前回の自然体験につづき、今回はこどもたちのものづくり体験レポートです。
沖縄と言ったらみなさん何を思い浮かべますか?
ゴーヤ、サトウキビ、首里城、シーサー、ちんすこう、美ら海水族館、泡盛、タコライス、沖縄そば(ちょっと食べ物に偏っているかも・・・)、たくさん思い浮かんできますね。
沖縄は、他県がうらやむほど独自性の強い食や文化、観光施設があることはご存知の通り。
そんな沖縄では、自然体験はもちろん、食、歴史、文化など数々の体験アテクティビティーが用意されています。
わが家のこどもたちも沖縄でしかできないことを体験させてあげたいと思い、今回の旅では「黒糖づくり」と「シーサーの絵付け」を選んでみることにしました。
黒糖づくりの体験
恥ずかしながら、私自身も黒糖を食べたことがあっても、それがどのように作られているのか、こどもたちに教えてあげることができません。
それならということで、黒糖工場に行って体験してみようということになりました。
伺ったのは、沖縄黒糖の工場。
マイ黒糖づくりができる体験は、前日までの予約制ということで、残念ではありましたが、無料で公開している工場見学のほうに参加してみました。
こちらの見学では、原料となるサトウキビが黒糖になるまでの過程を間近で見学することができます。
サトウキビを圧搾機で搾り、絞って出てきた汁をグラグラと煮詰めます。
その過程で汁の色はどんどん黒くなっていきます。
その黒い熱々どろどろの汁を冷やし固めると黒糖ができるというわけです。
同じサトウキビからできる白糖と黒糖は何が違うのか質問したところ、白糖は精製過程で糖分以外の不純物を全て取り除いてしまうため、サトウキビの汁に含まれているビタミンやミネラル分がほとんど含まれていないのだそうです。
一方、黒糖はサトウキビ100%、自然由来の栄養分が凝縮されている砂糖なのだとか。
最後にでき上がった黒糖を試食までさせていただき美味しい見学になりました。
(こどもたちは見学そっちのけで試食に夢中でした・・・)
圧搾機に入る前のサトウキビ
圧搾機。見学時は圧搾し終わった後でした。
煮詰める工程。独特の甘い香りが漂っています。
守り神シーサーの絵付け体験
次の体験は娘が希望したシーサーの絵付け体験です。
半完成の漆喰でできたシーサーにアクリル絵の具を塗っていくという作業。
色選びや模様など全て自分で決めていいとのことで、工作好きな娘は、体験というより作品でもつくっているのかっていうぐらい真剣な表情でした。
<シーサー豆知識>
シーサーは沖縄の建物の門や屋根や門などに置かれています。
家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味があるそうです。
シーサーには口が開いたものと閉じたものがあり、前者が雄、後者が雌なんだそうです。
塗っては乾かし、さらに上塗りしていく作業
上手にできました!
いかがでしたか?
たっぷり遊んでたっぷり学んだ沖縄家族旅行。こどもたちは見るもの、聞くもの、食べるもの、触れるもの、どれもこれも新鮮で刺激的だったと思います。
海外に出かけなくても、ちょっとした異文化体験ができる沖縄は子連れ旅行にはぴったりの場所なのかなと思いました。