愛知県稲沢市の保育士求人一覧

愛知県稲沢市には2019年1月時点で、公立保育所が18園、私立保育所が12園、私立認定こども園が2園、小規模保育事業所が3園あります。2021年度、愛知県全体の保育士有効求人倍率は2.42倍であり、全国平均の2.94倍を下回っています。2020年の資料によると、稲沢市では子どもを持つ女性がフルタイムまたはパート等で就労している割合が上昇しているようです。また、出産後に早期の職場復帰を希望する女性の増加などによって、乳児保育のニーズが高まる傾向にあります。市では保育の人材確保や環境整備に取り組む意向を示しており、稲沢市は今後も保育士需要が見込まれるエリアといえるかもしれません。

2020年度、愛知県全体における保育士の月の平均給与は、男性が29万3500円、女性が25万5700円であり、男女ともに全国平均を上回っています。稲沢市内の保育士養成コースを設けている大学では、潜在保育士さんの職場復帰を支援するセミナーを開催しているようです。この取り組みは、行政や保育施設との協働で実施されており、街ぐるみで保育の人材確保に取り組んでいることがうかがえるでしょう。また、市は「保育士等就職支援貸付金」制度を実施しています。これは、保育士養成施設を卒業し市内の私立保育施設への就労が内定している方に向けて、就職準備金を無利子で貸付ける制度です。このように稲沢市は、保育士さんの就労を支援する取り組みが盛んに行われているエリアといえるでしょう。

稲沢市では、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行うため、2016年に子育て世代包括支援センターを開設しました。ここでは、保健師などの有資格者が保護者一人ひとりにきめ細やかなサポートを行っているそうです。また、出産直後に指定医療機関で育児相談に応じたりや授乳指導を行ったりする産後お泊りケア事業を実施し、育児の不安を払拭する取り組みも実施しています。このようにマンツーマンの子育て支援を行っている稲沢市は、保育士さんが子育てのプロとして活躍できるエリアといえるかもしれません。

名古屋市の北西部に位置する稲沢市は、尾張国の政治・文化の中心地だった歴史ある街です。由緒ある神社では勇壮な祭りが行われ、伝統文化にふれることができます。河川砂丘を利用した珍しい公園や美術館もあり、自然や芸術に親しめそうですね。市内には1本の在来線と2本の私鉄が南北に縦貫し、名古屋まで約10分でアクセスできるため、交通利便性の高いエリアといえるでしょう。大型商業施設も充実しているので、稲沢市で暮らす保育士さんは日常の買い物や休日のショッピングを気軽に楽しめるかもしれません。