2017年03月24日

保育園の入園式を成功させるコツ

◆最初が肝心!保育園の入園式の心構え



子どもたちの保育園生活のスタートは入園式からです。
最初に保育園に対して良い印象を持ってもらうには、とにかく入園式をバッチリ決めなくてはなりません。
入園式が良いものになるのか否かは保育士の手腕にかかっています。




保育園の入園式を成功させるコツ



入園式を迎える前に、保育士として準備するべきことや、入園式当日の留意点、さらには子どもたちに保育園を好きになってもらうにはどんなクラス運営をしていったらいいのかまで、まとめてお伝えします。



◆保育園の入園式を迎える前に~準備編~



まずは、入園式で新しいお友達を迎える前に、教室内の環境を整えることから始めましょう。
今まで忙しいからと見過ごしてきたことも、ここで一新するチャンス。
しっかりと目配りをして、保護者に安心して通える園だという印象を持ってもらいましょう。



○室温、湿度、換気を常に心がけて!

空気がよどんでいると気分が悪く、健康にも良くありませんよね。
朝一番に、まず空気の入れ替えをしましょう。
保育中も定期的に換気をすることで、保育室の空気も常に新鮮に保たれます。

さらに、室温、湿度の調整にも気を配ってください。
特に冬場は乾燥するので、肌の弱い赤ちゃんや幼児はダメージを受けてしまいますし、のどにも良くありませんよね。
加湿器などを利用して空気の乾燥を防ぎ、カゼを予防しましょう。



○清潔を保って!

乳幼児は床につけた手足をなめたり、おもちゃを口にくわえたりするので、特に衛生面には気を配らなければなりません。
大変だとは思いますが、こまめに室内掃除をしましょう。

今はアルコール消毒や掃除用品もたくさんありますので、床、窓の拭き掃除に加え、おもちゃの消毒や手足を常に清潔に保つことも怠らないよう気をつけてください。



○安全面の配慮も忘れずに!

行動範囲が広がる時期の幼児を担当する保育士は安全にも気を配らなければなりませんよね。
室内が散らかっていると動き回る子どもたちは、事故やけがをしてしまいます。
保育中も常に整理、整とんを心がけてください。
危険なものは手の届かない所や、なるべく引き出しの中など見えない所へ置きましょう。
特に低年齢のクラスでは、机や備品類のかどをカバーするなど工夫しましょう。



○雰囲気づくりも大切

室内を温かい雰囲気やかわいい雰囲気に飾り付けたり、落ち着いた感じにしたりなど、保育室の雰囲気を考えるのも環境づくりのひとつです。
今の保育室の状況にひと工夫しましょう。
子どもの成長や季節に応じて、おもちゃや絵本を見直すのも良いですね。
保育士の腕の見せどころですよ。



◆保育園の入園式当日の留意点



保育園の入園式では、当然、子どもたちもその保護者もある程度緊張して式に臨みます。
そんな中、保育士さんまで緊張していては、その緊張が保護者や園児に伝わってしまい、うまくいくものもいかなくなってしまうなんてことに...。
まずはリラックスして式に臨むことが大切です。
ここでは、保育園の入園式当日の留意点を挙げておきます。



○保護者や子どもたちに声かけをしよう

初めて来る園の中は、保護者も分からないことが多く、戸惑いがち。
困っている保護者がいたら、こちらから進んで声をかけましょう。

保育士から「担任の○○です。
一年間、よろしくお願いします」と名前を名乗り、明るくあいさつします。
「○○ちゃん、泣かないね」「○○くん、えらいね」などと子どもにも声かけをしましょう。

笑顔と節度のある態度、丁寧な言葉づかいで保護者と子どもたちを迎えてあげてください。

忙しそうに、バタバタと動き回っていると、困っていても保護者は声をかけづらいもの。
当日は落ち着いて保護者と子どもたちを迎えられよう、事前準備をしっかりとしておくと良いですね。

このとき、気をつけなければならないこともあります。
保護者の中には高齢の方もいらっしゃいます。
祖父母かな?と思われるときにも、失礼にならないよう「お父さん、お母さん」と声かけをしましょう。



○絶対に間違えてはいけない名前

保育士が一年の中でもっとも子どもの名前を間違いやすいのが入園式です。
今まで見たことも読んだこともない名前ばかりが並ぶからです。

ですが、保護者はわが子の名前が間違われることを一番嫌がります。
晴れの舞台である入園式で、わが子の名前を大きな声で間違って呼ばれ、「一生、忘れません」と言った保護者もいたほど。
保護者にしてみれば、名前の間違いはそれくらい許せない大きなことなのです。

では、間違えないようにするには、どうすれば良いのでしょう。

「みな」と「なみ」、「やまさき」と「やまざき」、「中島」と「中嶋」などと、間違いやすい名前はいくつもあります。
子どもひとりひとりの名前を原本と照らし合わせ、その一文字ずつの文字と読み方の確認を3回するくらい慎重になりましょう。
字が合っていても、「村松」を「まつむら」と呼んでしまうことも起こり得ます。
事前に必ず、一度声に出して読んでおきましょう。

名前の呼び方だけでなく、ロッカーに貼るシールなどの確認もしておきましょう。
一番嫌がる名前の間違いをしないことが、保護者とうまくいくポイントですね。



○自己紹介は元気良く!

