保育士のお給料は、一般的に見てとても安い方です。
ですから、お給料だけでなんとか生活しよう…というのはなかなか難しい話。
ですが、保育士には各種手当てがありますので、そこまで悲観しなくていいかも?
というわけで今回のコラムでは、保育士がお給料以外にもらえる手当について、ご紹介いたします!
■保育士がもらえる手当その(1)保育士資格手当て
保育士資格手当とは、保育士資格を持っている人に対して支払われる手当のことです。
そもそも保育士資格は国家資格なので、取得するのは容易ではなく、そのため有資格者であることはそれだけ厳しい勉強や訓練をくぐり抜けてきたことを指します。
そして、国家資格に値する働きができることを指します。
そう考えると、資格手当てがもらえるのは妥当な気がしてきませんか?
しかしながらこの資格手当、すべての保育園で支給されているものではありません。
転職の際には、先に募集要項などで資格手当の有無を確認しておいたほうがいいでしょう。
■保育士がもらえる手当その(2)特殊業務手当て
特殊業務手当とは、行事などに対する手当のことをいいます。
資格手当と同じくらい、保育士らしい手当とも言えるでしょう。
保育士の場合、お遊戯会や運動会などの行事の準備は、忙しい通常業務と平行しておこなうため、かなりの負担を強いられます。
そういった行事に対する対価がこの手当です。
ただしこちらの手当も保育園によって、支給されるか否かはまちまちなので、きちんと確認しておきましょう。
■保育士がもらえる手当その(3)賞与
景気の変動などに左右される一般企業と違い、保育園の場合は決められた月謝があるため、収入が比較的安定しています。
そのため、保育士に賞与を出す保育園は多めです。
公立保育園の場合、基準給与の4カ月分もらえることが多いようです。
私立保育園ですとそれよりは少なめ、認可外保育園ですと出ないところが多くなります。
■保育士がもらえる手当その(4)役職手当
主任保育士になると、役職手当がつく保育園がほとんどでしょう。
その他、園長などの管理職も役職手当がつきます。
手当がもらえる以上、その役職の責任はとても重いものです。
■保育士がもらえる手当その(5)通勤手当
勤務先の保育園までの電車代、バス代なども、手当として支給されるのが一般的です。
ただし園によっては「2万円まで」のように上限が定められていることもありますので、注意が必要です。
■保育士がもらえる手当その(6)住宅手当
実家を出て保育士をしている場合など、家賃を補助してくれることもあります。
こちらも「上限3万円まで」のように、上限額が定められていることが一般的です。
また、厳密には手当とは異なりますが、職場に近い社宅を用意してくれることもありますね。
そういった社宅ですと、家賃は一気に安く済ませることができます。
いかがでしたか?
手当をもらうことができるかは、勤務する保育園次第です。
もし、別の保育園に転職しようと考えているならば、
こういった手当がもらえるのか確認してから応募するか、面接の場などできちんと聞いてみましょう。