愛知県岡崎市の保育士求人一覧

岡崎市には2021年9月時点で、公立保育所が35園、私立保育園が19園、公立認定こども園が3園あります。2021年度、愛知県全体の保育士有効求人倍率は2.42であり、全国平均を下回る数字です。岡崎市では保育施設の入所申込者数が増加しており、2021年4月のデータによると、待機児童数は前年度の「0人」から「72人」に増加しています。そのため保育のニーズが高まっており、今後も保育士さんの需要は伸びていくことが考えられるでしょう。

2020年度、愛知県全体における保育士の月の平均給与は、男性が29万3500円、女性が25万5700円であり、男女ともに全国平均を上回っています。岡崎市内に住む潜在保育士さんは、県が実施する「就職準備金制度」を利用することができます。この制度は、県内の保育施設に採用が決まった場合、就職に必要な準備金として最大40万円までの貸付を行っています。また、週20時間以上、2年間の継続勤務をすることで、貸付金の返還を全額免除しています。その他にも、保育士資格取得を目指す方を対象に「保育士修学資金貸付制度」を行っており、最高160万円の貸付を受けることができます。学校卒業後1年以内に保育士として資格登録を行い、保育施設で5年以上働くことなどを条件に、貸付金返還が免除されます。岡崎市は経済負担を減らす施策を積極的に推進し、高まる保育ニーズへの対応策を強化していると考えられます。

岡崎市では、積極的に子育て支援を実施しています。総合子育て支援センターでは、育児情報の提供、子育て講座などを実施しており、保護者同士が交流を図れるサークル活動などにも取り組み、子育て家庭の支援にあたっています。利用者支援として、保護者が抱える子育ての悩みや疑問を保育コンシェルジュなどがヒアリングし、一人ひとりに合った支援サービスの提案を行っています。また、昼間に保護者が就労などの理由で家庭を留守にしている場合、小学生の子どもを対象とした「児童育成センター」や「民間児童クラブ」を設けています。最大19時まで開所している施設もあり、子どもが安心して過ごすことができる生活の場を提供することで、地域の子育て家庭のサポートに努めています。岡崎市では、子育て世帯が地域から孤立することのないよう、さまざまな支援に取り組んでおり、保育士として働ける支援現場の幅も広がるエリアといえるかもしれないですね。

岡崎市は、古くは城下町として栄え、近年では自動車関連産業の発展とともに人口が増加し、中核市として現在も発展を続けています。愛知県のほぼ中央に位置し、鉄道で名古屋市まで約30分、豊橋市まで約20分でアクセスできるようです。市内には大型商業施設が点在しており、日々の買い物に困ることはなく、暮らしやすい街といえるでしょう。交通面では在来線が開通しているほか、路線バスが運行しており、保育士さんの通勤やプライベートの際の移動手段として活用できるかもしれません。