保護者に対して、何を話せば良いのか分からないなどと悩んでいませんか。
第一印象はとても大切です。

保護者への初めてのあいさつでは、服装・話し方・接し方など十分な気配りが必要です。
あいさつの内容は前日までに考え、練習しておきましょう。
紙に書いたり、パソコンでプリントを作成して、分かりやすい内容かをチェックします。
内容に自信がないのなら、先輩などに文章を読んでもらい、アドバイスしてもらうといいですね。

自己紹介をし、自分が目指す保育内容をハキハキと元気良く伝えることが大切です。
小さい声や元気がないあいさつだと、保護者も子どもたちも不安になってしまいます。
キャリアが短くても、一生懸命な所を伝えれば、保護者も安心して子どもを預けてくれるでしょう。



○子どもたちを楽しませよう!

だれもが初対面では緊張しますよね。
保育室に初めて入った子どもたちは泣いたり、保護者から離れられなかったりします。
少しでも楽しく過ごせるように、まずはパペットや人形を使い、子どもたちの関心を引きつけましょう。

泣いていても、顔や耳を保育士に向けてくれればいいですよね。
保育士が明るく元気に遊べば、何かおもしろいことが始まったと子どもたちは興味を持ってくれます。

そこで、ひとりふた役で人形との会話を進めながら、子どもたちに園や保育士の紹介をしていくと良いでしょう。

人形に限らず、絵本の読み聞かせや、手遊びなどでもいいですね。
自分の得意な方法で楽しく過ごしてください。
何事も初めが肝心です。
これからの園生活を楽しく過ごせるよう、子どもたちに園は楽しい所だとしっかり印象づけましょう!



◆保育園の入園式直後の子どもとの関わり方



このコラムの最後に、入園式直後の子どもたちと関わるときにぜひ実践してほしい「ありがとう」の魔法についてお伝えしたいと思います。
「ありがとう」という言葉。
実は0歳の赤ちゃんでもジェスチャーなどで伝えることにより理解できるという説もある魔法の言葉なんです。
「ありがとう」と言うことで、子どもたちに優しい気持ちが伝播し、クラスの雰囲気が良くなり、きっと「保育園へ通うのが楽しい」と子どもたちに思ってもらえるクラスになるはず!



○ジェスチャーでもOK

まだ言葉が出ない0歳時でも「ありがとう」の気持ちを伝えることができます。
気持ちを表そうとする素振りが見えたら、その子なりに表せるということを伝えてあげましょう。
おじぎで「ありがとう!」、ぎゅっとハグをして「ありがとう!」、頭をなでなでして「ありがとう!」など、表現の仕方はいろいろありますよね。



○「ありがとう」の気持ちを伝えよう

お友達から「どうぞ」とプレゼントをもらうという状況があったとき、保育士は子どもたちにどんな言葉がけをしたらいいでしょうか?
子どもたちは言わされて言うのではなく、気づいて言葉を発することが大切。
「ありがとうって言いなさい!」と言われ、「あ、ありがとう」と言っても、生きた言葉として心には残りませんよね。
これでは、同じ状況があっても気持ちが動かず「ありがとう」は出てこないでしょう。

例えば、「うれしいね。
プレゼントもらったらなんて言うんだっけ?」などと問いかけてみましょう。
子どもは「ありがとう」の気持ちに気づき、心から言葉が出てきます。



○たくさんの「ありがとう」を子どもに与えよう!

「ありがとう」につながる行動や気持ちの動きを良く見守り、見逃さずにその都度促してあげることが重要です。
同時に「ありがとう」という感謝の言葉を伝える機会をたくさん作ってあげましょう。

さらに、「みんな、だいすきだよ」などと伝え、言われた方にも「うれしい」「良かった」と感じる気持ちを育んでいきたいですね。



◆保育園の入園式=初めの一歩!



保育園の入園式を成功させるために行うべき準備や入園式当日の留意点を中心にお伝えしました。
保育園の入園式というのは、いわば初めの一歩にすぎません。
しかし、その一歩を大切に踏み出すのとそうでないのとでは、その後の運営に大きな差が出てきます。

入園式というのは、保育園に入園してくる子どもたちの門出を祝い、これから楽しく一緒に過ごしていこうねという保育士の温かい気持ちを伝える儀式でもあります。
一生懸命に準備し、対応すれば、きっと子どもたちにも保護者にも保育士の気持ちが伝わり、その後のクラス運営も上手くいくことでしょう。

コラムの最後に記した「ありがとう」の話ではないですが、保護者や子どもたち、他の先生方などみんなに「ありがとう」の気持ちを持って、入園式を迎えられたらいいですね。

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