【取材レポート】F・マリノススポーツクラブ×保育士バンク!協働イベントを開催!サッカーを通じて学ぶ子どもへの運動指導法

弊社保育士バンク!は5月25日、一般社団法人F ・マリノススポーツクラブとの協働イベントを開催。実施の背景や当日の様子などをイベントレポートとしてお届けします。


サッカー教室をしているときの様子

当社が3月、保育士さん向けに「保育現場における子どもたちへの運動指導の現状について」のアンケート調査を行ったところ、「保育園での子どもの運動の機会が少ない」「子どもへの運動指導に困ったことがある」という回答が約8~9割を占める結果に。

どんなことで困ったことがあるかという質問に関しては、「何をしたらどこが伸びるのか、正しいやり方、教え方、子どもたちへの伝え方がわからない」などの声が寄せられました。

 

こうした実態を受け、運動指導に困っている保育士さんへのアドバイスや未来の子どもたちの成長に貢献できればという想いから何かできないかと模索していたところ、 普段からホームタウンを中心にサッカーの楽しさ・体を動かす大切さを伝える活動(ふれあいサッカープロジェクト)を行っている一般社団法人F・マリノススポーツクラブ様にご賛同いただき、イベントの実現に至りました。

 

今回、取材にご協力いただいたのは、横浜市磯子区にある横浜おひさま保育園の4歳児・5歳児クラスの子どもたち。普段から体操教室を取り入れ、専門講師の方の指導を受けているようですが、いつもと違う雰囲気に子どもたちはワクワクした様子でした。


マリノスイベントスケジュール

 

【子どもへの運動指導 STEP1】ボールと仲良くなろう!

まずは、コーチの自己紹介からスタート。ヒーロー(芝崎)コーチとサイ(斎藤)コーチという親しみやすい名前に、子どもたちは興味津々。

 

コーチと元気に挨拶をしたあと、手を使ってボールと仲良くなるところからはじまりました。


ボールをキャッチするのを楽しむ様子 手でボールに触れて、キャッチするのを楽しむ子どもたち。


ボールを投げてキャッチする様子 地面にボールをついて、その間に手を叩いてキャッチ!


コーチは、子どもたち全員が見えるよう中心に立ち、やり方を一つずつていねいに教えていきます。「上手にできた人!」と質問をして、手を挙げてくれた子には見本になってもらったり、子どもたちの様子を見ながら「上手!」「すごいね~!」と褒めたりする姿が印象的でした。

【子どもへの運動指導 STEP2】ボールを足で触ってみよう!

ボールと仲良くなったら、次は足でボールにタッチ。

片足ずつ順番にボールに乗せたり、キックして進んだりしてサッカーの基礎となる部分を教えていきます。




片足ずつボールにタッチする様子 ボールに左右の足を交互に乗せる様子を見せるヒーロー(芝崎)コーチ。


足でボールをコントロールする子ども 足でボールをコントロールする子どもたち。

このときも、「足を使ってね」と声をかけながら、常に「上手だね!」と褒める姿勢を大事にしていました。

【子どもへの運動指導 STEP3】ゴールにシュートしてみよう!

ドリブルなど、足でボールにふれることに慣れたらシュートに挑戦。

 

子どもたちがぶつかっても安全なようにシリコン型のコーンを使用。園長先生もその様子を見て、「あれだけ柔らかい素材であれば子どもたちも安全だね」とお話していました。




サーキット形式の様子 三角コーンをおいてサーキット形式を実践している様子。


ヒーロー(芝崎)コーチはシュートを始める前に、2~3つの列を作り、子どもたちに2つのお願いをしていました。

 

1つ目は、順番待ちをしている子どもたちに、ゴールに向かってボールを蹴る子どもたちを応援すること。

2つ目は、ボールを蹴り終わった子どもと次の子どもがぶつからないように、フィールドの両端にある赤いラインを通って戻ること。

 

この約束事を子どもたちと確認してから、活動をはじめました。




ゴールに向かってシュートする様子 三角コーンにボールを当てないよう、ゴールに向かってシュート!


順番待ちをしている子どもたちからは「頑張れー!」と大きな声援が飛び、ボールを蹴り終えた子どもたちは、両端にある赤いラインに沿って戻り、再び列に並んでいました。

 

3~4周ほどして一通り終わると、マリノスのマスコットキャラクターであるマリノスケが登場!

子どもたちはうれしそうに、マリノスケに駆け寄っていきました。




マリノスケ 子どもたちに手を振るマリノスケ。

【子どもへの運動指導 STEP4】ミニゲームをしよう!

最後は、コーチとおひさま保育園とのミニゲームに挑戦。

少人数のグループに分かれて、ゴールに向かって一生懸命ボールを追いかけます。




コーチにボールを取られないようにする様子 コーチにボールを取られないよう、ボールを追いかけている様子。


応援している子ども 順番待ちをする子どもたちが、ゲームに参加する子どもたちを応援している様子。


子ども同士がボールを奪い合う場面では、近くで子どもたちの様子を見ながら、危ないと感じたときは止めて再開させるなど、安全に楽しめるような配慮をしていました。




整列して挨拶する様子 ゲーム終了後、整列してお礼を伝え合う様子。


ミニゲームの結果は、4歳児クラス・5歳児クラスともにマリノスチームに勝利!

