2017年02月02日

病後児保育と病児保育とは?

病後児保育


共働きで働く親やシングルで子育てする親にとって、子どもが病気になった時に大きな壁が現れます。37.5℃を超える発熱や、嘔吐・下痢症状などがあると、通常の保育園への登園は出来なくなってしまい、症状が落ち着くまでは自宅にて様子を見なければなりません。

そんな時に、働く親とその子どもをサポートしてくれるのが「病後児保育」と「病児保育」なのです。


◆「病後児保育」とは?



「病後児保育」とは、病気の急性期を経過し治ってきてはいるが、通常の状態までの回復には至らず、通常の保育園に通い、活動するのが厳しい状態の子どもを、親に変わって保育することを意味しています。

「病後児保育」は、厚生労働省の「乳幼児健康支援一時預かり事業」として補助金を元に行われている事業で、国と都道府県から補助金を受けた市町村が事業者に委託契約を行い、実施している事業です。
近年、都市部ではNPO法人などが独自に運営する場合も増えてきています。

〇利用可能な条件は?

基本は症状が落ち着いてきている回復期の「病後児」が対象となります。
施設には、主に以下の3つがあります。

①開業医や公立の総合病院などに専用の保育室を設置した「医療機関併設型」
②保育所内に病後児の専用スペースを確保した「保育園型」
③保育士や看護師を子どもの自宅に派遣し保育を行う「派遣型(訪問型)」

全国的に最も多いのは、小児科などの病院内で実施されている「医療機関併設型」です。
「医療機関併設型」は医師が同じ施設内に常にいるという安心感が得られます。

NPOでは「派遣型(訪問型)」が増加傾向にあり、その先駆けとして事業を開始したフローレンスは漫画やテレビドラマのモデル施設にもなっています。
全国的に施設数は増加してきていますが、実際にそこで1日預かれる子どもの数には限界があります。

通常の保育とは異なり、対象が病児であるため、施設定員は4~8名のところが多く、現代社会の共働きの家庭数に対してこの定員で足りているとは言えないでしょう。


◆「病児保育」とは?



子どもが病気になった時は、とても心配ですよね。

しかし、そんな状況でも働く親にとっては、社会人としての責任も生じてしまうものです。
その日にどうしても外せない会議や打ち合わせなどがある場合、子どもの病気を理由に変更することの出来る人は少ないと思います。

また、未就園児と過ごす親も、時急な冠婚葬祭が入ったり、予定を組んでいた時に子どもが病気になってしまい、予定を変更せざるを得ない状況もあると思います。

そういった時に、祖父母が近くにいたりすれば安心して子どもを預けられますが、地方出身だったり、核家族化が進んだりする中で、なかなかそうもいかない現状があります。
そんな時のために働く親をサポートしてくれるのが「病児保育」です。

〇病児保育は、究極の育児支援


「病児保育」とは、普段、保育園に通っている子どもが病気になった時、仕事が休めない親に変わって病気の子どもをお世話するという意味で使われていますが、単に病児のお世話をするだけではありません。
本来、子どもは病気の時には、より一層身体的にも精神的にも、そして社会経済的、教育的にも発達ニーズを満たされるためにケアされることが望ましいのです。

「病児保育」というのは、病気にかかっている子どもとその保護者のニーズを満たすために、保育室・看護師・医師・栄養士などの専門家集団によって保育と看護の両面からサポートするのです。

病児保育が「究極の育児支援」と言われるのは、子どもの健康回復へのサポートだけでなく、家庭でのケア方法などを具体的にアドバイスしてくれ、専門家集団によるあらゆる局面からの支援を行うことで、親の育児のスキルアップや、それによる親自身が自らの育児に自信をもてるようになるからです。


◆「病後児保育」と「病児保育」の保育室を選ぶポイント



子どもが病気になった時、保護者に変わって子どもの看病をしてもらうわけですから、事前の説明に参加したり、事業者側との話し合いを行いながら、しっかり納得した上での登録、利用が望ましいと思われます。子ども自身も事前に保育室の様子を見ておくこともスムーズな受け入れに効果的です。

保育時間や急変時の対応、食事提供の有無、利用料金等、各施設によって様々です。
突発的な利用になるからこそ事前に色々と調べておくことをお勧めします。

全国病児保育協議会のサイトでは、協議会に加盟している全国の施設を検索することが出来ます。
しかし、協議会に加盟していない施設もあるため、お住まいの自治体のHPなどで確認されて下さい。


◆「病児保育」「病後児保育」は現代の親御さんと子どもの味方です。



「病児保育」「病後児保育」については、いかがでしたか。
今回のコラムで、こういった施設があることを知ったという方もいらっしゃるかもしれません。
このような病気の子どもの支援は、今後も需要があるため、充実していくかと思われます。

周りに誰も頼る人がいない、どうしても子どもを看ることが出来ない方には、ぜひ安心して利用して欲しい制度だと思います。

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