こんにちは、中谷アキラです。
魔の2才児の息子に手を焼いている今日この頃です。
さて今回のテーマは畑あそびです。
えっ、畑って野菜をつくる場所でしょという声が聞こえてきそうですね。
でも子ども目線、子育て目線に立って、改めて畑を見てみるとどうでしょう?
泥んこあそび、穴掘り、生き物探し・・・・・・はい、100%丸ごとあそび場になっちゃうんですね。
というわけで、今回は我が家の家庭菜園を使って畑あそびに挑戦してみたいと思います
五感を刺激!泥んこあそび
子どものあそびの王道といえば泥んこあそび。
手のひら、足の裏で土や砂の感触を楽しんだり、ぽかぽかした土のぬくもりが気持ち良かったり、さらさら、ぐちゃぐちゃ、ぬるぬる、びちょびちょ、ころころ・・・、これでもかっていうぐらいの感覚刺激系あそびです。
土と水の配合の仕方で、好みのかたさに変えられるので、自分がつくりたいものを自由自在につくれるのも魅力。失敗したってまたすぐに作り直せますからね。
一つのあそびでこんなにたくさんの感覚体験ができる泥んこ遊び、汚れなんて気にせず大らかな気持ちで見守ってあげましょう。
お姉ちゃんは泥だんごづくり
はいどうぞ!とチョコレートケーキを作ってくれた息子
探究心くすぐる穴掘りあそび
畑は土がふかふかしているので、小さい子どもでもざくざくと穴を掘ることができます。
穴を掘ると、アリの巣があったり、ダンゴムシがいたり、何かの虫の幼虫がいたり、昔の5円玉が出てきたり・・・・・・、子どもにとっては未知の世界への冒険。
地面の中ってどうなってるんだろう??と疑問がわいたらチャンス!おうちに帰ったら図鑑を開いて、知的な冒険を楽しむことができますね。
うわぁ気持ち悪い虫がいる〜と言いながら掘っていきます。
“おいけにはまってさぁたいへん”と歌いながら虫を水攻めする息子
生き物をとおして生態系をまなぶ
野菜をつくる畑は、生き物の宝庫。バッタ、チョウ、カエル、ミミズ・・・・・・。
我が家の畑では、運が良ければカナヘビやかわいいお顔のイタチに遭遇することも。
「ミミズやダンゴムシさんは土をふかふかにしてくれるんだよ、土がふかふかになると野菜も果物も美味しくなるんだよ。だから虫さん頑張れ〜って応援しようね。」そんな風にお話しながら、虫=害虫、悪モノではないよと教えてあげます。
ミミズが多い畑ほど良い畑なんだよと教えてあげます
土の中からピョンと跳ねたカエル
発達に重要な幼児期の”ソトあそび”
少しだけまじめなお話。
子どもはなぜ、泥んこあそびや穴掘りあそびにあんなに夢中になれるのでしょう?
諸説あるようですが、幼児期のソトあそびってヒトの進化の過程をたどっているという説があるそうです。
水あそびは魚類、泥あそびは両生類、穴掘りはネズミ、そして木登りはサル。
進化の過程を追体験しながら、段々と子どものココロとカラダができ上がっていくんだとか。
今回ご紹介したあそび、畑や庭がないと現実的には難しい面もありますよね。
そこで一つのアイデア。
使われずに雑草が生い茂っている遊休農地などを活用してみてはいかがでしょうか。
畑の所有者もきちんと管理して使ってもらえるなら喜んで貸してくれるケースもあるみたいです。
ご自宅や保育園の近くで、ぜひ探してみてくださいね!