2017年01月14日

保育士が転職したい主な目的とは?

どうして保育士は転職するのか


保育士の労働環境は、総じて良くはありません。「こんな保育園、もう辞めたい!」なんて思っている辛い方も多いと思います。
また、保育園によっても環境が大きく違うのが特徴です
そこで今回は保育士の労働環境などについて総合的に分析したいと思います。辛さに耐えかねて転職を考えている方に、特に読んでいただきたいですね。


保育士の労働環境


保育士の労働環境が良くない要因としては、大きく4つあげられると思います。



◯お給料の安さ

保育士全体の平均給与は、月に20万円程度という調査結果が出ています。
ただしこの金額は全年齢を対象とした金額ですので、他の職業と比べればかなり低い金額ですね。新卒の保育士になれば、「月10万円ちょっとで生活しなければならない」ということも、かなりの数あるようです。

◯ハードワーク

お給料の安さに加え、一日中子どもを追いかけまわすという仕事のハードさも、要因の一つです。
体力的に辛いだけならまだいいのかもしれませんが、子どもをあずかるということは、子どもの命をあずかるということ。
当然神経的にもすり減っていきます。さらには残業も当たり前・忙しければ休日出勤と、プライベートな時間も取りづらいのが保育士という仕事です。

◯職場の人間関係

少しずつ男性保育士も増えているとはいえ、保育士は今でも9割以上が女性です。
そうなると難しいのが同僚・先輩・主任や園長などの上司との人間関係。男性社会より、どうしても女性社会のほうが、妬み嫉みいじめなどが発生しやすい傾向もあるようです。

◯保護者との人間関係

人間関係に苦慮するとは言っても、それは職場の人間関係だけではありません。最近では「モンスターペアレント」も増えてきていますから、そういった保護者に目をつけられたら、毎日の通勤が一気に辛くなってしまうでしょう。

保育園からすれば保護者は「お客様」ですから、ぞんざいに扱うことは許されません。

◯労働環境をよくするには

保育士の労働環境が良くないというお話をしましたが、では実際、労働環境をよくするにはどうすれば良いでしょうか?結論から言えば、もうそれは「転職するしかない!」です。職場の人間関係や勤務量は、他の保育園に転職をしない限り変えることはほぼ不可能です。お給料についても、今いる保育園で昇給を狙うよりも、提示金額の高い保育園へ転職するほうがずっと早いと思います。

◯転職で気を付けるべきこと

転職先を探す際には、下記のようなチェックは必ず行いましょう。

・お給料や勤務時間

・福利厚生のチェック

・産休等の職場復帰や支援体制が整っているかの確認

・運営方針の確認

・職場の雰囲気

募集要項での確認も当然ですが、気になることは面接時に口頭でも質問してみたほうがいいでしょう。
言いよどむ雰囲気などがあったら、少し怪しんだほうがいいですね。
「職場の雰囲気」については、見学などをさせてもらう際に、保育士同士の会話や教室での様子などで確認しましょう。
極端に保育士同士の会話が少なかったりする場合は、人間関係がギクシャクしている可能性大ですから。


保育士の給与


保育士のお給料は、一般的なサラリーマンやOLと比較して、残念ながらとても低いです。
「子どもが好きなので保育士になったけど、お給料が安すぎて続けていられない」という理由で、途中から異業種に転職してしまう保育士は多く、実際、保育士の退職理由のうち最も多いものは「給料が低い」なのです。



◯数字で解説!保育士のお給料

保育士の平均の月収は、平成26年のデータで月収22万円程度(平均年齢34.8歳)となっています。これは、他職業の平均月収と比べれば10万円近く差が開いていることになります。
初任給となると、おそらく月収15万円から18万円程度でしょうか。10万円ちょっとしか貰えなかった、という声もよく聞くほどです。
ちなみにここ10年ほどで、平均年収も月収も、どれも格段に増えることはなく、ほぼ横ばい状態ということです。

◯政府が取り組みを開始!

