「箱の中身はなんだろな 」ゲームは保育園で盛り上がる遊びのひとつ!箱の中に手を入れて、ドキドキワクワクしながら中身のアイテムを当てるゲームなので、子どもたちがよろこんでくれそうです。今回は「箱の中身はなんだろな」の遊びやルール、ねらいを詳しく紹介します。ゲームで使うおすすめの中身やアレンジ方法もまとめました。
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■目次
保育園で「箱の中身はなんだろな」を取り入れるねらい
「箱の中身はなんだろな」のゲームは穴の開いた箱に手を入れて、感触を確かめながら何が入っているのかを当てるゲームです。
保育園では昔から取り入れられる定番の遊びですよね。
子どもたちと「箱の中身はなんだろな」を楽しむねらいは以下の通りです。
- ドキドキ感やワクワク感を楽しみながら、ゲームをするよろこびを知る
- 手や指先を動かし、物にふれる感触を味わう
簡単な遊びなので、保育の隙間時間にも取り入れることができそうですね。
準備するものやルールを確認し、箱の中に入れると面白いアイテムを考えてみるとよいでしょう。
【保育園の遊び】箱の中身はなんだろな:準備するもの
ゲームを行なうために用意するものは以下の通りです。
- てっぺんに腕が入るくらいの穴をあけた中身が見えない箱
- 特徴的な感触の生活用品(ふわふわしたぬいぐるみ、つるつるした紙など)
低年齢クラスで行なう場合は箱の左右に穴をあけて、両手で感触を確かめられるように工夫するとよいかもしれません。
箱に画用紙で「?」マークをつけたり、カラフルに装飾したりすると子どもたちの興味をひきそうですね。手を入れる部分はガムテープやビニールテープで補強しておくと、壊れにくくなるでしょう。
また、箱の穴の部分は「排水溝のキャップ」を貼りつけておくと、手を入れたときに中身が見えにくくなります。きれいに洗浄して使用するとよいですね。
【保育園の遊び】箱の中身はなんだろな:ルール
ゲームのルールを紹介します。
<基本のルール>
基本的なルールは以下の通りです。
1.保育士さんがあらかじめ、アイテムを箱に入れておきます。
2.子どもに箱の穴から手を入れてもらい、何が入っているか当ててもらいます。
箱の中身が見えそうなときは目隠しをしたり、後ろを向いてもらったりしながら進めましょう。
<簡単なルール
低年齢クラスで行なう場合は、感触だけではこの中身を当てるのは難しいかもしれません。
以下のような簡単なルールを取り入れてみるとよさそうです。
1.保育士さんがあらかじめ、いくつかのアイテムを見せて、それぞれのアイテムについて説明をしておきます。
2.「箱の中にこの中の1つだけ入れます。さわるだけで何が入っているか当ててね」と話します。
3.子どもたちが見えないところで箱の中に物を入れ、子どもがさわって中身を当てます。
アイテムの説明をするときは「かみの毛をとかすブラシだよ。ここをさわるとチクチクするね。」などと物の名前と感触を言葉で伝えるとよいでしょう。
子どもが手でふれたときにイメージしやすくなりそうです。
<アレンジルール>
何度か遊びを繰り返し楽しんだ後は、ゲームをアレンジするとよいでしょう。
ゲームのアレンジ方法を紹介します。
1.箱を2つ用意し、それぞれに「1番」と「2番」と番号を振ります。
2.子どもに2人1組のペアになってもらい、出題者と回答者に分かれます。
3.出題者は1番の箱の中に1つだけ物を入れておき、2番の箱の中に1番に入れた物と別のアイテムをいくつか入れます。
4.回答者は1番目の箱の中に手を入れて物の感触を確認してから、2番の箱の中に手を入れて、1番目の箱に入っていたと思われる同じ物を探して取り出します。
5.先生が「箱の中身にはいったものはなあに?」と声をかけ、同時に出題者と回答者が物を出して、同じ物だったら回答者の勝ちです。
少し難しいルールなので、4歳~5歳児クラスで取り入れるとよさそうです。グループ対抗で行ない、代表者を決めて進めても盛り上がりそうですね。
【保育園の遊び】箱の中身はなんだろな:おすすめの中身
ゲームを楽しむために大切なのが、箱の中に入れるアイテム選びですよね。
選ぶ際は安全性を考えて、尖っていたり肌を傷つけやすかったりする物は避けることも重要です。
次より、「箱の中身はなんだろな」ゲームにぴったりなアイテムを紹介します。
中身が当てやすい?!簡単なアイテム
低年齢クラスでは、物の感触だけで当てることが難しいかもしれません。
子どもが日常的に使うアイテムやおもちゃを入れておくとよいでしょう。
- ぬいぐるみ
- ボール
- 車のおもちゃ
- ブロック
- 積み木
- 風船
- タオル
- ティッシュ
- コップ
- 歯ブラシ
- スプーン
- お皿
- おしゃぶり
- 紙コップ
- おむつ
感触の違うさまざまなアイテムを用意しておくと、より楽しめるでしょう。
これはなあに!?難しいアイテム
比較的、当てるのが難しい感触のアイテムを箱に入れておけば、子どもが「なんだかプニプニしている」「さわったことないかも!」などと話して、やり取りを楽しめそうです。
- 縄跳び
- パズルのピース
- リモコン
- 計算機
- こんにゃく
- 果物(みかんやりんごなど)
- ゴム製のおもちゃ(へびやとかげなど)
- 包装されたマシュマロ
- どんぐり
- まつぼっくり
- 手袋
- 帽子
- たわし
- スポンジ
- トイレットペーパー
ゲーム中になかなか正解が出ないときは、アイテムの特徴を話し、ヒントとして伝えるとよさそうです。
「今日は園長先生から借りてきたアイテムが入っています!」「先生が普段使っている物を箱に入れてみたよ。」などと伝え、やり方を工夫すると面白くなるでしょう。
保育士さん同士で意見を出し合いながら、アレンジ方法を考えてみてくださいね。
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保育園で「箱の中身はなんだろな」を楽しもう
「箱の中身はなんだろな」は、子どもたちに人気の遊びですよね。
箱の中身は簡単なものから難しいものまでさまざまなアイテムを用意して、難易度を変えてみるとよさそうです。
お楽しみ会や誕生日会などのイベントなどにも取り入れて、楽しんでみてくださいね。
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