2017年01月14日

保育士の転職面接完全マニュアル

保育業界に転職はつきもの


保育士の仕事は心身ともに大変!そのため、退職が避けられない職場が多いのも事実です。
退職して別の仕事に転職する方もいますが、せっかく取得した保育士の資格を無駄にするのはもったいないですよね。
別の保育園への転職となると、ひとつハードルになるのが転職時の面接です。
今回は、転職の面接でクリアすべき課題や、留意すべきことについてご紹介していきます。


保育士の退職理由...転職面接で聞かれたらどう答える?

転職面接の際、「前の職場を退職した理由」は必ず聞かれてしまいます。退職理由は人それぞれだと思いますが、ネガティブな理由のみを伝えると、印象は悪くなってしまいます。だからと言って嘘の退職理由を言う必要はありません。ネガティブな退職理由だったとしても、ポジティブな理由に言葉を変えて話せばいいのです。第一、面接で嘘をついてしまった場合、後々バレてしまったら大変です。
より働きやすく、より自分に合った職場を探しているのだということを、面接で伝えればOKです。



◯印象の悪い退職理由を、印象良く変換しよう!

私個人の見解ですが、面接官が退職理由として聞いた場合、印象が悪くなる順に並べてみました。

「人間関係がうまく行かなかったから」

この理由での退職は、本人も後悔している上に、面接官からしたら一番印象が悪いという最悪のものです。
保育士の職場は、基本的には女社会ですから、いじめや嫌がらせ、陰口が多くなりがち。耐え切れずに辞めてしまったということですね。
ですが保育園も結局は一般企業と変わらず、「コミュニケーション能力」はいつでも重視されます。
つまり、人間関係が退職理由の人は、コミュニケーション能力が低いと判断されてしまう可能性が上がるんです。人間関係をよくするためにこういう努力をしたが、力不足で改善できず、自分はこうなりたいから辞めました、というように、ポジティブに言い換えるべきでしょう。

「給料が低いから」

保育士の転職理由No.1がこれです。が、これもあまり言わないほうがいいですね。
そもそも保育士の給与は全般的に低い傾向にありますし、たとえ前職の保育園よりも給料が高い保育園の面接だったとしても、さらに高い給与をまた別の保育園から提示された場合には、辞められてしまうのではないかと面接官は思うでしょう。
印象の良い答え方に変えるならば、自分の能力や技術がしっかりと評価され、給与にも反映される制度になっているこの保育園で働きたい、というふうにしましょう。

「体を壊したから」

保育士は体力勝負の仕事です。どんな保育園でも、ある程度のハードさは覚悟しなければいけません。
そんな時、面接の場に体を壊したから前職を辞めたという人が来たらどうでしょう?「途中でまた倒れるのではないか?」と不安に思われてしまいますよね。そのため、「今は完治したので、問題なく働ける」ということをしっかり伝えましょう。

以上のように、言葉の言い換えや、ポジティブな言葉の付け足しで、だいぶ印象が変わることがお分かりいただけましたよね。転職面接を乗り切るためには、このコツをしっかり身につけることが大切です。


保育士の転職面接・面接でよく聞かれる質問


転職活動の際、面接でどんな質問をされるのか、ある程度予想がついていれば、本番で緊張していても、いつもどおりに答えられる可能性が上がりますね。そうしたら内定をもらえる可能性も上がるかも?保育士の採用面接も、基本的には一般企業と同じような形式ではありますが、保育士ならではの質問を面接官がしてくることもあります。以下では保育士の転職面接でよく聞かれる質問をご紹介いたします!



◯絶対に聞かれる質問

「自己紹介をしてください」

自分の名前だけを言えばOK、というわけにはもちろんいきません。今までの経歴を簡潔に、可能であればあなた自身の人間性も伝わるようにまとめて伝えてみてください。とは言っても、どんなに長くても30秒以内におさまるぐらいの長さにしてくださいね。

「志望動機を教えてください」

自己紹介の中に多少盛り込んでしまうのも手ですね。志望動機を答える際には、「どうしても貴園で働きたい」という具体的な理由を入れてみてください。「貴園の運営方針に共感している、自分が所持している◯◯という資格を活かすには貴園しかない」、など、しっかり調べてから応募したということをアピールしてください。

◯保育士業務に対しての質問

「なぜ保育士として働くことを選んだのですか

保育士の仕事はかなりハードです。お給料は高いとは言い難いですし、朝早くに出勤し、残業は当たり前。子どもの世話は体力も神経も使うし、保護者との関係性も難しい。そんな中、どういった志を持って保育士を選んだのかを面接官は聞きたいので、「子どもが好きだからです!」とひとこと言うだけではダメですよ!保育士を目指したいと思った具体的エピソードがあれば、それを話してみてもいいでしょう。前職での保育士経験の話を織り交ぜ、「子どもの成長が、自分の仕事の糧となった」というようにまとめてみてもいいかもしれませんね。

その他業務関連の質問

・保育士の魅力は何ですか

・仕事で大切にしていることはありますか

・得意な保育業務があれば教えてください

・保護者からのクレームでの対応で気をつけるべきことは何ですか

・モンスターペアレントにはどう対応しますか

・仕事の中で何をしている時が一番楽しいですか

◯前職についての質問

「前の保育園はなぜ辞めたのですか」

転職面接ですから、まず間違いなく質問されるでしょう。面接官としては、同じ理由でこの保育園を辞めてしまわないかどうか確認しなければなりませんから。前の保育園を辞めた問題点は、貴園ならば解決できます!と、説得力のある回答を用意してください。「いじめられた」「人間関係に馴染めなかった」など、あまりにネガティブな内容なら別の理由に転換しましょう。(しかもこの理由ですと、どの職場でも起こり得ますね。)


外見を整えよう


◯第一印象で好印象を与えよう

第一印象で「だらしない人!」なんて思われてしまったらもう台無しです。外見に関して注意すべきポイントを書いていきますので、ここは必ずチェックしてください!

