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みなさんこんにちは
おーせです。
6才の年長さんの息子と愛犬あきらくんとのんびり生活をしています。
今日はよく保護者の方から聞かれる”未満児で入園させるのはかわいそう?”という質問について考えていきましょう。
未満児とは・・
3歳未満の0.1.2歳児の子どものことですね。
みなさんは0歳児から子どもが入園することについてどう思いますか???
あんなにまだ小さいのにかわいそう・・
3歳までは家で見てあげたらいいのに!!
と思いますか?
私の息子は1歳半から保育園に入園しました。
保育理由は・・私が保育士取得のため短大に通うから
というものでした。
子どもが大きくなるまで短大いかなくてもいいんじゃない?自分の子どももまともにみないのに保育士になるの??っと辛口なコメントをブログに頂いたこともあります。
ですが、私の場合アメリカで未満児の担任をしていたこともあり、子どもが保育園でどれほど楽しい時間を過ごしているのか理解していたので迷いはありませんでした。
それに、当時の私は完全に育児が孤立しており・・
あの時期に入園させていなければきっと育児ノイローゼになっていたのでは・・と思います。
入園当初・・やはり息子はぎゃん泣きでした。
家を出て、保育園へ向かう交差点を曲がった瞬間・・
「なぁいなーい!!!!!おうちいきます!!!」
と・・チャイルドシートの上で発狂していたのを思い出します。
確かにそのシーンだけをみたら・・
こんなに泣いているのにかわいそう・・と思う事でしょう。でもそれは年少になる3歳から入園させても同じこと
最初の10日から2週間はたっぷり泣くだろうなぁ・・と構えていました
保育室の前でしがみつく我が子を保育士に預けるとき、保育士の一言が保護者の一日を左右します。
「お母さん大丈夫ですよ!今日は○○をする予定です!はい、じゃぁハイタッチできるかなぁ?」
と我が子を抱きかかえて笑顔で送り出してくれる先生
こんな保育士もいました
「ドアを開けたらすぐ閉めてください!他の子がでちゃいます!お子さんそこに置いといてください。」
置いとく?物じゃないのに・・・
私の顔が曇ってくのを察することなくその保育士は私に背を向けたまま息子にこんな言葉を投げかけました
「いつまで泣いてるの?」
私はこの先生が大嫌いでした。
園長先生にクレームを出したくなる位嫌いでした。
息子をモップで押している時もありました。笑顔がなくいつもネガティブな表現、表情の人でした。ですから、この先生が朝の時間にいるときは
ムスコはかわいそうだな。
っと思いました。
学校へいく足取りも重たくなりました。
朝どんなに泣いていても保育室に入ってしまうと案外とけろっとして、お友だちとの時間を楽しむ子が多いのも子ども特有。
気持ちの折り合いがつけば自ら園の生活を楽しんでいくと思います。
早く馴染んだからいい。時間が掛かるからダメということは全くありません、
人見知りをする子、あまりせず関われる子本当に十人十色です。
そこに保育士としてどう関わっていくのかが保護者の気持ちを左右するんだと思います。
抱き癖がつくから、
と言って子どもが泣いていても放っておく保育士に我が子を預けたいとおもいますか?
そんな姿を見て保護者は気持ちよく職場に向かうことができるでしょうか。
いざ子どもが楽しそうに登園していくと・・それはそれで寂しいものです。
あぁ、こうやって手が離れていくんだなぁ・・なんて思いながら私も登校していきました。
0.1.2歳児の成長は本当に早くただ預かるだけではなく月齢ごとにきちんと保育指導案があり、保育士の人数も以上児に比べると多いですね。
目も手も離せない未満児には保育士がしっかり付き添い子どもの成長を見守り過ごしていきます。お友だちと過ごす事がいい刺激となって、社会性が身についていきます。おもちゃの貸し借りや、トイレトレーニング、お箸の持ち方が上手にできたりすることもあります。
小さいながらにぼくも、(私も)お友だちみたいにうまくできるようになるんだ!!
っという思いが芽生えていくのだと思います。
確かに入園させるというのは保護者と過ごす時間が減ってしまうのは事実です。
でも子育てに限らず私は人生で大切なのは長い時間を過ごすより、どう過ごしたかの質だと思っています。
子どもと接する時間が短かったからかわいそうとか、育ちが悪いとかそういう考え自体が時代に見合っていないのです。
さまざまなライフスタイルがあるなか、自分で3歳まで子育てしたいなと思っていてもなかなか思うようにいかず、保護者が働かなければならないのが現状です。
順応性の高い子どもはどんな場所でも愛着対象者を基盤にしてその時間を大いに楽しみ過ごすことができます。
その環境づくりのプロが保育士といえるでしょう。
また子育てに悩み孤立してしまうお母さんたちの支えとなるよう保育士として心がけてほしいです。
保護者支援も保育士の仕事のひとつですね。
保育園は子どもの最善の利益のためにあるということを常に頭に入れ保護者が罪悪感も持たず子どもを入園させていくことができるよう環境を整えていきましょう。
かわいそうだと決めつけた子はかわいそうになります。
誰だって最初は泣きます、それも成長の証です
さぁ、今日も保護者が質問をしてきました。「先生やっぱり未満児で入園させるのはかわいそうですかね・・・?」
あなたはなんと答えますか?
それぞれの家族が決めたライフスタイル。みんなが笑顔で楽しんで時間を過ごせるよう保育士として背中を押してあげてくださいね♥
では、今日はこの辺で!!
■ライタープロフィール
おーせ
保育士/全米ヨガアライアンスRYT200保持者
フジテレビ「あいのり」に出演後、LAに渡米。2010年に男の子を出産。
子育てをしながら、保育士資格を取得。現在は潜在保育士として子育てに励んでいる。
“おーせ公式ブログはこちら”:http://lineblog.me/oose/