共働き世帯が増え、保育園に子どもをあずけたい家庭の数が増えている中で、保育士はより重要な職業となってきています。それなのにこのお給料の安さ、ということがさすがに問題になり、最近では政府が先陣を切って対策をしはじめました。

平成27年4月から「子ども・子育て支援新制度」がスタートしたことはご存知でしょうか?
認定こども園のより一層の普及や、給付金制度の刷新などが目玉の新制度だったのですが、この新制度下で保育士の給料が平均3%上昇しました。とは言ってもたった3%。劇的にお給料が改善されたわけではありませんが、この比率は今後も上昇させるとの方針のようなので、期待して待ってみましょう。

◯転職で給料はあがるのか?

では、政府の取り組みによって給与改善されるまでは、お給料が安いまま我慢し続けるしかないのか、というと、そうでもありません。最初のほうでも書きましたが、転職によってお給料をあげられる可能性があります。

というのも、保育士は現在売り手市場。保育士の数が少ないせいで、優秀な保育士の取り合いをしているのが今の保育士業界です。
もちろん保育士の数の地域差はそれなりにありますから、住んでいる地域によって何ともいい難いところはありますが、少なくとも首都圏など、待機児童数が多い地域ではその傾向にあります。そのため、「今よりお給料が良いところ」という条件にしぼって転職先を探せば、そこまで苦労しなくても転職できる可能性は高いでしょう。


保育士の雇用形態


保育士は、全員が正社員というわけではありません。一般企業と同じように契約社員や派遣社員もいれば、パート・アルバイト待遇で勤務している人もいます。数年前の調査結果ですが、厚生労働省によると非正規雇用は保育士全体の36.7%。全国で非正規雇用の保育士を雇っている保育園は、85.9%あるとのことです。



◯正社員

正規雇用にも非正規雇用にも、それぞれ良い点悪い点があります。正社員のメリットと言えば、他の業務形態と比較した時の抜群の安定性でしょう。雇用期間に定めがなく、勤続年数に従って昇給できるのが基本ですし、お給料もボーナスも魅力的です。
デメリットとしては、その分責任が重くなるために、残業が多くなったりお休みが取りづらくなったりすることでしょうか。

◯アルバイト(パート)

アルバイト保育士のメリットといえば、勤務時間や日数を自分の裁量で決めることができるところでしょうか。
子育て中の保育士であれば、この雇用形態を選び、自分にとっても子どもにとっても都合がいいように働くことも多いですね。
ただしデメリットとしては、正社員よりもお給料がガクッと下がってしまうことでしょう。また、正社員に比べてリストラの対象になる可能性も高いです。

◯契約社員

メリットとしては、正社員よりも職務に対しての負担が軽いということでしょうか。正社員よりもお給料が低めであることはデメリットですが、残業を強いられることも少ないように思います。

また、また雇用契約に期限が設けられていますので、契約延長とならずに終了になってしまうということも、もちろんあります。

◯転職して雇用形態を変える

今現在、非正規雇用で保育士をしながら正規雇用を目指す人もいれば、あえて非正規雇用を選んで転職する人もいます。
たとえば契約社員は、雇用契約に期限がありますので、契約期間終了のタイミングで「あえて」契約延長を申し込まずに、契約を終了させて比較的穏便に退職するということができます。

職場の人間関係で苦労した保育士が、一つの保育園に長くいたくないと、この働き方を選んで転職することもあるようです。
また、自分の時間をもっと自由に取りたい人、子育ての合間に働きたい人は、アルバイトを選ぶことが多いです。


徹底的な情報収集を


以上、保育士が転職したい主な目的とそのリスクについて検討してきました。負担が非常に大きいにも関わらず、それに報いるだけのペイがないという実態が明らかになりました。しかし、転職をしても雇用環境が必ず改善するわけではありません。転職希望者の皆さんには、慎重な転職姿勢と、徹底した情報収集が求められています。

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