

・その他...16%

(財団法人東京救急協会平成11年「家庭における救急事故の予防について」調査報告書より)



特に事故が起きている場所が「居間」。

まずは整理整頓を心掛けるだけでも大分事故を防ぐが出来ます。



○事故原因に沿った対策を

・転倒

まずは子どもがつまずくような場所に物を置かないこと。

そしてちょっと意外なのが「歯ブラシ」!
歯ブラシをくわえて歩き回っていると、転んだりぶつかったりして喉に刺さってしまうこともあり大変危険です。

歯磨きをしている間はふざけないようにしっかり教えてあげましょう。



・転落

室内で起こる転落事故と言えばベランダ。

策の高さが110㎝以上で、足をかけられるような構造になっていないかよく点検しておきましょう。

またエアコンの室外機・ビールケース・新聞の束など踏み台になるような物が柵の近くにないか確認することも大切です。

また階段も事故発生ポイントなので、ひとりでふらふら歩き回らないよう目を離さないように!



◆怪我は大人が回避!



いかがでしたか?
子どもが歩き回る前に、まずは大人が危険なポイントが転がっていないかしっかり確認しておきましょう!
子どもたちの安全を守れるのは、周りの大人だけです。
月齢により、気を付けなければならないことが変わってきますが、子どもは好奇心が強く、活発のため、注意しなければならないことがたくさんあります。

また、3歳、4歳と大きくなったからと言って注意を怠ってはいけません。

大人が注意してあげることはまず第一に大切なことですが、子どもに「何が危険で、どうしたら安全なのか」ということ教えてあげることもとても大切です。
安全な使い方など繰り返し丁寧に教えてあげましょう。


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