夏に保育園で取り入れられるのが水遊びですよね。ただどんな遊びを用意すればよいのか、アイデアが思い浮かばない保育士さんもいるかもしれません。今回は夏にぴったりな水遊びのアイデアをまとめたので、保育園で取り入れる際に役立ててみてくださいね。夏らしい遊びを通して子どもたちといっしょに季節を感じましょう。
暖かい時期になると園では水遊びのシーズンになりますね。夏の間毎日プール遊びをしていると、保育士も子どもたちもだんだん飽きてきてしまうことも…
そこで今回は子どもたちの大好きな水遊びのアイディアをご紹介します。
水遊びの注意
水遊びは夏場を盛り上げる楽しい遊びです。
幼児期においては、子どもたちを水に慣れさせるのが最も大きな目的と言えますので、なるべく自由に遊ばせて、水に親しむ機会を存分に与えましょう。
ただ保育士の仕事としては当然のことながら、事故は絶対に避けなければならないのが大前提です。
水遊びをする日はいつもより念入りに視診を行い、子どもの様子がいつもと違うときは無理して水遊びをさせないよう、健康管理に気を付けましょう。
水遊びを盛り上げる手作りおもちゃ
通常のプール遊びに飽きてきたら、手作りおもちゃを登場させてみましょう。
簡単に作れるものばかりなので、ハサミを使うところは保育士がやり、残りは子どもたちと一緒に制作しても楽しいですね。
(1) 牛乳パックボート:
用意するもの:
牛乳パック、ハサミ、ビニールテープ、油性ペンやシール
作り方:
1. 牛乳パックをハサミで開け口の部分から縦半分に真っ二つに切る。(保育士)
2. ビニールテープを側面に貼り、油性ペンやシールなどで自由に飾りつける。
オリジナルのボートをプールに浮かべて遊べば盛り上がること間違いなしです。
(2) ペットボトルバケツ
用意するもの:
ペットボトル、ハサミ、キリ、ビニールテープ、モールやすずらんテープなどのひも類、油性ペンやシール
作り方:
- ペットボトルの飲み口を含む上半分を切り落とす。(保育士)
- 手を切らないよう、切り口をビニールテープでカバーする。(保育士)
- 切り口から2~3cm下の左右2カ所にキリで取っ手を通すための穴を開ける。(保育士)
- 穴にモールやひもを通してしっかりと結び、余白の部分は油性ペンやシールなどで自由に飾りつける。
バケツで水を汲んだりするだけでも楽しいですし、プール以外でも水を入れてバケツリレーをしたり、夏には園庭に打ち水をしたりして遊べます。また、バケツのそこにいくつか穴を開ければジョウロとしても遊べます。
ペットボトルを切る作業や、穴をあける作業は手を切る危険があるので、(保育士)と書いてある工程は保育士が行いましょう。
水遊びのアイディア(1)スーパーボールすくい
ここからは水遊びのアイディアをご紹介します。
まずはプールで遊べるスーパーボールすくいです。
夏祭りなどでもよく見かけるスーパーボールをすくいですが、
園の大きなプールに色とりどりのスーパーボールを入れるだけで子どもたちは大盛り上がり。
宝探し気分でスーパーボールをすくいます。先ほどご紹介したペットボトルバケツを使ってもいいですね。
スプーンやおままごとのお玉などで、スーパーボールをすくってバケツに入れ、またプールに戻しての繰り返しで案外長い時間遊べます。
保育士の注意点としては、低年齢の子どもたちがボールを誤飲しないよう見守ることも忘れずに。
水遊びのアイディア(2)水でおままごと
もう一つお勧めしたいのが水で遊ぶおままごとです。
遊び方は簡単で、お水を張ったバケツをいくつか用意します。さらにおままごと道具も一式準備します。お水を使って思い思いにおままごとをして遊びます。
実際のお水を使って遊ぶおままごとは、水の質感、温度、重さなどのリアリティがあり、スープづくりやジュースづくり、食器洗いなどが本格的に楽しめます。
バケツごとにいろんな色の食用色素を入れてみるとさらに盛り上がります。
色同士を混ぜると何色になるか、知的好奇心を育てる遊びにもなりますね。保育士としてはここでも誤飲に注意します。
他にもお洗濯ごっこもできます。
ハンカチやタオルなどをじゃぶじゃぶ洗わせてみるのも、普段なかなかできない体験で子どもたちは夢中になります。
水遊びのアイディア(3)大きなシャボン玉
最後にご紹介するのは園ならではの大きなシャボン玉作りです。
これはプールの日でなくても、大きなタライやビニールプールがあれば遊べます。
大きなタライやビニールプールにシャボン液を張り、針金ハンガーを曲げて毛糸や布を巻いて作った輪やフラフープを浸し、思い切り持ち上げると大きなシャボン玉ができます。
丸い輪だけでなく、ハートや星形、いくつもつながった小さい輪など、さまざまな形の針金で試してみるととても楽しいですよ。
また、子どもをプール中のフラフープ内に立たせて輪を持ち上げれば、大きなシャボン玉の中に子どもを入れることもできます。シャボン玉が大好きな子どもたちは大喜び間違いなしです。
何度も繰り返しになりますが、くれぐれも誤飲には注意しましょう。
シャボン液がついた場所は、遊んだあとよく洗わせるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
楽しい水遊びも毎日やるとマンネリになりがちですが、少しでも変化を付けて毎日楽しめるといいですね。事故に注意して、楽しく元気に遊びましょう。