保育士を辞めたあとに資格や経験を活かして働ける仕事には何があるでしょうか。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事のほかにも、一般企業での事務や保育園運営会社での本社勤務という道も選べそうです。今回は、保育士を辞めたあとに働ける場所を5つ紹介します。これまで培ったスキルを活かして、新しい職場へチャレンジしてみましょう。
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■目次
保育士を辞めたあとに働ける仕事とは?
保育士を辞めたあと、どんな仕事に就こうか悩む方もいるでしょう。
保育士さん
仕事量が多くて、ずっと保育士を続けられるか不安です。でも、辞めた後にどんな仕事をしたいのかはまだはっきりしていません。
保育士さん
子どもは好きだけれど結婚や出産を考えると、保育士の仕事と家庭を両立できるのかと悩んでいます。担任業務は責任が重いし...将来のことを考えると心配です。
保育士は専門職のため、辞めたあとの転職先・就職先について悩むことも多いかもしれませんね。
保育士資格を活かせるさまざまな道があることを知っておけば、今後のキャリアの選択肢が広がりますよ。
異業種の仕事など保育士経験を発揮して活躍できる場所は多数あるので、今回の記事を読んで今後の転職先の視野を広げてみてくださいね。
では、早速保育士を辞めたあとに働ける仕事を見ていきましょう!
保育士を辞めたあとに働ける場所1.放課後児童クラブ
保育士を辞めたあとに働ける場所の1つ目が放課後児童クラブです。
放課後児童クラブとは?
放課後児童クラブは、正式名称を「放課後児童健全育成事業」と呼びます。
児童福祉法に基づき、保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学生児童に対し、放課後に小学校の空き教室や児童館などを利用して適切な遊びや生活の場を与え、子どもの健全な育成を図る事業です。
市区町村や社会福祉法人などによって設置・運営されており、2023年5月時点で全国に2万5807施設あります。
放課後児童クラブで働くメリット・デメリット
メリット
放課後児童クラブは小学生に対して遊びや学習の指導などを行なう場所です。
そのため、保育士として子どもたちと接してきた経験を活かすことができるでしょう。
また、小学生を相手にするため、幅広い年齢の子どもたちと関わりたい方にとってはメリットと言えそうですね。
デメリット
放課後児童クラブは夏休みや冬休みなど、学校の長期休みの期間も開所しています。
そのため、世間的な長期休暇の期間にまとまった休みを取るのが難しいかもしれません。
放課後児童クラブに興味がある>
保育士を辞めたあとに働ける場所2.家庭的保育事業
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保育士を辞めたあとに働ける場所の2つ目が家庭的保育事業です。
家庭的保育事業とは?
家庭的保育事業とは「子ども・子育て支援新制度」によって地域型保育事業の一つに位置づけられた認可事業です。
保育者の自宅や専用スペースなどで小規模の保育を行なうのが特徴で、主に0歳児~2歳児までを預かります。
家庭的保育事業を行なうには、家庭的保育者になり個人事業主として開業する必要があります。
保育士資格を持っている方は、市区町村が実施する家庭的保育者研修を修了すれば家庭的保育者になることが可能です。
家庭的保育事業で働くメリット・デメリット
メリット
保育士としての経験を活かせるのが一番のメリットでしょう。
また、家庭的保育は自宅でできる仕事なので、通勤にかかるコストを抑えることができます。子育てや家事との両立を目指す方にとっては働きやすいかもしれませんね。
デメリット
家庭的保育事業を行なうには、個人事業主として開業する必要があります。
個人事業主になるにあたって、申請や書類の提出など事務手続きが必要になるため、仕事を始めるまでのハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
保育士を辞めたあとに働ける場所3.ベビーシッター
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保育士を辞めたあとに働ける仕事の3つ目がベビーシッターです。
ベビーシッターとは?
