2015年11月02日

泣かない子は強い子なの?

「泣かないの!男の子でしょ。」「男は人前で涙を見せちゃダメでしょ!」


男の子なら大人へと成長するまでに何度も言われる"泣いちゃダメ"のセリフ。


親は、わが子が厳しい社会で生きていくため、このようなしつけをしてしまいがちです。



でも、"泣かない子は強い子"、"泣く子は弱い子"、本当にそうなのでしょうか?


「泣く子は育つ」ということばもあるのに、なぜ男の子だけが泣いちゃダメなのでしょうか?


 


泣くことの意味


人間はオギャ〜と生まれてから成長していくなかで、悲しい、苦しい、怖い、寂しいなどの感情を味わいます。


これらの感情は、本来はこうしたいという欲求が満たされないために生まれるもので、これらの感情がある一定の限界まで達した時、人は"泣く"ことによって自分の感情を表します。


これが泣くことの一つ目の意味になります。



泣くことにはもう一つ意味があります。


それは、緊張やストレスによってカチコチになった心を開放する働きです。


泣いたら気分がスッキリするというやつです。


 


悲しい、苦しい、怖い、寂しいなどの感情の器があったとして、まだ小さな子どもはこの器の容量は少なく、すぐにいっぱいになって溢れ出してしまいます。


お兄ちゃんにちょっといじわるされたとき、「本当は仲良くしたいのに・・・」という欲求が満たされず、涙がこみ上げてきます。


でも泣いた後は、何事もなかったように、また一緒に遊びます。


泣くことによって、自分の感情を相手にも分かりやすく表現し、そして自分の感情の器をリセットして気分スッキリです。


 


"泣く子は弱い子"ではない


では、もしいじわるされた時、上手に泣けなかったらどうでしょう。


いじわるした子に対するマイナスの気持ちばかりが溜まっていき、それを吐き出すこともできず、自分の感情に嘘をついて、何もなかったように振舞うことになります。


一度きりなら良いかもしれませんが、いつもいつも泣きたい気持ちを我慢していたら、感情を表現することが上手にできない子になってしまうかもしれません。


そう考えると、にわか雨のようにさっと泣いて吐き出してしまったほうが、心のもやもやも晴れて、また笑顔で遊ぶことができますよね。


そうなんです。泣く子は決して弱い子ではないのです。


  


上手に泣けない子が大人になったとき、見かけ上は我慢強くタフな男性に見えるかもしれません。


でも実は多大なストレスを溜めやすく、何かのきっかけによって感情の器ごと壊れてしまうかもしれません。


鬱病にかかりやすい人は、我慢強く、あまり泣かない人が多いと聞きますが、なんだかうなずけるような気がしますね。


 


いかがでしたか?


子どもには、泣くことを我慢させるのでなく、自分の感情としっかりと向き合うことが大切だということをしっかりと教えてあげたいものです。

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