兵庫県加古川市の保育士求人一覧

加古川市には2020年10月時点で、公立保育所が3園、私立保育園が17園、公立認定こども園が3園、私立認定こども園が26園、小規模保育園が19園あります。2021年度、兵庫県全体の保育士有効求人倍率は2.63であり、全国平均に近い数字です。2021年5月の資料によると、加古川市の待機児童数は前年度の「61人」から45人減少し「16人」となっています。しかし、保育のニーズは高まっており、今後も保育士の需要が高まる地域であると考えられます。

2020年度、兵庫県全体における保育士の月の平均給与は、男性が26万9000円、女性が26万5100円であり、女性は全国平均を上回っています。加古川市は、市の指定保育施設に勤務する保育士さんを対象に勤続年数に応じた一時金を出す事業者向けに、補助金を支給しています。保育士さんが2年目の勤務から5年目を迎えた場合は最大20万円、6年目を迎えた保育士さんは最大30万円の支給があります。潜在保育士さんや新卒の保育士さんなどにも支給され、6年目までに最大140万円の補助金を支給することで、保育士さんへの経済支援を行っています。また、この補助金の制度は、兵庫県が実施する「保育人材確保対策貸付事業」も併用して利用できます。これは、保育現場への就職や復職を理由に、子どもを認可保育施設などへ預けた場合の保育料の一部などを貸し付けるものです。加古川市では、保育事業者や、保育人材の経済負担を軽減するサポートに力をいれており、保育士として働きやすいエリアであるといえるでしょう。

加古川市では、子育て支援を積極的に実施しています。市内には、就学前の子どもと保護者が気軽に利用できる、子育てプラザが2カ所設置されています。子育て中の保護者への支援を行い、ゆとりある子育てが行えるようにサポートをすることが目的であり、地域の交流場所を提供しています。保護者の方が育児相談をしたり、乳幼児の子育てサークルに参加したりすることができ、サークル運営に関しても保護者同士が協力して行っています。また、育児家庭の保護者が支援を必要とする場合に登録し、支援を行いたい方も同様に会員になってサポートを行う、ファミリーサポートセンターを運営しています。活動内容は、保育所などの営業前や保育施設終了後の子どもの預かりや、さまざまな理由で保護者の方が子どもの預け入れを希望する際に、一時保育を行っています。加古川市は、地域全体で子育て中の家庭をサポートする支援活動に力をいれており、子育て中の保育士さんにとっても働きやすい環境にあると考えられるでしょう。

加古川市は、総面積138.48平方キロメートル、兵庫県東播磨地方の中心部に位置する都市です。在来線が開通しているため、加古川市内に勤める保育士さんの通勤の移動手段として活用できるでしょう。また、休日のお出かけにも利用すれば、プライベートも充実した時間が過ごせるかもしれませんね。加古川市には、複数の医療施設や商業施設が設置されているため、日々の買い物にも利用でき、安心して暮らせる街といえるでしょう。