2017年05月17日

子どもの気持ちが変わる、保育士の「言葉かけ」


日々の保育のなかで、子ども達への言葉かけに悩んだことはありませんか?つい口を出してしまい過保護になってしまったり、子どものやりたいことを制限しすぎてしまうと、かえって子どもの成長の妨げとなってしまうこともあります。




子どもの気持ちが変わる、保育士の「言葉かけ」



今回は、子どもの気持ちが変わる、保育士の「言葉かけ」をご紹介します。



「自由に描いて」はNG?子どもとのお絵かきで避けるべき言葉



◯NGワードとは



NGワード1:なんでも自由に描いて

NGワード2:上手だね!



一見、とてもいい言葉のように聞こえますが、これがNGワードって、どういうことなのでしょうか。
詳しく解説します!



◯子どもにだって「秩序」がある。

「なんでも自由に描いていいんだよ」もし、あなたがそう言われたら何を描きますか?
まず、大抵の人は困ってしまいますよね。
「なんでも」にも「自由に」にも、言葉とは裏腹に想像力を制限してしまう力があるのです。

では、「今日の昼ごはんを描いて」「学生時代一番思い出に残っていることを描いて」と言われたらどうでしょうか。

きっと同じ質問でも、描き手によって千差万別、オリジナリティたっぷりの絵が出来上がるはずです。

これは子どもも同じこと。

子どもは大人よりも自由な発想力、想像力があると言われていますが、それは大人にとっての常識としている部分の分別がつかないからで、根本は大人と同じなのです。

子どもなりの「秩序」を守っているので、自由にと言われたら、子どもだって困ってしまうのですね。



○どんな言葉かけが良い?

本当に子どもが自由に描き始めたら、想像がふくらむような質問をしてあげましょう。 「これは何?」子どもの答えにのっとって、一緒にお絵かきをしてみるのも良いかもしれません。

ただの「丸」が「太陽」になり、「動物」が動きだし、「ジャングル」になってくれるかもしれません。

もし子どもが困った時には、「青いクレヨンを使ってみようか」「丸を沢山描いてみよう」など、具体的なアドバイスをあげてみるのが良いでしょう。



◯上手=対象とそっくり

「上手だね」と褒めることは、子どもにとっては対象とそっくりだね、と言っているのと同じことです。

大人も、絵が苦手という人は必ずと言っていいほど「上手じゃない」「下手」という言葉を使いますよね。

子どもを「上手だね」と褒めると、いかにそれに似せるかということに一生懸命になります。

もちろんそれも上達の一つですが、いつか本物と同じようには描ない、と気が付いてしまいます。

描いた絵が上手だから褒めるのは勿論良いですが、絵を描いたことに対する肯定をしてあげましょう。

「〇〇ちゃんと一緒に絵を描くのは楽しいね」とにっこりすれば、また絵が描きたいを思ってくれるはずです。

また、沢山描きこんである絵には「こんなに沢山描いてすごいね」ダイナミックな絵には「見ていると楽しくなってくる絵だね」など、絵を褒める時も具体性を持たせてあげると良いでしょう。



過干渉な保育にならない為に...言ってはいけない言葉



◯「仲良く遊ぼうね」と念を押す

おもちゃの取り合いになったり、ケンカにならない様、良かれと思ってつい言ってしまいがちな言葉ですね。

でもそれを続けてしまうと、徐々に衝突や失敗を恐れて消極的な子どもになってしまいます。

なので、口出しせずにそっと見守り、少しくらい喧嘩をしても放っておく位の気持ちで大丈夫です!子ども同士のいさかいや様々な出来事を経験することで社会性を身につけていきます。

自分の力で解決方法を見つけて乗り越えられるように、大人は手を出しすぎないようにしましょう。

もし相手をなぐる、噛みつくなど行動がエスカレートしたら保育士さんの出番ですが、どちらか一方の肩を持たない様に気を付けましょう。

「○○くんも○○くんもこのおもちゃが欲しかったんだね。
でも叩くことはいけないことだから、「かしてー」って言ってみよう?」
などと、叱るのではなくお手本や解決を教えてあげましょう。



◯「危ないからダメ」とすぐに止める

ちょっと高い場所に登ったら「危ないから下りてきなさーい」、転ぶ前から「転ばないようにね」「危ないからダメだよ」など...
危険から守ることは大切ですが、大人が行動を決めてしまうと子どもが自分で危険な状況を判断できなくなってしまいます。

自分で失敗したり、痛い思いを経験すると「あの場所か飛び降りると痛いけど、ここなら大丈夫」などと身体感覚で分かるようになってきます。ただし、もちろん怪我の防止には細心の注意を払ってくださいね!



◯「汚いからやめようねー」と叱る

地面に手を付けたり、土に触ったりして服が汚れる...これらをいちいち注意してしまうのは過保護!ちゃんと洗濯すれば大概の汚れは落ちます。
もし、長い時間土やゴミをいじっていたら、

「おててが汚れちゃってばい菌さんがいっぱいいるから、きれいきれいしようねー」


など、分かりやすく手を自分で洗うことを教えてあげましょう。



◯すぐに助け船を出す

子どもが自分で靴を履いたり、服を着ようとしている所にすぐ手を出してしまっていませんか?
自分の力でやろうとしている所に「手伝ってあげないと上手く出来ないから」と決めつけてしまうことは子どもの意欲をどんどん減らしています!
やがて「私がやらなくても大人がやってくれるからいいの」と思い込んでしまい、一人で何も出来ない、自信の無い子どもになってしまいます。
大人から見て小さな出来事でも、自分だけで何か出来た!ということは、子どもにとって大きな達成感を得られる、とても大切なことです。



子ども同士の関係性を深める言葉かけ



◯大人の口調を真似ている?!

まず一番のNGワードは「どうしてそんな言い方するの?」という口調。

子どもは悪気があってキツイ言葉を使っている訳ではありません。

日常生活で聞きなれた言葉や、周りの大人の口調を真似て言葉を覚えていきます。
その子にとっては「当たり前の物」と思っている為、注意されても何が悪いのかが分かりません。

またそれらの言葉に影響されて「自分と同じ立場の子の前では思い通りにしたい」と無意識に感じて態度に出てしまうことも考えられます。

まずは子どもには思いやりにあふれた優しい言葉を聞かせましょう。



◯お友達の気持ちを理解する手助けを

それでは、実際に子どもが強い言葉を使ってしまった時の対処法をご紹介します。

例えば、お友達に強い口調で怒ったりした場合には、



「○○ちゃん、お友達びっくりしちゃったよ」

「○○ちゃんに強く言われて、こわかったんだね」



まずは友達の様子を知らせて自分が発した言葉がどんな影響を出したのか、などを気付かせ、自分の言葉について改めて考えられるようにしましょう。



その上で、どのように話せばちゃんと自分の気持ちが伝わるのかを一緒に考えていきます。

少しずつ、相手の気持ちを考えながら話せるように導いてあげることが大切です。



ある程度は見守ろう



いかがでしたか?
お絵かきをする時のNGワードは使いがちですが、ご紹介した通りの言葉かけに変えていきましょう。

また、子ども同士の喧嘩や、難しいことに挑戦している様子など、ある程度見守ることが大切です。
経験を重ねることで身についていきます。
ついつい、すぐに助け船を出してあげたくなりますが、ある程度見守っていきましょう。

そして、「優しい言葉を聞きなれること」は子どもの成長にとても大切なものなので、「ごめんなさい」や「お願いを聞いてくれてありがとう」など、子どもが穏やかな気持ちになる言葉を意識的にかけましょう。

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