こんにちは、中谷アキラです。
我が家の2.5才児(男)は、人生初の試練?トイレトレーニングが始まりました。
といっても、本人はマイペースですよ。
お兄ちゃんパンツだろうが何だろうが、自分がしたいときしたい場所ですると言わんばかりです。
どうなることやら。
さて、今回のテーマは野菜の種とりです。
「お皿の上の野菜ってどこからやってくる?」
って娘に質問すると、「畑に種をまくとできるよ」と答えます。
「じゃ、その種はどこからやってくる?」と意地悪な質問をしてみると、
「スーパーの入り口で売ってるよ!」だって。
子どもってよく見てるんですね。感心しちゃいました。
確かに、野菜の種は袋に入って売ってますからね。
ニワトリと卵のお話じゃありませんが、野菜の種は野菜からできるというのが正解。
そこで、今回は枝豆の種とりを実際にしてみようということになりました。
収穫せずに畑に放置
こちらの写真は、収穫時期を迎えた枝豆です。
採れたての枝豆って味が濃くてとっても美味しいんですよね。
ですが、今回は食べたい気持ちをぐっと抑えて、1株だけこのまま畑に放置しちゃいます。
なんかもったいないですよね。やっぱり収穫しましょうか?
いえいえ、種を採るためです。このまま放置してみましょう。
放置1カ月後・・・・・・
かわいそうなことに、この期間、ほとんど雨が降りませんでした。
猛暑の中、放置された枝豆は枯れ果て、莢(さや)がからっからに乾き、黒ずんでいます。
株ごと引っこ抜いたのがこちらの写真です。
枝豆のミイラのでき上がり・・・・・・
莢から種を取り出す
うまくいっていれば、一般的に僕たちが食べている枝豆の実が種に変わっているはずです。
早速、からっからに乾いた莢をパカっと開いてみると、莢の中から3粒の種が現れました。
これは、通常「大豆」と呼ばれるものですね(下写真)。
枝豆の種(大豆)を採る
そうなんです。僕たちが食べている枝豆は、大豆ができあがる以前に収穫したもの。
すなわち枝豆=大豆だったんですね。ご存知でしたか?
今回約70粒ほどの種を採ることができました。
この種を冷蔵庫などの冷暗所で保管して、来春、畑にまけば、また美味しい枝豆ができるはずです。
野菜が教えてくれること
今回、枝豆(大豆)が子孫を残すためにどうやって種をつくりだすのか学ぶことができました。
同様に、お皿の上に乗る野菜たちを収穫せずそのまま畑に放置しておけば、必ず種を残します。
種をまいて、野菜を育て、野菜の実や葉や根を食べ、そしてまた種を採る。
野菜づくりは命の循環を学ぶ授業なんですね。
学びの多い野菜の種とり。
さっそく、ご家庭や保育園でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?