2016年04月23日

発達が気になる子の保護者への対応・2

発達が気になる子の保護者への対応について、「発達が気になる子の保護者への対応について・1」では、「保護者が子どもの姿をどのように受け止めているか」をタイプ別に分け、掘り下げて考えてみました。


今回は、さらに保護者との具体的なやりとりについて、もう少し細かくご紹介しようと思います。



配慮と工夫の積み重ねが大切


どのタイプの保護者に対しても共通して大事な基本姿勢は、配慮していることや工夫していることを積み重ねていくことです。


そして、園で手ごたえのあった対応方法を少しずつ保護者に伝えます。



A君が○○する時、私が○○○のようにフォローしたら、できるようになりました。言葉で説明するより、やってみた方がわかりやすいようです。ぜひご家庭でもやってみてください。手伝うことを少しずつ減らしていくといいですね。」


このような話を受けて、保護者が家庭で実践し、子どもの変化を実感できると保育士への信頼感も増して行きます。


ただ、発達が気になる子の対応は難しい面も持っています。他の保育士と協力し、積極的に情報を共有していくとよいですね。



気休めの言葉やストレートな表現は控える


保育の仕事は、相手の痛みや悲しみに敏感に反応しなければならない、対人援助職です。


そのため、多くの保育士は相手の感情を察したり、受け止めることに長けており、つい、「大丈夫だと思います」「前にも同じタイプの子を担当していました」など、なぐさめや気休めの言葉をかけたくなることもあると思います。



ただ、発言をする際に必要なのは、「確かな根拠」です。


なぐさめの言葉を保護者に伝えても根本的な解決にはならず、後々傷つくのは保護者です。


保育士は、言葉の重みを自覚しつつ、気休めの言葉やストレートすぎる言葉を控えるようにしましょう。



家族ごとに合った対応を大切に


保育士は、「保護者」をつい大きなくくりで捉えてしまいがちですが、子どもがひとりひとり違うのと同じように、保護者もそれぞれの生活環境で、それぞれ抱えているものが異なります。


A君の家族で手ごたえのあった対応が、Bちゃんの家族に当てはまるとは限りません。


大切なのは、保護者をなるべく客観的に見る姿勢を心がけ、「このお母さんは話を受け止められるだろうか、」と一旦立ち止まるくせをつけるくらいがよいでしょう。



残念ながらこのような対応にマニュアルはありません。


家族構成や家族の移住区域、経済状況など、個人情報に留意しつつできる限り情報を集め、その家族に合った対応を検討して行きましょう。



保護者の気持ちの「揺れ」に寄り添う


子どもの状態を理解していても、焦ってしまう保護者がいます。


昨日は肯定的な表現を子どもに向けていたのに、次の日には一転して否定的な表現をしてしまう保護者などです。


「やっと朝の準備をひとりでするようになりました!」と喜んで話していたと思ったら、「クラスのお友だちと比べないようにといつも思っているんです。。。うちの子はうちの子のペースで。でも。。。」と保育士に話をしたりします。



焦っている保護者が子どもに向ける言葉の多くは、小言を並べてしまうパターンです。


ただ、多くの保護者が小言を言ったあとに自分を振り返り反省します。「成長を願う気持ち」と「現状を受け入れなければいけない気持ち」のせめぎ合いです。


保育士は、「現状を受け入れつつも、子どもの成長を願うことは親として当然」というメッセージを保護者に伝えていきましょう。



また、他の子どもとの比較を成長の中心におきがちな保護者もいます。


保育士は他の子どもと比較して話すのではなく、「子どもの現在と過去の姿」を比較しながら話すことを心がけましょう。

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