最後は、全員で「ありがとうございました」とお礼をしてサッカー教室は終了しました。

プロサッカークラブのコーチによる運動指導を受けて

サッカー教室終了後、横浜おひさま保育園の加藤園長先生、4歳児・5歳児クラスの担任の保育士さんにイベントの感想などをお伺いしました。

 

ーおひさま保育園では、普段から体操教室を取り入れ、専門講師の指導を受けているとお伺いしたのですが、本日プロサッカークラブのコーチのみなさんからの指導を受けて、印象に残ったことや普段との違いなどがあったら教えてください。

 

 

 

加藤園長先生:子どもたちを上手に惹きつけたり、意図しない動きをしても柔軟に対応したりしていて、さすが普段から子どもと触れ合っているコーチだなと思いましたね。

子どもたちもいつもと違って、キラキラと憧れの目を持ちながらボールを追いかけていたのが印象的でした。

 

 

4歳児クラスの先生:子どもたちの笑顔や楽しそうに身体を動かす姿を見て、スポーツっていいなと改めて思いましたね。

 

 

5歳児クラスの先生:子どもたちが笑顔で参加していたことが一番印象に残ったのと、コーチの盛り上げ方やサッカーの教え方がさすがプロだなと感じました。


また私自身、運動経験がまったくなく、どう教えたらいいのか、姿勢やボールの使い方など基礎から分からないことが多くありました。しかし今回のイベントを通して、ドリブルの仕方や走り方、止まり方などのコツなどがわかったので、すごく勉強になりましたね。

 

ー今回のイベントや普段受けている運動指導も含めて、改めて子どもに運動指導するうえで大事だと感じた点があれば教えてください。



コーチのお話を聞く子どもたち ヒーロー(芝崎)コーチのお話を聞く子どもたち。

4歳児クラスの先生:運動以外にも通ずると思いますが、何より子どもたちが楽しむというのが大事だと思います。運動しているときの子どもの顔や心境を察知するというのも大切にしたいですね。

 

5歳児クラスの先生:私自身、子どもたちが”常に笑顔”で”楽しい”というのをとても大切にしているのですが、運動においても大人が楽しい、こうしたいだけでなく、子ども自身が楽しめる内容が何かを考えることが一番大事だと思いました。

 

ー今回のイベントを今後どのように保育に活かしていきたいですか?

 

加藤園長先生:時間を短くするなど子どもに無理のない範囲で、定期的に保育に運動を取り入れていきたいと思いましたね。また、運動は子どもたちの成長や発達に必要なものなので、どんどん保育士さんにも指導していきたいと思います。

 

4歳児クラスの先生:私自身、スポーツが好きで運動することはあっても、子どもにケガをさせないようにという不安を抱いている部分もあります。しかしこの保育園には球技エリアが設置されていて、サッカーをはじめとするスポーツを取り入れやすい環境にあるので、保育の遊びの一環として少しずつでも取り入れていきたいなと思いました。

 

5歳児クラスの先生:子どもたちは、私たちが見ると難しいなと思うことも楽しく一生懸命にやっていたので、ゲームはもちろん、大人が立っているだけ、コーンを使うだけなど簡単なことから取り入れていきたいなと思います。

運動は将来の「健康」につながる

サッカーボール サッカー教室で使用したサッカーボール。


芝崎コーチ

子どもたちにとって保育園は、親しみのある先生といろんな話や遊びができる場所です。保育士さん自身、運動をしたことのない方もいるかもしれませんが、子どもといっしょに運動してみたり、子どもの目線に立って褒めたりしてあげてほしいですね。
もしも運動を苦手としている子どもがいたときには、無理強いせず活動の様子をいっしょに見たり、少しずつ取り入れたりすることが大切です。


運動は、子どもたちが将来、健康に過ごすためにも必要な要素。

今回のようなイベントなど実践的な様子を見ながら、子どもとの接し方を把握したり、真似したりして、できる範囲で取り入れてほしいと思います。


 

 

横浜おひさま保育園の加藤園長先生をはじめ、今回のイベントを体験した保育士さんたちは、子どもに対する運動指導の大切さや今後の保育に必要なことを改めて実感されていたようでした。

 

子どもへの運動指導に困っているという保育士さんは、コーチが大事にしていた「子どもをしっかりと褒める」というのを意識しながら、今回のイベントで実施したボールとの親しみ方や子どもたちの惹きつけ方などを参考に、日々の保育に活かしてみてはいかがでしょうか?

 

取材協力:一般社団法人F・マリノススポーツクラブ
     
横浜おひさま保育園

 

関連記事:【F・マリノススポーツクラブコーチに聞く】子どもを「褒める」。保育園での運動指導の大切さ/保育士バンク!

 

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