・面接にふさわしい服装か(スーツ着用で大丈夫です。)

・清潔感があるか

・保育士としてふさわしい髪型か(長髪は結んでください。また、黒髪が無難です。)

・化粧が濃すぎたり派手すぎたりしないか

・爪は短く切られているか

・表情に笑顔が見られるか

以下それぞれのポイントについて特に注意すべき点を指摘します。

「服装」

ほとんど着たことがないかもしれませんが、面接にはスーツで臨んでください。しわはよっていませんか?シャツの襟元が汚れていませんか?「普段着で来てください」と言われることがあるかもしれませんが、スーツで行ったほうが無難です。

「髪型」

保育士さんには茶髪の人もたくさんいますが、面接ならば茶髪はなるべく避けたほうがいいでしょう。髪が長いなら後ろで一つに結っておいたほうがいいです。当然、派手なヘアアクセサリーもダメ。そもそもアクセサリー全般外していってくださいね(既婚者の結婚指輪は大丈夫です。)

「化粧」

気合を入れすぎて、濃いメイクになってしまった、なんてことのないように!基本はナチュラルメイクで臨みましょう。ノーメイクはかえって社会人の一般常識から外れますからNG。香水も控えるか、どうしてもつけたいならほんのちょっとだけにしてください。

「かばん」

ビジネス用の黒かばんが基本です。A4サイズの書類がすっぽり入るサイズですと、より印象が良くなるかもしれませんね。

◯態度・言葉遣いにも注意!

せっかく好印象の外見だったとしても、社会人としてふさわしくない態度・言葉遣いだと一気にマイナス評価になってしまいますよ!以下のことにも注意してくださいね。

・時間を守れるか(面接時間を遅刻するようなことはないか)

・質問への受け答えがしっかりしているか

・若者言葉やギャル言葉などを使っていないか

・「本日はありがとうございました」のようにお礼が言えているか


面接での受け答え


外見・態度・言葉遣いに問題がないと判断されてやっと、面接での受け答えに注目してくれるようになります。面接では以下のことに気をつけてください。



◯面接の5分〜10分前には到着

遅刻は厳禁!早めに到着できるようにしておきましょう。(早すぎても迷惑になってしまうので注意!)もし電車遅延など、やむを得ず遅刻する場合には、先に面接先に連絡をしておきましょう。

◯面接開始時のマナーは最重要!

入室〜着席までで、あなたの印象はほとんど決まってしまいます。面接する部屋へ入室するよう言われたら、必ず3回ノック。「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言って入室します。その際、ドアは両手でしっかり閉めてください。後ろ手でドアをしめるのは×。「◯◯と申します。本日はよろしくお願いします。」と言って再度一礼。着席をうながされてから「失礼します」と言って座りましょう。

◯受け答えはかたくならず笑顔で!

保育士は特に子ども相手のお仕事ですから、緊張していても笑顔が出せていないと「この人大丈夫かしら...」なんて思われてしまうかも。

面接の時はもちろん、移動中通りがかった他職員の人にも、笑顔で元気良く挨拶しましょう。

◯面接での受け答えで見られていること

・他の人にはない長所や能力があるか

・目指す保育士像があるか

・保育士という仕事に誇りを持っているか

・子どもは好きか

・受動的ではなく、積極性があるか

・将来性を感じる人材か

・長期的なキャリアプランがあるか

・業務に必要なスキルレベルに達しているか

・転職を繰り返していないか、もし繰り返しているなら転職の理由に一貫性はあるか

◯受け答えで意識して欲しいこと

面接において、実は最重要なのがこの部分!保育園側からしても、就職してから「合わないので辞めさせてもらいます」なんて言われたら困りますし、条件のいい保育園が他に見つかれば転職されてしまうかも、などと思われてしまわないように、「この保育園だから転職したいんだ!」ときちんとアピールしましょう!

・職場の雰囲気に馴染めそうか

・一緒に働きたいと思える人材か

・条件面にズレはないか

・保育方針にズレはないか


あなたが園を選ぶ意識を

以上「保育士の転職面接完全マニュアル」でした。
面接の基礎は新卒の面接も転職組の面接も変わりありません。基本的なマナーを整えていたら大丈夫です。
転職の面接の独自性は、前の職場を辞めたことについてどう答えるかです。この点についても、上で説明しましたように、ポジティブチェンジで乗り切ることができます。

ちなみに、面接というのは面接官からしても「新しく採用する人を選ぶ場」ですが、面接を受けるあなたからしても「新しく働く職場を選ぶ場」でもあります。
面接で出会った面接官(=一緒に働くことになる保育士)と話が合いそうか、保育に対する考えは自分と大きく違わないかなど、あなた自身も面接を通して「自分の職場としてふさわしい場所なのか」をよく考えてみてくださいね。

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