パート保育士の働き方とは?仕事内容や給料、求人の探し方など

転職を考えている保育士さんのなかには、パートでの働き方を希望している方もいるでしょう。勤務日数や時間数を柔軟に選ぶことができるため、子育て中の方や時間に余裕をもって働きたい方などに人気のようです。今回は、パート保育士さんの働き方について、仕事内容や給料事情、求人の探し方などを紹介します。


エプロンを着た女性2人

miya227/shutterstock.com

 

パート保育士とは?

保育士の働き方の一つにパートがあります。

近年保育士不足が深刻化するなかで、保育現場ではパート保育士の需要が高まっているようです。

 

東京都福祉保健局の調査によると、現在就業している保育士さんの約3割がパートタイムの有期雇用契約の職員となっています。

このことから、保育現場においてパート保育士が必要とされていることがうかがえるでしょう。

 

また、同調査のデータから40代以上の女性の約半数がパート保育士となっています。

この働き方は、子育ての経験を活かして働けることなどから、ブランクがあった方や未経験の方にも人気のようです。

 

さらに、勤務時間や日数を柔軟に選ぶことができるため、私生活との両立を目指す人にはぴったりかもしれません。

 

次からは、パート保育士さんの勤務スタイルや仕事内容などを解説します。

 

出典:東京都福祉保健局

パート保育士の働き方:勤務スタイル

まずは、パート保育士さんの勤務スタイルについて見ていきましょう。

 

勤務時間

 

パート保育士の場合、一般的に1日3時間から4時間程度から勤務時間を選べる求人が多いようです。

 

特に、早朝や夜のシフトは正社員だけではまかなえないことも多いため、需要が高いのかもしれません。

 

また、日中の保育が行われている時間帯のシフトを希望する方も多いため、比較的すぐに枠が埋まってしまうことも考えられます。

 

もちろん、短時間だけでなくフルタイムの求人もあるため、自身の都合に合わせて働くことができそうですね。

 

勤務日数

 

パート保育士は、基本的に週に2日から5日の範囲内で勤務日数を選ぶことができるようです。

 

多くの園では月曜日から土曜日まで開園しているため、土曜日の勤務を求められることもあるかもしれません。

 

ただし、勤務日数や曜日など希望がある場合は面接時にきちんと相談しておくと、入職後もスムーズに働けるでしょう。

パート保育士の働き方:仕事内容

子どもを抱っこした保育士さんたち

maroke/shutterstock.com

 

パート保育士さんの主な仕事内容は、正社員の補助となります。

 

園によって任される業務は異なるものの、具体的に以下のようなものが挙げられます。

 

  • 個別に対応が必要な子どもに対する保育
  • おもちゃや絵本などの整理
  • 壁面や園内の飾りつけ
  • 掃除や洗濯などの周辺作業
  • 次の保育活動に向けた環境構成
  • フリー保育士としてのヘルプ業務
  • 副担任保育士としてのサポート業務

 

このように、保育に関することから事務作業まで、正社員保育士さんだけでは手の届かない幅広い業務を担当するのが、パート保育士さんの仕事内容と言えるでしょう。

 

パート保育士さんは基本的に担任業務を任されることは少ないようですが、園によってはクラス担任を任される場合もあるようです。

 

また、早朝や延長保育の時間帯など、正社員保育士さんが少ない時間には、パート保育士さんがメインで保育にあたることもあるかもしれません。

 

子育てとの両立やプライベートを充実させたいなど、正社員保育士さんよりも少ない業務負担で働くことを希望する場合は、シフトの時間帯や担当する業務の範囲を確認しておくとよいでしょう。

パート保育士の働き方:給料や待遇

ここでは、パート保育士さんの給料や福利厚生などの待遇について紹介します。

 

給料

 

パート保育士さんの給料は時給制が基本です。

 

地域や施設の運営法人の方針によって金額は異なりますが、だいたい1200円から1400円くらいが平均的かもしれません。また、東京都などの都市部では時給1500円を超える求人もあります。

 

シフトの時間帯によって時給が異なる園もあり、夕方から閉園までの勤務に対して一定金額の上乗せがある場合や、クラス担任のありなしによって時給が異なる場合などもあるようです。

 

福利厚生

 

勤務時間や日数が条件を満たしていれば、パート保育士さんでも社会保険や有給休暇を利用できるという園が多いでしょう。

 

また、賞与は基本的に支給されないことが多いですが、なかにはボーナスが支給される園もあるようです。

 

ほかにも、一定の勤続年数を満たせば退職金をもらえる場合もあるようなので、パート保育士がどんな福利厚生を利用できるのか求人票でチェックしておきましょう。

パート保育士という働き方をするメリット

パート保育士として働くうえでどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

勤務時間に融通が利く

 