ベビーシッターとは、利用者の自宅などで保護者に代わって子どもの世話をする仕事です。
預かる子どもの年齢は0歳~12歳までで、遊び相手になったり勉強を教えたり、習い事や保育園への送迎をしたりと、依頼内容にあわせてサービスを提供します。
ベビーシッターとして働くには、派遣会社への登録やマッチングサービスを活用する方法が主流ですが、なかには個人事業主として開業して働く方もいるようです。
ベビーシッターとして働くメリット・デメリット
メリット
ベビーシッターとして働くメリットは、自分の都合に合わせて働けることでしょう。
短時間の預かりから長時間まで、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことができます。
また、保育士のパートやアルバイトよりも時給が少し高めに設定されているため、効率的に収入を得たい方にとっては魅力的かもしれません。
デメリット
1人で子どもを世話することになるため、何かあったときに自分だけで対処しなければならないという責任の重さがあります。
また、基本的に時給制で定期的に仕事があるわけではないため、リピーターを獲得して収入が安定するまでに時間がかかるのもデメリットと言えるかもしれません。
ベビーシッターに興味がある>保育士を辞めたあとに働ける場所4.託児所
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保育士を辞めたあとに働ける場所の4つ目は託児所です。
託児所とは?
託児所とは、保護者の利用ニーズにあわせて子どもの預かりを行なう施設です。
明確な定義がされているわけではないものの、一般的には認可外保育施設に分類されるようです。
事業所内保育施設や病院内保育所、ベビーホテルなども含まれるほか、一時保育を行なうために美容室や商業施設の中などに設けられているスペースも託児所と呼ばれています。
保育時間や預かる子どもの年齢などは施設によってさまざまです。
託児所で働くメリット・デメリット
メリット
一時的な預かりを行なうタイプの園では、行事やイベントなどは行なわれません。またクラスもないため、指導計画の作成など事務業務が少ないのもメリットと言えるでしょう。
少人数で保育を行なうことが多いため、落ち着いた雰囲気で子どもたちと関わりたい方にはぴったりかもしれませんね。
デメリット
一時保育をメインで行なう託児所は継続的な利用が見込めないこともあり、経営が不安定な場合があるようです。そのため、雇用の面で安定性に欠けるおそれがあります。
また、毎日子どもの年齢や顔ぶれが変わるため、仕事に慣れるまでに時間がかかることもあるかもしれません。
託児所で働いてみたい>保育士を辞めたあとに働ける場所5.一般企業
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保育士を辞めたあとに働ける場所の5つ目は一般企業です。
一般企業で保育士資格を活かせる仕事を紹介します。
接客スタッフ
子ども向けの玩具店や洋服店のスタッフとして働く道があります。
たとえば、保育士として働いてきた経験をお客さんとのセールストークに活かせるかもしれません。
また、アミューズメント施設やレジャー施設のスタッフに転職するのもよいですね。子どもに合わせた話し方や接し方が求められるので、保育士として培ったスキルを発揮できそうです。
習い事の講師
保育士を辞めたあとも子どもと関わりたい、得意を活かしたいといった方は、ピアノや英語など子ども向けの習い事の講師として働くのもよいでしょう。
書道の先生などは自ら教室を開けば自宅でできる仕事であるため、経験を積んで独立する選択肢もありますね。
保育系記事のWEBライター
保育系の記事を執筆するライターになる道もあります。
保育者やパパママ向けの記事を配信しているメディアの運営会社へ転職すれば、執筆業務において保育士経験を活かせるでしょう。
また、企業によっては在宅ワークが可能なケースもあるうえに、将来的にフリーランスになれば自宅でできる仕事です。家庭やプライベートとの両立を図りたい方に向いている働き方と言えますね。
保育園運営会社の本部スタッフ
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保育園を運営する会社で本部スタッフとして働く選択肢もあります。
保育士として実際に現場を見てきたからこその視点や培ってきたスキルを発揮して、保育園の運営をサポートできるでしょう。
本部スタッフには事務や営業、人事などさまざまな職種があるため、これまでの経験を活かせそうな仕事にチャレンジしてみるのもよいですね。
保育園の本社勤務に興味がある>出典:2023年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況/こども家庭庁
保育士を辞めたあとも、キャリアを活かしてさまざまな場所で働ける!
今回は、保育士を辞めたあとに働ける仕事を紹介しました。
ベビーシッターや託児所で働けば、子どもとふれ合いながら保育士資格を活かして働くことが可能です。
また、在宅ワークが可能なWEBライターや保育園運営会社での本社勤務など、異業種の仕事であれば保育士経験を発揮しながら働けるでしょう。
今回紹介したように、保育士を辞めたあとでも働ける仕事はたくさんあるので、今後の働き方の参考にしてみてくださいね。
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