保育士不足に関する実態調査アンケート
保育士バンク!では現在保育士バンク!ご登録頂いている保育士さん153名を対象に
「保育士の転職願望」をテーマに調査を行いました!
調査から、保育士の9割以上が転職を検討した経験があることがわかりました。
今回のコラムでは保育士が転職をしたいと思うきっかけや、転職先に検討している業種の傾向についてお伝えします。
◆保育士の転職願望は強い!主な原因は「人間関係」と「お給料」にアリ。
保育士に、「辞めたい・転職したいと考えたことはありますか?」と聞いたところ、
92.8%が「考えたことがある」と回答しました。
ほとんどの保育士は転職願望があることがわかります。
次に、「どのような時に辞めたいと思いますか?(複数回答可能)」と質問をしたところ、
第一位は「人間関係に悩んだ時」(68.5%)、二位は「お給料に不満がある時」(61.8%)、三位は「休暇が少ない時」(48.3%)という結果になりました。
お給料が世間一般よりも少ない上に、女性が多い職場で人間関係が難しかったり、子どもを預かるという精神的ストレスや、休暇が少ない、残業が多いという労働環境に不満を感じることが主な原因になっているようです。
一番の転職の動機である「人間関係」について掘り下げると、保育士の人間関係は、同僚同士・保育園・親という三者の関係に悩んでいることがわかります。
●同僚との関係は「陰口」が多い傾向に。
「保育士間の陰口が多い。ほかの保育士の仕事ぶりやミスについて、本人がいないところでグチグチ言う。そういう場面を見ると、周りにどう思われているかばかり気になり、信念をもった保育ができなくなる。」(30歳・女性)
陰口の他に目立ったのが、パート勤務の保育士と正社員の雇用形態の違いによる悩み。
「汚いことややりたくないことは全部パート任せで、それなのに正社員ですからっていわれるところ」(27歳・女性)など、
パートと正社員の間の人間関係が難しいという回答も多く得られた。
●保育園との関係は「経営方針と個人の考えの不一致」がある傾向に。
「園長の意見がコロコロと変わり、仕事がやりづらい」(21歳・女性)
「園長の保育士はプライベートを重視するより、保育士としてのプライドを重視してほしいという考え。自分の娘の行事に参加させてもらえず困っています。(32歳・女性)」
など、特に園長との人間関係に悩んでいることがわかりました。
●親との関係は「モンスターペアレンツ」に悩む保育士が多い傾向に。
「親との対応は苦手で、日々悩んでいます。」(23歳・女性)
「保護者が休みなのに嘘をついたり、子どもの体調が悪いのに自分勝手に子どもを預けに来るところ」(30歳・女性)
「子どものために一生懸命保育しているのに、クレームがくること。」(27歳・女性)
など、親の自分勝手な行動や、過剰なクレームに対して、悩んでいることが伺えました。
◆ 保育業界以外への転職ニーズは少なく、より良い環境で働きたい傾向が強い
では実際に、「保育業界への転職経験はありますか?」という質問に対し、
74.5%が転職した経験があると回答。
大半の保育士は、一つの保育園に勤務するのではなく、よりよい環境を求めて転職をしていることがわかります。
次に、「保育業界以外に転職をしたいですか」という質問に対し、
はいと答えた保育士が41.2%という結果から、約6割は保育士という職業を続けたい意向があることがわかります。
保育士業界以外で興味のある業界を質問したところ、一位は「人材・教育関係」という結果が出たことから、保育士は「教育」という職業を重視していることがわかります。
その他には、「販売員」「飲食」「レジャー・エンタメ」「公務員」などに興味はあるという回答が得られました。
今回の調査を通して、大多数の保育士に転職の意向があり、より良い報酬や労働環境を求めていることが明らかになりました。
自由回答からも、「人間関係、長時間労働、休憩が取れない、持ち帰り仕事の多さ、休めないため精神的にも身体的にも疲労が溜まること」という意見があり、保育士は複合的なストレスを抱えていることが伺えます。
◆現役の保育士をより良い環境へ
株式会社ネクストビートは、保育士専用転職サービス「保育士バンク!」の運用を通じ、現役保育士がより良い保育環境で働けるようサポートを致します。
インターネットが普及した社会で、保育士がパソコンやスマートフォンで、自らの希望にあった就職先を見つけることで、より働きやすい環境づくりに貢献して参ります。
保育士バンク!では、日々の保育に役立つ情報や転職に関する情報などを公開しています。
「もっと自分の理想とする保育観に合った職場で働きたい」「残業が少ない園で働きたい…」など、転職に関する不安やお悩みがある場合は、保育士バンク!に気軽にご相談ください!
転職に関する情報収集のみでもOKなので、自分に合う働き方を見つけてみましょう。