自身のライフスタイルや家族などの都合に合わせて働くことができるのが、パート保育士のメリットと言えるでしょう。

 

1日4時間程度の短時間勤務からフルタイムの勤務まで、さまざまな働き方を希望できるので、子育て中の方や私生活との両立を図りたい方などは、無理なく働き続けることができそうです。

 

正社員に比べて業務負担が少ない

 

パート保育士は比較的仕事の負担が少ないというのもメリットと言えるでしょう。

 

正社員保育士の補助をすることが主な役割となっているため、担任業務や大量の仕事を任されることは少ないかもしれません。

 

また、基本的に持ち帰り仕事や残業などはほとんどないようです。

プライベートの時間を確保したい方やブランクがあって仕事に不安を抱えている方なども働きやすいかもしれません。

 

子育て経験を活かせる


パート保育士として働くメリットとして、自身の子育て経験を活かして働けることが挙げられるでしょう。

子育て経験があれば、子どもを育てたノウハウを活かして子どもと接することができたり、保護者の気持ちに寄り添った対応ができたりするかもしれません。

 

特に、子育て経験がない保育士さんからは頼りにされる存在と言えそうです。

 

扶養内で働くことができる

 

短時間のパート勤務であれば、家族の扶養内で働くことができるというのもメリットと言えそうです。

 

扶養内に給料を収めることができれば、社会保険料や所得税の支払いを抑えることができます。

 

パート保育士の働き方は、勤務時間や日数の融通が利きやすいため、扶養内で働きたいと考える方にとってはぴったりと言えそうです。

パート保育士の求人を探すときのポイント

スマホを見る女性

metamorworks/shutterstock.com

 

パート保育士の求人を探すときのポイントをまとめました。

 

募集情報が自身の希望と合っているか確認する

 

求人に書かれている要件と自身の希望が合っているかしっかり確認しましょう。

 

勤務時間やシフト例などを見て、無理なく働くことができそうか、給料は理想に近い金額かなど、項目ごとに自身の希望と照らし合わせて見てみるとよいかもしれません。

 

また、通勤時間や最寄り駅などもパートとして働くうえで大切なポイントです。

通勤のしやすさや立地を重視する場合は、都市部を中心とした駅前の小規模保育所などをチェックしてみましょう。

 

園見学などで雰囲気をチェックする

 

応募する前に、園見学やボランティアなどに参加して園の雰囲気を確認しておきましょう。

 

園の雰囲気を知らないまま入職すると、働きはじめてからギャップを感じてしまうこともあるかもしれないません。

 

これから働くことをイメージして、子どもたちの様子や施設の設備、職員さんの雰囲気などが自分と合うかどうかを見極めるようにしましょう。

 

施設の規模や運営元を確認する

 

保育園の規模と、運営する企業や法人を確認しましょう。

 

たとえば小規模保育所や事業所内保育所など、子どもの人数が少ない保育園では、保育士の人数も少ないためパート募集の求人も少ない傾向にあるかもしれません。

 

一方、全国的に展開している法人や株式会社が運営元となっている園では、保育需要の高い都市部などで新規園を開設していることもあり、求人が多くなることも考えられます。

 

保育園の大きさや運営元なども求人の数や人気度合いに関係してくるようなので、募集要項とあわせて見ておくとよいですね。

 

転職サービスを利用する

 

パート保育士の求人を探す際に、転職サービスを利用してみるのもよいでしょう。

 

転職サービスによっては、専任アドバイザーが自身の希望に沿った求人を探してくれる場合もあるため、園選びに迷っている方などにぴったりかもしれません。

 

また、自身の雰囲気と合いそうな園を提案してもらえたり、待遇面や条件面の相談に乗ったりしてくれるため、転職活動を効率的に進めることもできそうです。

パート保育士の働き方を知り、今後の転職に活かそう

今回は、パート保育士の働き方について、仕事内容や勤務時間、給料事情などを紹介しました。

 

パート保育士は、比較的勤務時間に融通が利くため、子育て中の方や私生活との両立を希望する方などに人気の働き方のようです。

 

正社員保育士のサポートや補助業務が主な仕事内容となりますが、早朝や夜など時間帯によってはメインの保育にあたることもあるかもしれません。

 

また、業務負担が少なめであったり子育て経験を活かして働くことができたりと、さまざまなメリットがあります。

 

現在保育の仕事から離れている方も、パート保育士として子どもたちの保育に携わることを検討してみてくださいね。

 

パートで働ける保育求人を紹介

 

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