2017年04月29日

人見知りな子を受け持ったら


赤ちゃんの人見知りは生後6か月から1歳くらいに始まることが多く、1歳児のクラスでは人見知りをするお子さんもいます。
慣れていない保育士さんにとって、そんなお子さんのストレートな態度や言葉にショックを受けることもありますよね。




人見知りな子を受け持ったら



でも人見知りは特別なことではなく、子どもの成長の証!焦らず、じっくり信頼関係を築いて行きましょう。
今回は、人見知りな子を受け持ったらどのような対応をして行けば良いのかをご紹介して行きます。



◆幼稚園や保育園で人見知りをしてしまう子について



◯人見知りの原因は?

一般的に人見知りは対人関係が苦手な人に多いと言われています。

子どもの時人見知りで、大人になったら治ったという人もいれば、大人になってからなる人もいます。

人の気持ちを考え過ぎてしまったり、他社の目線を気にしすぎてしまうことが原因とされることが多いのですが、原因は人それぞれです。

幼少期の経験、トラウマから来ることもありますが、子どもの場合は自分をうまく表現できない、内向的な子が多いようです。

ですが、人見知りだからって悪いことはありません!
人見知りも個性の一つだと理解することが大切です。



◯赤ちゃんの人見知りについて

赤ちゃんの場合は、知っている人と知らない人の区別がつくようになったためにおこるものです。

これは順調に成長している証拠ですから、例えば知らない顔に不安になっている時に
人見知りを治そうと無理に抱かせたりするのは逆効果です。

子どもの成長の証の一つだと思って、暖かく受け入れましょう。

逆に、人見知りをしない子も心配はいりません。

もともとの人懐っこい性格から人見知りをしない子もたくさんいます。



◯人見知りの子ども、どうしたら?

ほんとうに人見知りがひどくなるのは2~3歳になってからです。

そこから保育園や幼稚園に上がっても、人見知りが改善しない子もいます。

人との関わりが増えれば自然と人見知りが治る子もいれば、にこにこ笑顔ではあるけれど、まったくしゃべらない子。

毎朝お見送りの時に泣いてしまう子など、様々です。

大切なのは、まず第一に心配し過ぎないこと。

性格や成長のスピードが人それぞれであることを考えれば、他者との関係性が築けるようになるタイミングも人ぞれぞれです。

大切なのは、親や保育士であろうとも、本人の意思を尊重して、急ぎ過ぎないことです。

大らかな年上のお友達を見つけてあげたり、
少しずつ依存から自立へと導いてあげることが何より大切です。



◆人見知りの子を受け持ったら



◯接し方のコツ

・笑顔でいることを大切に!

人見知りは、知らない人に対する不安な気持ちから生まれるもの。
自分を守ってくれる味方だとわかれば、安心して近づいてきます。
根気よく笑顔で接し続けることで、少しずつ受け入れてくれます。



・話す時は子どもの目線に合わせて

上からではなく、しゃがんで同じ目線で話しましょう。
同じ目線の方が安心して話を聞いてくれます。



・自然体で接しましょう

早く懐いてほしい!と無理して接近し過ぎたり、逆に避ける態度をとったりせず、自然体を心がけ、優しいトーンであいさつをしたり、名前を呼んであげましょう。



・関心を示したタイミングを見逃さずに!

子どもが喜びそうな遊びや楽しい状況を作り、自分自身がその状況を楽しんでいることも大切です。
そうすると、「楽しそうだな」と関心を持ってくれることもあります。



・先輩の保育者に相談

既に子どもとの関係を築いている先輩の保育者に相談し、自分に関心が向くような雰囲気を作ってもらうなど、協力してもらいましょう。



◯注意しよう!

・慣れている子、人懐っこい子ばかりと接するのはNG

接しやすい子ばかりと接していると、人見知りの子との関係性は平行線のまま。

もしかしたら、人見知りの子も自分のことが気になっているかも。


少しでも関心のある態度を見せた時はチャンスです!ことばがけをしましょう。

根気よく見守り続けて入れば・・・
ひとりひとり、ペースは違いますが、人見知りはずっとは続きません。

根気よく見守り続けていれば、いつか心を開き、「先生だいすき!」と飛び込んで来てくれる日も来るはず!その時は、お子さんをしっかり受け止めてあげてくださいね。



◆どう接する!?



◯何もしてないのに、どうして泣くの?!

何もしていないのに、泣いたり逃げたり...。

お見送りやお迎え時、ママにぴったりくっついて見向きもしない子もちらほら...。

新任の先生なら1度はこの試練に直面して、ショックを受けたことがあるのではないでしょうか?

でも大丈夫!人見知りは、その子がちゃんと成長している証拠でもあるのです。



◯人見知りは成長の証

人見知りの子が多くみられるのは、1歳児のクラスです。

これは、人見知りが生後6か月〜1歳くらいに始まるから。

平均的には8か月くらいから始まる子が多いようです。

だから、0歳時クラスからの担任の先生には懐いていても、初めて会った1歳時クラスの担任には見向きもしない...なんてことも。

「自分に悪いところがあるのかな?」と悩んでしまいますが、まずはこの時期の子どもはそういうもの、と割り切ることが大切です。

そもそも人見知りは、脳が発達して「知っている人」と「知らない人」を区別できるようになることから始まると言われています。

知らない人=怖いという気持ちは、「知っている人」=安心できるという気持ちの裏返し。
優しく受け止めてあげる努力が必要です。



◯まずは焦らず

人見知りの子の担当になったら、まずは焦らないこと。

子どもが「この人は怖くない」「守ってくれる」と理解するまで、根気よく笑顔で接しましょう。

何かする時には必ず声をかけてあげて。

すぐに結果が出なくても大丈夫。
子どもは徐々に、受け入れてくれます。



◯大逆転の必殺技?!

それでもなかなか懐いてくれない...そんな時は必殺技の出番。

子どもが懐いているママや先輩保育士の力を借りましょう。

この時期の子どもは、ママや身近な人を通して相手が敵なのか味方なのかを判断しています。

見知った人が笑顔で楽しそうに接していれば、その人のことを「味方」とみなすのです。

子どもが懐いている人に「○○先生だよ」「とても優しいよ」とアピールしてもらいましょう!



◯これはやっちゃダメ

子どもの方から関心を示してきたら、絶好のチャンス!
それまでは避け過ぎず、近づき過ぎず笑顔で接することを心がけましょう。

「泣かせたらどうしよう?」とビクビクしながら無理に近づいても、子どもは敏感にその気持ちを察します。

自然体で明るい先生なら、子どもの方から関心を持つはずです。

一番避けるべきなのは、人懐っこい子にばかり構って人見知りの子を避けること。

いつまで経っても仲良くなれず、お互いに苦手意識を持ってしまうと修復には長い時間がかかってしまうことも...。



◆見守り続けたその先に...



いかがでしたか?
新人保育士にとっては、人見知りをする子とどのように接すれば良いか戸惑うこともあると思います。

しかし、安心してください。
人見知りの期間は長くは続きません。

人見知りの子との関わり方に悩み、腰が引けてしまいがちになることもありますが、時間が解決してくれると信じて、自然体でいることを心がけてみてください。

時間が経てば、その子の方から「先生!」と駆け寄ってきてくれる日が必ずやって来ます。
その日まで、笑顔で子どもの気持ちに寄り添いながら、見守りながら関わって行きましょう。

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