2017年02月17日

保育目標と保育指針の違いとは?


保育所で働く保育士が、子どもと関わるときに必ず考えないといけないことがあります。
それは、「保育目標」と「保育指針」です。




保育目標と保育指針の違いとは?



これらは、保育士の方にはぜひ知っておきたい事柄です。
今回は、「保育目標」と「保育指針」のそれぞれの違いについてご紹介したいと思います。



◆保育目標とは?



保育所は、子どもの人間形成にとって非常に重要な時期に、その生活の多くの時間を過ごす大切な場所になります。

そのため、子どもが現在、良い生活を送り、また望ましい未来を作る力を培うために定められたものが「保育目標」なのです。



〇子どもの保育の目標

各保育所により、様々な特色や保育方針があること、また施設の規模や周りを取り巻く環境によって保育の在り方は様々です。

ただし、どの保育所にも共通して存在する保育の目標は、保育指針の通り「子どもが今を良く生き、望ましい将来を作るための力を養うこと」「子どもの保護者に対して援助に努める」という点です。

以下は、「保育所保育指針 1、保育の原理(1)保育の目標」を簡潔にまとめたものになります。



・十分に目の行き届いた環境の中で、リラックスできる雰囲気で、子どもの様々な欲求を満たし、心身の健康と安定を図るようにします。

・健康、安全など基本的習慣や態度を学ばせ、心身を健康に保つための基礎を育みます。

・他との関わりを持つことで、人に対する愛情や信頼、人権を大切にする心を育み、自主性と協調性を養い、道徳的観念を芽生えさせます。

・他の命や自然や社会事象に対しての関心を持つ心を育て、それらに対しての豊かな感情や思考力を育てます。

・生活を送る中で、話す・聞く・相手の話を理解しようとするといった言葉への興味を持つ心を育み、また言葉の豊かさを育みます。

・豊富な体験によって豊かな感性と表現力を育み、創造性を芽生えさせます。



〇保護者支援の目標

保育所は、子どもの保護者の教育意向を受け止めたうえで、親子間の安定した関係作りに配慮し、保育所の特性と保育士の専門性を活かして、それを援助しなければなりません。

2つ目の大きな目標となる保護者への支援は、子どもの保育と深く連動しながら行われるものです。

保護者の声をしっかりと聞き、その意向を理解したうえでの対応が必要ですが、常に子どもにとって最善の環境を目指して取り組むべき事項です。

こうして「保育の目標」を目指して、保育所と保護者が連携して保育に取り組むことにより、子どもだけではなく、保護者と保育士も育ち合うのが、保育の場であると言えます。



◆保育指針とは?



保育指針とは、保育所での保育内容や運営について定めたものです。

保育所での保育は本来、各保育所で掲げる保育理念に基づいて、さらには子どもと保護者のおかれる環境や地域の状況を踏まえて、行われるべきものです。

一方で、子どもの最善の環境を整えるためには、子どもの健康と安全を考えた観点から、保育の内容に関する全国統一の指針が必要となります。

そういった理由から、各保育所が遵守すべき保育の基本事項を定めて、どの保育所でも、ある一定の水準の環境を保てるよう定めています。



〇保育指針の改定

旧保育指針の施工から8年が経ち、この間に子育て家庭のおかれる環境は、かなり変化してきました。

周りの人や自然環境と関わることが減ったり、子どもに必要な生活リズムが作りづらくなったりと日々、変化し、不安や悩みを持つ保護者が増加することで、教育力の低下や児童虐待が増えるといった問題点が明るみになりました。

子どもを取り巻く環境が変化したことで、保育所への期待値が上がり、より質の高い保育が求められるようになったため、保育指針の内容を見直し、保育の質の向上を目指す運びとなりました。



〇保育指針の内容

保育指針の内容は、以下の通りです。



・第1章(総則)

保育指針の基本的な考え方、全体のまとめの記載がされています。

保育所の役割、保育の原理、保育所の社会的責任についての定義がされています。

・第2章

子どもの発達についての記載(乳幼児期の発達の特性について、6か月未満~6歳までの月齢年齢ごとの発達過程など)

・第3章

保育内容の記載(生命の保持や情緒の安定といった養護に関わるねらい、健康、人間関係、環境、言葉、表現といった教育に関わるねらいについてなど)

また、保育するうえで配慮するべき事項について記載があります。

・第4章

指導計画とその作成上、特に留意すべき事項について記載されています。
また、保育士と保育所の自己評価について定義されています。

・第5章

健康と安全についての記載(子どもの健康状態の把握と疾病への対応等、子どもの健康支援、環境と衛生管理、事故防止と安全対策など)

食育についての記載(食育の基本、計画など)

・第6章

保護視野に対する支援についての記載(保育所での保護者に対する支援の基本や、地域における子育て支援など)

・第7章

職員の資質向上についての記載(基本的事項に加え、施設長の責務と職員の研修など)



◆保育所保育指針(保育目標と保育指針など)を確認しておきまししょう



保育目標と保育指針は、最初にお話しましたが、保育士として働く私たちにとって知っておかなければならないものです。
保育目標や保育指針などは改定が行われ、現在では「保育所保育指針」に全ての内容が掲載されています。

これから保育士として働く皆さんには、もちろん知っておいて欲しいですが、現在も保育士として働いている方には再度、振り返って見つめ直し、日々の業務に活かして欲しいと思います。


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