10月の新規園オープンに向けて採用を行った株式会社「明日の福祉を考える人たち」様。
人材確保に苦戦が予想されるなか、保育士バンク!求人掲載サービス経由で6名の採用に成功しています。
前回の就職・転職フェア体験談に引き続き、今回は求人広告掲載サービスを利用した感想や、園の魅力を届ける秘訣を伺いました。
■目次
【はじめに】「明日の福祉を考える人たち」について
愛知県小牧市を中心に小規模認可保育園を運営する同社では、現在法人全体で9園を展開しています。2014年の設立以来、地域に根差して活動しており、2022年10月には新規園もオープンするなど着実に保育の場を広げています。
新規開園にあたり、必須になるのがオープニング人材の確保。
特に今回、年度途中である10月開園に向けた採用では、過去の経験から苦戦が予想されたものの、なんと3カ月の求人掲載で応募者数19名・内定者数6名と採用は大成功!
求人広告掲載サービスを利用した際のノウハウとともに、保育園経営者の悩みのタネでもある職員のライフワークバランスに関するお考えについて、採用担当の渡邉様にお話を伺いました。
10月の新規園オープン。年度途中での求人でも採用充足
ーーー保育士バンク!で掲載した求人広告では、3カ月で19名の応募、そこから採用につながったのは6名という成果が出ています。利用してみての率直な感想を教えてください。
今回、初めて保育士バンク!の求人広告を利用したんですが、かなり好評でしたね。
10月の新規開園は今までも経験があったのですが、その時はなかなか人が集まらず…今回も採用に苦戦するだろうなと思っていました。
それで「これまでとは違うパターンでいこうかな」と保育士バンク!の求人広告掲載を利用することに。そしたら結果、6名も採用!初チャレンジがうまくハマりました。
ーーー今回は、新しくオープンする園の人員募集以外にも、系列園の求人広告も掲載したと伺っています。
系列園の求人は、産休・育休の補填を目的に掲載したのですが、同時並行で複数園の求人広告を掲載しておいてよかったです。
年度途中での募集だと、即戦力になる中途人材の場合、すぐの入職が難しいんですよね。
新規園がオープンする10月時点で、やはり人材は集まりきらなかった。
そこで、系列園に応募してくれた方に対して「今こっちの園でも募集しているんだけど、どう?」と打診してみたり、余裕を持って採用できた園から足りない園に応援人員を出したり。複数園の求人を出していたことで柔軟に人を補充できたのはメリットでしたね。
ーーーそんな風に応募の入り口をたくさん設けていたことが、採用成功に結びついたんですね。
そうですね。
ただ、ありがたいことにたくさん応募をいただいたので、ときどき応募を見落としてしまったり、埋もれてしまって対応しそびれたりすることがありました。
そこで担当の営業さんに相談して、応募が発生したら毎回ショートメールをもらうようにして。たまに「いつの間に応募が来ていたの?」と営業さんから連絡をもらってから気づくこともあって(笑)
そういう意味では、営業さんのサポートに助けられている部分もありますね。
ーーー園舎の様子
自園の魅力を打ち出して採用成功!小規模な園でも”勝てる”求人作り
ーーーたくさんの応募につながったようでこちらもよろこばしいです。
求人原稿を掲載するにあたって、こだわりや想いはありましたか?
「新規オープンの小規模保育園」という点に魅力を感じて応募してくれないかな?という思いを持っていました。その中で今回の園は、広い園庭があるきれいな施設だったので、そのよさが伝わるよう写真を載せましたね。
そもそも、うちは小規模な法人なので、ボーナス何カ月分だとかの条件面では大手さんには勝てません。
保育方針についても自分のクラスを持ってやりたいように保育をするよりも、複数担任制でみんなで協力してやる園なので、そういう部分を魅力に感じてもらえるように求人原稿を作ってもらいました。
保育士バンク!の制作担当とのやり取りについては手間いらずで。
実際に対応したことと言えば、シートに必要項目を記入して、必要に応じて担当の方からの質問に答えるくらい。
制作に関してはまったく苦労しなかったですし、こちらの要望や想いをきちんと汲み取って制作してくれたので助かりましたね。
ーーー他の媒体も使われていたようでしたが、応募者の印象に違いはありましたか?
