岐阜県可児市の保育士求人一覧

可児市には2021年3月時点で、公立保育所が4園、私立保育所が6園、私立認定こども園が1園、小規模保育事業所が4園あります。2021年度、岐阜県全体の保育士有効求人倍率は2.67倍であり、全国平均に近い数字です。2020年4月のデータによると、可児市の待機児童数は前年度「1名」から「0名」と解消しています。今後も女性の就業率の上昇や幼児保育無償化の影響で、保育ニーズが高まることを見込んでいます。そのため私立保育園を開園するなど対策を行い、利用定員数の増加を図っています。このようなことから可児市では今後も保育士さんの需要が大きい地域となることが予想されます。

2020年度、岐阜県全体における保育士の月の平均給与は、男性が29万1300円、女性が23万2400円であり、男性は全国平均を上回っています。可児市在住の潜在保育士さんは、岐阜県が行っている「保育士就職支援資金貸付事業」を利用することができます。この制度は、就職のために必要な費用を貸付けしています。2年間継続して勤務に従事することで資金の返還を免除しており、保育士さんの費用負担を軽減することを目指しています。また、「岐阜県保育士・保育所支援センター」では、現役の保育士さんのキャリアアップを支援するための研修を行っています。乳児保育や衛生対策など、保育の現場に欠かせない内容について知識を深め、保育現場の質の向上を図っています。可児市では、保育士さんの就職支援や就労後のサポートに力を入れており、保育士として働きやすい環境にあるといえるでしょう。

可児市は、子育て支援を積極的に取り入れています。乳幼児から中学生の子どもがいる家庭を対象に「乳幼児学級・家庭教育学級」を開催しています。子どもの発達にあった乳児との関わり方について、情報提供を行っています。「子育て支援講座」では、参加する子育て中の家庭が地域との繋がりが持てるよう、情報交換をしたり、イベント開催をしたりしながら地域交流の場として活動することを大切にしているようです。また、地域で子育てを相互援助する事業として、「可児市ファミリー・サポート・センター」を展開しています。センターでは、保育施設や小学校への送迎ほか、保護者が冠婚葬祭などの急用がある際に子どもを預かる支援を行っています。地域主体で子育て支援を行う体制を整えている可児市は、保育士さんがスキルを発揮できる場が多くあるかもしれませんね。

可児市は岐阜県の南にあり、愛知県との県境に位置しています。市内には在来線や鉄道、高速道路が走り、鉄道や車ともに名古屋市まで約1時間でアクセスできるなど、交通網が充実しているようです。名古屋市のベッドタウンとして発展してきたエリアですが、国指定の古墳といった遺跡や城跡などが点在する歴史ある街でもあります。複数の川が流れる自然が豊かな可児市にはウォーキングルートが整備され、名所や自然の風景を楽しめるでしょう。保育士さんもお休みの日には、ウォーキングやサイクリングなどで身体を動かしたり、お気に入りの名所でリフレッシュを図ったりできるかもしれませんね。