ハローワークなどの無料媒体を使った経験もありますが、保育士バンク!の場合、前向きに仕事を探している方からの応募が無料媒体よりも多いと感じました。
面接で話を聞いてみると、意外とネット上に出ている求人には一通り目を通している方が多くて…最近はいろいろな求人を見比べたうえで、「いいな」と感じたサイトでポチっと応募する傾向があるのかなと思っています。
ーーー渡邉様のおっしゃる傾向からすると、どこの媒体で出すかより、どう魅力を伝えるかに力を入れるべきという印象も受けます。
その点、無料の求人媒体だと条件を書いて終わり、といったケースも多いですよね。
そうですね。
保育士バンク!の求人サイトは掲載内容が充実しています。園の様子がわかる写真はもちろん、先輩保育士さんからのコメントなどたくさんの情報を掲載することができました。
もちろんお金がかからず採用できればそれがベストですが、保育士バンク!ではしっかり費用をかけた分、求人の内容にこだわることができましたね。
ーーーそういった工夫で園の魅力が求職者に伝わり、応募につながったのかもしれませんね。
ーーー実際の保育の様子
採用するにあたっての想い・職員との向き合い方
ーーー求人広告からの採用を行う場合、求職者さんの顔が見えない点が、就職・転職フェアとは違って難しい部分だと思います。
選考の過程で意識していたことはありますか?
話してみての印象・インスピレーションを大事にしたいので、うちでは応募者全員と必ず面接をします。
特に重視しているのが責任感やコミュニケーション力があるかどうか。でも実際、そこを見抜くのが一番難しいんですよ…。
でも面接をしている中で、人柄だったり、芯の部分だったりが垣間見えるので、「この人がうちで働いたらどんな感じかな」と想像してみることはありますね。
それに加えて、既存の職員との相性や雰囲気とマッチするかどうかも見ています。
今の園の現状と照らし合わせて、「この園なら保育がしやすいかな」「この園にこの人を入れたらもっとよくなるんじゃないかな」と配属先まで考えながら面接をしていますね。
もちろん、面接だけでは見抜けない部分があるので、履歴書の内容も見ながら総合的に判断するようにしています。
ーーー採用活動は一筋縄ではいかないんですね。
最後に、今後採用や自園で働く保育士さんに対する渡邉様の想いを教えてください。
保育園ってやっぱり業界的に女性が多いし、年齢層もバラバラ。お子さんがいる方、介護がある方…いろいろな事情を汲んであげないと、どうしても働きづらい面はあります。
だからこそ、その人の生活圏内や働き方の希望を極力聞いて、「本当にうちの園で働き続けられるか」をよく考えたうえで採用します。
それは新しい方の採用に限った話ではなく、既存の職員に対してもそうです。
ライフプランはどんどん変化していくので、年に1回面談の時間をとって、今後の働き方について話を聞く機会を設けています。
それでたとえば、勤務時間を変更したい・人間関係に悩んでいるなど辞めずに解決できる内容であれば、「系列の別の園であれば希望の働き方ができますよ」と提案をしています。
結婚や育児、人間関係のトラブルがきっかけで辞めます、っていうのは簡単かもしれません。でも、せっかく採用でつながったご縁なので、”辞めなくて済む方法”をいっしょに考えたい。
採用するうえでも、今後の現場の環境においても、先生たちにとって働きやすい環境を作っていきたいと思います。
▼保育士バンク!の就職・転職フェアを使った採用成功事例はこちら!
編集後記
保育士バンク!の就職・転職フェア・求人広告掲載サービスの2つを利用いただいている「明日の福祉を考える人たち」様。
フェアは自園の宣伝・新卒メインの中長期的な採用、求人広告では直近入職を募る短期募集と、戦略的に採用活動を行っているのが印象的でした。
地域に根差し、職員が長く働き続けられる堅実な採用・運営を行っている同社が、今後も保育の輪を広げていく未来が見えた今回の取材。
今後も保育士バンク!として、保育事業者の皆様の採用・運営を末永く支えていければと願っています。
保育士バンク!について
保育士バンク!は、人材確保にお困りの保育施設の皆様に向けて、採用のご支援をしています。
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